「13」覚悟
時刻は15時03分。
今は日がある。
日が落ちるのにも数時間の猶予がある。
しかし対峙する相手は光克服個体。
これ以上程度の低い光に慣らしては今後の対処に響く。
だから屋内に留まるしかない。
だからと言ってこの場は時期に[影怪人]の完全なテリトリーとなる。
加えて、単純な南雲の能力不足と【能力】の反動がこの場の枷となっていた。頼みの綱が紐程もないのか、そもそもが蜘蛛の糸なのか。そんな彼らの状況をこう評価ができる。
――圧倒的に不利である、と。
「南雲くん、今酩酊状態どこまで来てる」
早口で、けれどハキハキとかける田所の質問に「……相当ヤバいです、満足に走れない位」と状態を明らかにする南雲。その情報を元に田所は周囲を一瞥し、勘案し、そして、南雲の肩袖を掴んで後ろに引っ張りながら言った。
「作戦。今から「東棟」1階の大エントランスに向かう。そこで一旦陽介さんと合流。とにかく走って。君の背中は私が守るから」
「……頼みました」
田所はトランシーバーで「「東棟」1階エントランスに誘導します!」と陽介に伝え「了解」の返事を受けるよりも早く2人は階段へと走りだした。
大病院の階段は長い。
最低縦に10mを登らなければいけないのだから当然だ。
かといって1段ずつ丁寧に降りていては遅い。
だから南雲は覚束ず、視界が揺らぐ中ではあるが意を決して踊り場まで一気に飛び降り、それをもう1回跳び連ねる。
そうして漸く4階へ。
足に痺れがないのは過去のレベルアップのお陰か、アンブレイカーズで経た訓練によるものか。
その頃、殿を務める田所は「東棟」5階 階段前から[影怪人]と目を交錯させて――激突した。
そうして南雲が3階に降り立った時だった。大きな銃声のような音が真っすぐ落ちて来た。
思わずと脚を止めて見上げる南雲は、けれどすぐに先の声を思い出し走り出す。
先の銃声。それは田所が投げた爆竹によるものだった。
いきなり目の前で破裂し、強烈な音と火薬の臭いを放ったそれ。先の煙の一件が[影怪人]の一歩を踏み留めまらせ、別の階段から追いかけるという選択肢を生み出す。それを追いかけた田所。
命を賭して果敢に挑む田所の姿を見る事無く、南雲は2階に降りった。
それから10秒後、誘導を継続していた田所は3階の階段に辿り着き一気に1階へと駆け走る――その時だった。
そこに南雲が横たわっていた。【能力】の反動か。
否、それは南雲の目の前で横たわる大きな熊が焼け焦げている姿を見て、分かった。
南雲に意識はある。熊の鼻を掴んで起き上がろうとしている。だが思う様に身を動かせていない様子。
田所は急ぎ南雲を担ぎ上げた 同時 バチンバチンバチンと連鎖的な破裂音が――爆竹音を真似たそれが急接近した。
そして次の瞬間には階段の踊り場、その床が爆ぜ、礫と煙を纏った[影怪人]が2人を不気味に見下ろしていた。
「「東棟」2階、階段。南雲の救出を」
トランシーバーに唱える救援の申し出。
田所は南雲を下ろし、対峙する[影怪人]に手を伸ばした。
[影怪人]はその動作に体を仰け反らせ何歩か下がる。
その動きに合わせて前へ出る田所。
今から向かう先は、彼女にとって天国への階段に見えていた。
(いや……地獄か)
2段目…3段目、4段目。
今までと違って無手で近づく田所に、更に1歩後ろへ足を置いた[影怪人]。そうして爆竹の音を鳴らし威嚇をするが田所は1歩も引かない。
少し前に見せた後ずさりがない事に憤怒し[影怪人]は更に音を大きくする、がやはり田所の歩みは止まらない。
だから[影怪人]は自身の手に爆竹を模した黒い物体を生み出し、田所に投げつけた。
それは田所の耳の側を通って、過ぎた。
投擲失敗――否。
