〈3B・1・3〉 女性は、気分変調症だと思って接す ると、男性側は寛容になれる
気分変調症というのは、軽い躁うつ病のことである。いつもめちゃめちゃハイテンションな人が、ある日突然ふさぎこんでしまう。いつもは冷静であまり感情を見せないのに、会話していると急に目をランランと輝かせて早口でしゃべりだす。こういう状態は単純に病気とは言えないが、ごく軽い躁うつ状態といってもよい。そして、女性の気分がコロコロ変わるのは異性との交際経験がある男性であればみんな知っているとおりである。このような気分変調にいちいちまともに付き合っていたら身が持たない。だから適当に相づちを打って女性の意見を否定しないように聞いてあげるだけのほうがよい。
例えば熱帯地域に住む人々は、ふだんは陽気でほがらかでお祭り騒ぎ好きではあるが、じぶんの気に入らないことがあったり、人格や意見を否定されると急に怒りっぽくなって暴力的になる。これと同様の現象が起きることが躁状態になっている人にも言えるからだ。相手の気分が昂っているときに、余計な反論をするとケンカになる。
また、躁状態のときは、頭の回転が速くなっているうえに、記憶の再生が次々と起こり昔のことが走馬灯のように頭の中をよぎっていく。夫婦ゲンカの最中に、いま争っている論点とはちがう昔のこと、例えば「あのときあなたはこうだった!」「わたしが妊娠していた時期に、あなたは浮気をしていた!」というような思いもよらない角度からの反論がかえってきて辟易した男性は多いのではないだろうか。
これに対処するひとつの方法は鏡を使うことだ。女性はじぶんが他の人たちの目にどのように映っているか印象を気にする。余念なくメイクしたりファッションに気を使ったりする理由のひとつはこれである。好かれる人間でありたいと思うのはだれの心にもある。夫婦ゲンカしているときに、旦那側のひとは「黙っているときは人が良さそうなのに、ケンカになるといつも鬼のような表情になるな、コイツ。」と感じた方も多いだろう。妻側のほうもじぶんがそんな顔をしているところなど誰にも見られたくないのである。だからケンカがヒートアップする前か、相手の主張を黙って聞いてひと通り終わった後に、妻側の表情が今どういう風になっているか鏡に映して自覚させる方法は有効なのである。もっともヒートアップ中に鏡をだすと手で払いのけられてますます怒り出す場合もあるので、使うタイミングには充分ご注意を。他の方法としては、布で目を覆うのも有効だ。ボクシングの試合後、セコンド陣が選手の頭をタオルですっぽり包んでいるのを見かけたことがあるのではないだろうか。あれは肩を冷やさないようにするだけでなく、殺気づいた興奮状態をいち早く落ち着かせるために、視覚情報をシャットアウトして神経をなだめるために行っている。女性にも使えるテクニックだろう。




