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後悔しているから、僕は全部殺す。  作者: 鬼羅
1日目、遊戯開戦。
13/39

水面の戦場、加速する輪舞。



「あのー、私そう言う趣味はないんだけど……」

「……そう? 残念」

まあ、どうでも良いんだけどさ。

私は小さい女の子の方が好きだし。

……巨乳すぎよね、まあそれも良いんだけどさ。


「ドラゴンバスターねぇ……多分身に着けるタイプだと思うんだけど……」

「っきゃ、いやん! 変な所触らないで!」

変な所って……上着のポケット触ってるだけじゃない……おっぱいは触ってるけど。


「……なぁるほどぉ」

身体能力の向上ね……。

んん? これ、上手く使えば……あんの透明女ボコボコにできるくない!?

うぉっしゃぁ! んじゃあちょっと利用しよっと!


……そうだ、いっちょ試してみよう。

「さて、ちょっと暴露してみよっか」




―――★―――




「……下の様子はどうだ?」

「んー……苦戦してるみたい」

当たり前よねー、そう仕組んだんだもの。


えっとぉ、あの子の報告によればぁ……。

シマ君のITEMは未だ分からないけどー、まあそれとなーくティアゴ君とコンビ組ませたしぃ?

特に電撃相手じゃ、5thちゃんじゃあキツイんじゃぁ無いかにゃぁ?

「……まあ、余裕でしょ」

敵さんがねぇぇ!

ぷふふふふ!


この陰険男に惚れられるなんてまっぴらよ!

さっさと悪人らしく殺されちゃえー。

「……あの女……9thなら、二三人は殺すと思うが」

「そうだねぇ」

無理じゃないかな?

アイツの、ことごとくリサちゃんと相性悪いしぃ?


「それで……アイツ等はどうだ?」

やれやれ、人使いの荒い男だよ。

サル目ヒト科ヒトヅカイアライ属なんじゃないかしら。

「えっとぉ……5thちゃんは善戦、4thくんも……まあ善戦? て言うか9th以外優勢だね」

……おやおや、おっかしぃぞぅ?


折角せっちんぐしたってのにさぁ……っちぇ。

っま、どうでも良いかぁ。




―――★―――




(……さて、どう攻めようかしら?)

ゆっくり地べたに座りながら、思案する。

(2ndさんに言っていた通り、褐色イケメンを叩き潰そうかと思ったけど……切り替えるしかないねぇ)


座禅を組み、ボンヤリと半開きの口で考える。

(アウトバック(水面に)レガシィ(踊る)と相性も悪いし、褐色は4thさんに任せた方が良いね)

ポリポリと、頭を掻きながら、そんな事を思う。

(……さてと……それでも頑張りましょうっと……)

目をつぶり、意識を遠く手放す。




―――★―――




「ッ!」

掌底が迫り、それを咄嗟に後ろに跳んで躱す。

(懐に潜られたら、これはちょっと使い辛いなぁ……)

自分の両手の武器を見ながら、そんな事を考える。


「……まあ、いいか」

右手のドリルだけを残し、再び相対する。

「これで、ちょっとは戦いやすく―――うわっと!?」

右からの銃弾を、ギリギリで反応してドリルを盾にする。


「油断すんなシマッ!」

「わ、わかった!」

ティアゴに叱咤され、気を引き締める。

「ッ!」

「甘いよ!」

隙をついた攻撃を、再び躱す。


「っよ、どうよ」

攻撃の合間に、ティアゴがシマの後ろにつく。

「……あっちのパンチが痛いんだけど……こっちの攻撃が効かない」

「ドリルより痛いか?」

「そんな訳ないじゃないか」

その返しに、ハハハと笑い。


「代わるか?」

「うーん……銃相手じゃ厳しいと思うなぁ……」

「そうか! じゃあちょっと軽くボコるからな! 死ぬなよモヤシ!」

「わかったよ、いってらっしゃい」

突貫していくティアゴを見送り、いまだに警戒したままの5thに向かう。


(……何か、種があるはずだ……それを見極めないと……)

思考を巡らせているうちに、再度掌底がシマに向かい牙をむく。

「ッ!」




―――★―――




重い刃が振り下ろされる。

それを横からの一閃でそらし、そのまま胴体を狙い剣が走る。

咄嗟に刃を消し、本体から新しい刃を創り、生成した勢いで攻撃を逸らす。

弾かれた勢いを活かし、そのまま距離をとる。

しかし、それを追いまっすぐに走り出す。

刃を短いものに変え、胸に向かい突撃する。

殺意の乗った攻撃を、咄嗟に鞘で防ぐ。

重さが先程の半分しかない為、そのまま攻撃を止めこちらも距離をとる。


「……一長一短だな……重くなれば扱いづらい、軽いと弾かれる……」

「っふ、それに才能も無いようですね」

「はっはっは、一本取られたな」

不機嫌そうに笑い、刃を伸ばし再度攻撃を始める。

「なるほど……追加にはインターバルは無し、と……」


(っち、しぶといな……下手に殺す気で戦えないし、かと言っていつまでもリサを放ってはおけない……)

カウンター狙いの作戦もすでに見破られ、戦闘は随分と長引いている。

(ナイフの柄の部分にさえ触れられなければ情報は漏れないと思ったが……挙動一つもれっきとした情報だ、注意しなければな……)

戦いの中で分析し合い、互いに相手を殺す為に着々と手札を集めていく。


(……底を見せたら、俺は負けるな……その前に、どうにかして殺すまでの手を考えるしかない……)

自分の敗北と、相手の敗北までの道筋を掛けた情報で組み上げていく。

「来ないのですか……? ならば、こちらから!」

3rdが距離を詰め、2人の切り合いが再開される。





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