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後悔しているから、僕は全部殺す。  作者: 鬼羅
1日目、遊戯開戦。
7/39

雷と竜、鉄の雨で踊りなさい。




私は、それなりの高校に通ってたんだ。

それなりの家庭で、それなりに友達がいて。

……まあ、後悔と言えばボーイフレンドが居なかった事くらいかな?


あっ、ねえトーキ! 私と……痛い!

ごめんごめん……それで、どこまで行ったっけ? フラれたとこまで?

あ、そこまで言ってないし言う必要は無い、と……はーい、そうしまーす。


……それで、まあ私はこう見えて美人で通っていたからさ、高校に入った私はチアに入った訳さ。

コネもなんも無かったから、平部員なんだけどね。


……え? チアにそんなものあるのか、だって?

甘いねぇ……これだからジャパニーズは……あはは、ごめんごめん、冗談だよ、怖い顔しないでってば。

んで、ある日ある時の帰り道のお話し、帰宅している私は公園で遊んでる子供とあった訳ね。

それでさ、ほんのちょっとだけ童心に帰って遊んだ訳……ほんのちょっとだよ?


……で、問題は次の日。

またまた帰り道、その子に会ったんだよ。道路を挟んでね。

…………私の死因、見たんでしょ?

まあ、その通り……ありきたりなんだけど、庇って死んだんだね。

いやぁ、即死で良かったなぁ、って。




―――★―――




「……なるほどな」

興味本位……等ではなく、ただ単純に確信が欲しかった。

この女が裏切らない、という確信。


「トーキはさ、いつかは話してくれる?」

「……気が向いたらな」

まあ、積極的に話したい内容じゃあないが。

「…………ねえねえ、一枚、あげる」

突然、二対の羽を持つ竜のタトゥーシールを渡される。


「トーキってば、小心者だからさ……これで、もう少しくらいは信用してくれたかな?」

……ばれていたのか。

「えへへ……男の子の友達って私初めてだからさ」

「…………わかった、もう疑わない……俺とお前は、仲間だ」

その証の様に、タトゥーシールを受け取る。


「……さってっとぅ、もうあっちも起きたかな? 行こっか!」

「ああ、そうするか」

シマもティアゴも待ってるだろう……。


―――そう思っている時、垣根の向こうから、叫び声が聞こえる。

「おいおいおいおいおい! ありなのか!? 「コレ」は!?」

―――その叫び声の後、目の前に現れたのは―――。




―――★―――




……クソ、クソ、クソ……。

俺が、死んだ? ……ふざけるな、ふざけるなクソッ!

「あっぁぁあああぁぁぁぁぁあぁあああ!!!」

叫びながら、拳を矢鱈めったら振り回す……それでも、憤りは消えない。


「ふざけるな……ふざけるなよクソが! ……やってやるよ、殺ってやらぁ!」

殺してやる……そもそもコッチャァはなから「戦争」しに来てんだ……。

死んだんなら、皆殺しにして生き返ってやるよ……っ!


「……行くぞ、『帝國ノ翼(ワガツルギ)』……こんどこそ皆殺しだ……っ!」

全部全部、蜂の巣だ……最初っから、目的は変わんねぇ。




―――★―――




「うお、ぉおぉぉぉおっ!?」

……これは、ちょっと予想外だな……。

「……ね、ねえ……どうするトーキ君」

不意に後ろから声を掛けられる……シマだった。


「無事だったのか……そうだな、考えるべきだな」

「ねえ、私は? 私はどうすれば良い?」

「……そうだな……リサ、お前もティアゴと一緒にアレの攻撃の的になってくれ」

的が一つよりも、二つの方が命中し辛いだろう。


……それにしても、なんでティアゴの奴はリサのシール無しに攻撃を避けているんだ。

「そ、それで、どうする?」

……どうするも何も、コイツ等二人のITEMは不明。

それも明かす気も無いだろう……っち、裏のかき合いの弊害だな……。

肝心なこの時に満足に連携も取れない……。


っと……こんなところでボヤいている暇はない……。

……流石の『青天(Blood day)』でも「アレ」は作れないだろう……。

それに、出来たとしたら一体いくら血をコイツに吸わせるハメに……。

四人が貧血で死んでも、まだ足りないかも知れない……いや、冗談じゃなく。

「……さて、俺はどう動くか……」




―――★―――




「あっはっは……いやぁ、やっぱりあの辺りも範囲に入れて良かったね!」

いい感じにカオス、良い具合に戦争、いい塩梅に強欲、いい調子に自己中。

「……まあ、ITEMの破格さでいったら……古城 求道君はかなり破格だ」


このITEMは二つの種類に分類される……「死因」か「お気に入り」かだ。

「確かに、条件は満たしてるけどさ、両方とも……いっやぁ、それにしてもずるいずるい」

流石に調整間違えたかな?

っま、栄えある一回目だ、トライアンドエラーの精神でいこう。


なんでも教訓、なんでも反省すればいいのさ。

「……さぁて、頑張ってよリサちゃん……応援してないけどさ」

君はあの「パン悔い狂騒」で積極的に参加してくれたしさ……割りとお気に入り、かな?

「あはははは! まあ4人がかりで行けば「ゼロ戦」の一機や二機は簡単だよねぇ!? あははあはは!」




―――★―――




「っぎゃぁぁぁ! ケツ、ケツに被弾!」

「が、頑張ってティアゴ! 私も走るから!」

「この馬鹿共! 何の為に二人にさせたと思ってる! ばらけて走れ阿呆共!」

「お、落ち着こうトーキ! 僕らが慌てたらこの4人はお終いだ!」




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