9.今回こそ勉強させてよ。
今回こそ勉強させてよ。
なんで勉強出来る予定だった東京方面大学の校門にバリケードが築かれてるわけ?
「そのぉ…わが校の一部学生が情動派に感化されたようでして…」
『伊藤高校真面目に勉強組』こと私と寧々、そして担任に、その教授はペコペコと頭を下げながら言った。
「最近のバリストはどうやって宣伝とかやってるんだ?」
担任は不思議そうにそう呟いた。
すると寧々はスマホを取り出し、少し操作した後こちらに見せてきた。
「Tick Tackを使って多少暴力的なコンテンツをあげ、これを流行りの盛り上がれるような曲に合わせることで若い層の一部、いわゆる『暴れたい人』であるとか『非日常を体験したい人』を呼び込んでるみたいです」
Tick Tackとか見ないからよく分からないけどそうだったんだ。
「そんな簡単に集まるのか?」
「どうやら『宣伝してくれたら昇進!』なんて謳い文句でどんどん拡散されてるみたいで、他のSNS…例えばレックスなんかでは『Shield』という緩やかで、絶妙になんでもないコミュニティを作り、入口として機能させてるみたいです」
「はえー…ビラをばら撒いたり機関誌を発行するよりずっと人が集まりそうだな」
また担任と寧々が一生話してる。
「3日連続マクダってマジ?」
次回、ほんとに誇れない母校。