バッと振り返った田所。その黒い瞳に映る、南雲に飛来した尖った肉片。
振り返り切ると同時に抜き取り投げ放った太刀は肉片の進撃を食い止め壁に突き刺さった。
その背はがら空きだった。
[影怪人]が握る大太刀の様。
田所の細首に落とされた影。
それは、そして……そうして。
「っ――――」
田所の深緑色の毛先を斬り払った 同刻 攻撃をしゃがみ躱した田所が伸ばした掌は[影怪人]の胴体をしっかりと捉えていた。
(これで、最後)
【意識剥奪】能力段階「3」の行使により最大3秒間の意識の剥奪を経た時、田所山葵は肉体的弱体化を獲得する。
それが【意識剥奪】という能力の代償であり、3回目の代償では、田所の身体能力を一般人程にまで減少させてしまう。
故の、死への片道切符。
(今から地獄に向かうよ、空ちゃん)
[怪人]らに殺された人間は地獄に行くと言われている。それは迷信か真実か。
田所山葵はそれを確かめようと目を瞑り、息を止める。
南雲信二は陽介ら3人の中で最も肉体的に弱く、知識に乏しく、経験が浅い。そして今【能力】の酷使によって酩酊状態となっている。今の緊急事態を鑑みるならばこの人材を捨て、田所山葵という有力者を生存させるべきだと考えられる。
しかし田所にはそれができなかった。
それもこれも、彼女の『目の前の命を救う』という信念がそうさせて上げなかった。
(この[怪人]を相手にしている以上死ぬのは今か後か。…体力がない私は前者であるべき)
先の[影怪人]が佇む踊り場を目指した時、本当なら一足跳びで[影怪人]に接近するつもりだった。けれど脚にもう力が入らず、2歩3歩4歩としつこく試したが、それが叶う事はなかった。2回の弱体化と今までの全力戦闘、そして復帰戦で限界が来ていた。
(だから見捨てられるのは近接攻撃しかない私でいい)
アンブレイカーズ時代にできなかった彼女が思う本当のヒーロー活動。
アンブレイクに入りそれが出来るようになると喜んでいたものの、その実 脚の後遺症により思う様に動けず直接戦闘を行う事はなかった。
その代わりと、自身の【能力】の活用や、知識量からくる迅速かつ最適な作戦立案の役を担った。
その功績の程は、田所が居なかった場合失われていた命が山になる程。そんな彼女のモチベーションはそして今、再びと救える命を前にして高まり、自身の命を軽くした。
彼女の命に重みが与えられるのは、死して信念の実現を終えて初めてである。
(いし――)
【能力】発動の瞬間、突然対象が消えた。これにより能力行使の条件が満たされなくなった。
「――ぁ…」
手から零してしまっていた幾ばくかの怯え。光と稲妻の煌めきが爆ぜると同時にそれが砕け散った。呆気にとられる田所。その耳に、力弱い声が、届き入る。
「とうか、こうかんは……ヒーローじゃ、なぃ」
その言葉は、田所に過去の人物を想起させた。
(空、ちゃん……)
アンブレイカーズ所属時代、強靭な[四足獣型 物質系 能力保有個体 怪獣]との戦闘にて、[怪獣]の大規模広範囲技を食らい大半が深刻な負傷を負った。
更には多くが【能力】の使用限界が迫っており、窮地に追い込まれていた。
救援到着まで持ち堪えられない事を理解した田所は殿を務め、得る時間的余裕を元手に救援ポイントのラインを都市に近づける事を指示。
(私ならできる)
田所山葵の全盛期は今と違って【能力】を2回行使しても体力に余裕があり、3回目であっても同様に活動は継続できていた。とはいえ継続戦闘によりかなりの疲労の蓄積はあった。
それでも殿を務めるだけの余力はある。
(私がみんなの役に立つ。ヒーローになるっ。いけるでしょ、田所山葵)
そう思い込んで、田所は小刻みに震える一歩を踏み出した。
しかし、そんな田所の進言に異議を申し立てたのが――
