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百花繚乱~一日一作短編集~  作者: 飛鳥井 作太


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たまにはね?(百合。先輩×後輩。有田×白山)

 ……ちゅ

 ふと思い立って、恋人の頬にキスをした。

 休日の昼下がり。家でだらだらと映画を見ている最中に、思い付いた戯れだった。

 恋人は驚愕した顔でこちらを見ている。

「……え、なに」

「恋人からのキスに、そんな顔します?」

 エイリアンでも見たみたいな顔してますよ、と言ってやれば、

「こんな何でもない瞬間にちゅーなんてさ。いかにも恋人〜的なことをやるタイプじゃないでしょ、ハクは」

 そりゃ驚きもするよ、と彼女が言った。

「嫌なら、もうしませんけど」

「いやいや。嫌とか無いから。嬉しいから。何ならもう一回して欲しいから」

「あ、それはちょっと」

「ほら、そういうところ!」

 彼女は笑いながら、私の頬に「お返しだ!」とまるで仕返しするようにキスをした。


 END.


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