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動乱の霹靂  作者: UC


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4/9

Ep.3 順応

遅くなり、申し訳ございません。

仕事と子育てに追われて・・・・。

何とか頑張って更新します!

拙い作品ですが、よろしくお願いいたします。

Ep.3 順応


銀髪をなびかせながら少女は尋ねる。

「どう?決心はついた?」

まず確認だが、本当に怪我、というか両手の欠損は治るんだな?

「大丈夫よ!すぐには無理だけど・・・」

まあ、治るなら文句は言わない。よろしくお願いするよ。

「やった!初めてのお供だわ!」


そう言って、マリは少年の体を支えて抱き起す。


そしたら、まず何をすれば良い?

「そうね・・・。まず、魔力の動かし方を覚えてもらおうかな」

どうしたら良い?

「うんっとねー。魔力自体は持っていて、何ならすでに他の人よりも多いから、コツさえ掴めばすぐだと思うんだけどね・・。私はやったらできたから・・・・。というか、もう既に体を循環しているよ?」

そんなことを言われてもなぁ。まず、魔力ってなんだ?何か魔力って言葉は知っているが、どういうものかは知らないというか、なんか説明し難いがそんな認識なんだが・・・・・。

「んん・・・・。そんな体系的に整理している人いるのかな?空気中に魔力があって、休んだら回復するものって認識かな。」

感覚的だな・・・・

そもそも、前生きていたと思われる世界に魔力なんてものはなかったように思うんだよ。

「そうだね・・・。私もこの世界に来たときは使えなかったし、その認識であってるんだと思うよ。」

それでだ。まず魔法を使ってみてくれ。

「分かった!えいっ、’ファイヤー’」


マリが意気込むと、目の前の空気が蜃気楼のごとく少しゆがみ、真っすぐに火柱を挙げた。


「こんな感じだけど、どう?何かつかめた?」

なんか、少し空気がゆがんだと思うが、もう一度やってもらって良いか?

「分かった!えいっ、’ファイヤー’」


再度、空気がゆがむ。


また空気がゆがんだように見えたな・・・・・。

「そうかなー。気にしたことなかったな。」

魔法は誰から習ったんだ?

「君と同じように最初人から捨てられて、それを見つけてくれたおじいちゃんに。魔法を教えてくれた後に知ったけど、第2世代の英雄とか言われていた人みたい。」

どうやって使うかとか、そういったことも習ったのか?

「そうだねー。魔力を動かせた後は、呪文と、魔力の動かし方を習ったかな!」

魔力の動かし方?

「そうそう、魔法は呪文は別にいらなくて、魔力をどういった感じで動かすかが大事なんだよ」

なるほど、魔力の『動かし方』か。魔力自体の正体は分からないけど、仮に今回の’ファイヤー’が魔力で何かを動かして起こったとしたら・・・・。


少年は、空気を円状に回すイメージを持つ。


俺の魔力はどこに循環しているんだ?

「そうだね・・・。今は腕の切り口に集中してるかな!」


そう言われ自分の腕を見ると、両手の皮膚下の骨や筋肉、動静脈といった構造が見えているわりに、一切出血していないことに違和感を覚える。


俺って全然出血していないよね?

「魔力を持っている人間は切られても血は出ないよ?」

そんなことがあるのか?多分だが、魔力で出血しないようになってるよな?

「そうそう、魔力が両手を覆ている感じだね!」


血管の断面に意識を向ける。すると、言葉にはできないが、’何か’が集まっているのを感じる。そして、それを少し体の外に放出するようにイメージする。すると、先ほど集まっていた’何か’は腕の先に少し飛び出る。


「そうそう~、いまいい感じに魔力が出せているよ!」

なるほど、これが魔力か・・・・。


魔力を知覚したとたん、突然心臓の拍動を感じるように、魔力が全身の血管を駆け巡っていることを自覚する。


うわ、なんか気持ちわる。

「時期になれるよー。それより、おめでとう!これで魔力が動かせるようになったね!」

まあな。これなら火柱くらい出せそうだな。

「そんなには簡単じゃないよー」

ようは、魔力で動かして火を出した、言い方を変えると、魔力を利用して火を作ればいいんだろう?


そう言って、少年は知覚したばかりの魔力で目の前に魔力で包んだ空間を作り、大気、風、その他一切の影響を受けないように意識する。そして、沈んだ約5分の1くらいの空気を中心にさらに魔力で包む。また、魔力で空気を動かし、上昇気流を発生させ草木を巻き上げる。そして、酸素、草木が重なったところで魔力同士を衝突させて火花を起こす。すると、マリよりもやや黄色い火柱が起った。


「すごいね・・・・。私の目に狂いはなかったようだね・・・・。一回みただけで魔法を覚えたの?」

「そんなんじゃないよ。ただ、魔力を使って燃焼反応を起こしただけだよ」

「よくわからないけど、すごいよー。というよりか、声が!」

「まあ、魔力が何かは分からんが、とにかく声帯の代わりに空気を振るわせれば良いわけだ」

「私が教える事ないじゃん・・・。」


そう言われ、マリはぷんすかと少年を小突くのであった。

いい加減進めないと、ずっと草原にいる

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