「――ヒーロー気取るなら命の等価交換は一番しちゃだめ!! っくそダサいよ!!」
同期の神楽 空だった。
彼女は自身の【能力】である【位置交換】に余力があるからと自らも殿を務めると申し出る。
「空ちゃんが居たって一緒だよ」
「しばくぞ。石碑に刻まれたあんた名前なんて見たくないの私は。一緒に刻まれた方がまし」
「……生きるし」
「…確かにこの役割は必要な犠牲かもしれないよ。けどね救援はちゃんと来るの。このポジはあくまで一時的な身代わりであって死ぬ気の人間が殿なんてやっちゃいけない。それはヒーローじゃない。ヒーローは自分も救って一人前なの。なのに生きる執念よりも死ぬ覚悟の方が決まってる顔してんじゃん。ほんと良くない。あんたみたいな子の事なんて言うか知ってる?」
「……」
「死に急ぎ野郎って言うの。本当は怖い癖に酔った振りして猪になるとこ、ほんと悪癖だよ」
猪。その発言にムッとした田所は、けれども『後で文句言ってやる』と神楽を睨み前を向く。
殿の決定に伴い味方が投擲物や即席落とし穴などの罠を置いて大幅離脱。
救援がくるまで最低5分。その絶望的な時間を2人は互いの底力と協力を以て連ね合わせる。
目標の首が太すぎる為討伐は諦めて回避に専念。罠にはめて[怪獣]を留め置いたり、執着性を利用して救援ポイントから遠ざけたり、6つある目に粘着性の高い色付きの投擲物を投げつけたり、と可能な限りの時間稼ぎを行った。
しかし目を封じても嗅覚の鋭敏性によって完全には行動を封じる事が出来なかった。
加えて[怪獣]自身が目を抉り、万全な状態に戻した。開始3分で道具は最後の1つとなっていた。
2人で3分は異常なほどに持ち堪えていると評価しても問題はない。そして今生きながらえているのは[怪獣]の気まぐれや体力切れからではなく2人の連携力と理解力があってこそ。
「あ”と”2”ふ”んー” !!!!」
ここは各都市とは関係ない少しばかり遠方の地。危険度「7」の怪獣と言えど貴重な転移や転送の【能力】を行使してまで討伐しなければならない個体ではないし、それが出来る程に人材は潤沢ではない。
だから救援まで最速5分。
最悪30分後の可能性もあり得てしまう。
それでも可能性を信じていないと生きる執念が腐ってしまう。
最後の罠、大型電気罠。
田所の身長程ある筒形のそれを地中に差し込み設置後10秒で円形に20メートルの鋼鉄ワイヤーが伸び、3秒後から60秒間高電圧の電気が流れる。
最後の切り札を使用して休憩に移行する算段で、ここが踏ん張りどころと田所が設置を担当。
神楽が[怪獣]のヘイトを買う役割を担っていた。
そして――
「ナイス空ちゃん」
「ふぅ”ー…………うぃー。おつぅー」
――[怪獣]は罠に嵌った。
[怪獣]より後に回り、鋼鉄の尻尾からも距離をとる2人。田所は神楽の徹底したサポートをする為に神楽の【位置変え】に合わせてかなり無理な立ち回りを続けていた。
結果、田所の脚の筋が切れかかっていた。
その報告を一応神楽にする田所であったが合わせて「この傷を癒す【能力】も薬もない。だから生きる為にボロ雑巾にしてでも使って」と申し込んでいた。
「しらないよ、ほんと」
地獄に垂れ下がる蜘蛛の糸を見つめながら2人は呼吸を整え水を飲む。
罠に半身しかかかっていないが全身に走る強烈な電気によって痙攣を繰り返し動けずにいる巨大な[四足獣型怪獣]。呻き声こそ出ているが、ショック死する兆候は伺えない。
だから油断はしていない――なかった、はずだった。
「空ちゃん!!!!」
それは真後ろからの攻撃。それはこの任務の対象ではない[怪人]による攻撃。
蚊の顔とカメレオンの体を持った[怪人]による、尖った嘴の刺突攻撃。それは、神楽の右胸部を刺していた。
けれど、大丈夫。
繰り越して貸与された最上位用の胸と背中を包む板鎧が彼女を護る。クッション性にも富んでいて、戦闘服だって怪獣素材が使われている。そこら辺の[怪人]相手では容易には死な――神楽は大きく吹き飛ばされた。
胸鎧は大きく凹み、一部砕けていた。
草原の上を滑走し呻く神楽に寄り添う田所。
彼女はすぐに神楽を立たせると土を握り周囲に投げつけた。
だが奇しくもその透明化対策の行動が裏目に出た。
明確な隙として。
「【位置変え】!!!」
神楽は慌て、思わず【能力】名を叫んで田所と位置を変えた。
そして再び打ち込まれた心臓を狙った一撃を再び鎧が硬く防ぐ――はずだった。
そのはずなのに、田所の頬に血がはじけ飛んでいた。
よく見れば先の強烈な衝撃のせいでショルダーベルトが大きく緩んでいたのだろう、板鎧は前目にベロンと倒れていた。
男の拳大ある大きな嘴を伝う、毒によって変色し、ドロリとしている青色の鮮血。
「ごめ、空ちゃ――」
田所の懇願するような謝罪の声は。
「――たの……だ、わさ…びっ」
神楽のその声に覆われ、届かなかった。
そして地面に押し倒された死体の心臓部を中心に、勢いよく飛び出た後光の様な大針の高速回転により神楽の肉片は爆散した。
そうして広がった陸の青海の上で豚の様に転がる[怪人]の姿。田所はそれを見えていながら見えていなかった。
(私のせいだと。私がちゃんと、ベルトを締めてなかった、から)
アンブレイカーズでは装備の装着を自身で行い、次いで相方に再確認再調整してもらう形式をとっている。
相方の指定は特別なく、結果的に仲のいい相手との調整が常となっていた。
この一件で自由兵装調整が禁止され兵装専門調整課が出来た、が何処までいっても後の話だ。
「よしっ、装備確認できたよっ。これで大丈夫」
「山葵は信用できるから心強いわ……っし。うちも山葵の確認できた。」
「ふふん。なんてったって私は田所山葵だからねー」
「おい二人とも、もっとシャキッとしろー。気を緩め過ぎだ」
「「はい! オレオ隊長!!!」」
「俺の事をオレオ隊長言うのやめろ。アレは噛んだだけだろが」
「『その任務、おれお行く』キリッ」
「あちょ隊長、空ちゃんに手を出さないでください。セクハパワハです」
「あー……田所。もう少しワードセンスを磨こうな…」
「すぅー……」
(何が大丈夫だ。……なんにも大丈夫じゃなかったじゃん。慣れ切った作業、死ぬほど仲のいい友人と任務開始ギリギリまで駄弁って、そんな雰囲気に酔っていた私のせいで、私の事を信じていてくれた空ちゃんが、死んだ)
田所は呪いの様に言い連ねる「私のせいだ」と。
細々とした声色で、歯を噛み締めて零す。「私のせいだ」と。
息が出来なくなりながら、唱えた。
「ごめんなさい」
そして、田所は贖罪を求めて「私も、死のう」そう言った。
「ぼくの、せなか…たのんだ、でしょっ」
朧げな昔の記憶。
その泥舟と共に沈みかけていた田所の右胸を刺した南雲の言葉。
重なる、「頼んだ」という言葉。
「っ……」
結局贖罪を望んだ田所は、神楽の「頼んだ」の言葉に呪われて死ぬ事はなかった。
ただそれは結果であり、23分42秒後。
救援が到着した頃【能力】を暴走させた田所山葵は1体の[怪人]と1体の[怪獣]を討伐し、神楽の青い肉片を抱き抱えて立ち尽くしていた。
『山葵は信用できるから心強いわ――』
『――ふふん。なんてったって私は田所山葵だからねー』
(私は、誰だ。……田所山葵だ。信用の厚い、真面目な、女)
自身がしっかりしていれば死ななかった命。虚言を吐き信用を反故にした最低な人間……。
『田所山葵さん。あなたの功績は確認させて頂きました。単刀直入に申し上げます。わが社アンブレイクに入社してください。私達にはあなたの力が必要です』
あの一件から数か月。家に籠り通院以外の外出のない彼女を訪ねたのは佐伯雀という女性。
『わたしの……わたしに。人殺しに、なにが必要なんですか」
『その一件について把握はしています。あなたは責任感が強い。罪悪感と大切な友人を失った呵責もあるでしょうが一番悔んでいる事は信頼を負う責任を果たせなかった事ではないでしょうか。そんなあなただからこそ、頼りたい。私達の仕事はただの掃除屋ではなく、所謂外周ヒーローという活動です。あなたの知見と実力、そして責任感が必要です』
『外周ヒーローって……私に更に罪を被れと』
『現状のアンブレイカーズは人材不足の為幅が広い人命救助のやり方でしか治安を維持できません。そのやり方でも100%の安全を担えない以上誰かが、力がある人間がやるべきだと私は思います。だからこの活動はお飯事ではない。専ら真っ当な、目の前の命を救う仕事です』
『………私は、嘘つきです。約束も、言った言葉も守れません」
『それはずっとでは無いはずでしょう。確かにあなたは約束を違えてしまったかもしれない。でもその事実と、それによって引き起こされた今は戻らない。綺麗事ですが、だからこそ前を向くんです。きっと、あなたの贖罪はそこにある。正確几帳面責任感が強いのだけれど、プライベートは何処か抜けている田所山葵として、日を浴びながら生きたその先に』
『……何でそこまで情報割れてるんですか怖いです』
『プロファイルしました』
『怖いです』
『あなたが欲しいので』
それからも話を断った田所の元に雀は何度も現れ、いつしか食事をする仲になり、そうして何処か認知行動療法的な関係が続く内にPTSDの衝動と鬱症状は程度軽減されていった。
『――たの……だ、わさ…びっ』
田所が幾度と思い出すあの瞬間、あの気温、あの空気感、汗、臭い、そして神楽の声。
反芻し続けて面と向かい合う精神力を手に入れた彼女はそしてアンブレイクに入社した。
――そうして今、彼女は南雲の言葉を聞いて原点を振り返り、強く意志を持った。
能力段階。
それは、【能力】が有する成長要素によって【能力】の効用が変化した際の変化量を可視化した数値を指す用語。あくまで人的定量測定。【能力】の本質的概念に即したものではない。
その能力段階は現在人類の観測上「5」を超えたことはない。
能力段階は【能力】獲得時の性能を「0」としており、それを以降の基準としている。そして「0」を基準に20倍程度ずつ加算された数値を元に【能力】の評価が上がり、「5」として計測された時点で「0」の100倍程度の効果の改善、ないし強化、ないし拡張、等の変化が生じている状態である事を指している。
そんな【能力】の成長方法の基本形は単純な能力使用回数と日における頻度とされている。
しかし一般人の場合仕事で頻繁に使っていたとしても人生で「1」に到達できれば上々と言われている。
対してアンブレイカーズ下位中位で「1」から「2」、上位で「3」から「4」となっており、最上位は全員が能力段階が「5」に至っている。
この事からより厳しい命のやり取りや危機に瀕した場合、または強烈な生への執着や強い意志が心に宿った時、【能力】が成長すると考えられている。
【意識剥奪】能力段階「3」――
(私はもう2度と、約束を、信用を、違えないんだ。誰も傷つけない為に)
――[拡張成長]能力段階「4」
「拡張効果」縦横半径6m以内に対象が存在する場合、非接触状態で能力の発動が可能。使用上限3回。効果時間5秒。
「追加効果」能力行使ごとに全ての身体能力、強度が60秒間大幅に向上。
「一部代償内容緩和」この能力を発動した時、使用者の意識は剥奪されない。




