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燈崎琴莉の革命日記  作者: 倉石 雨


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4/12

4.電車の窓から爆破が見えた。

電車の窓から爆破が見えた。

…正確な表現をするなら『爆発』だろうけど。

時刻は午前7時頃。新宿-代々木間。おそらく何らかの企業のビルなのだと思う。そこからピカっと大きな爆発が起こったのが見えて、気づけばそこは爆炎に包まれていた。

もちろん電車は止まらないし、きちんと運行してくれる。

そして多分、今日は渋谷にはいかない方が良い。

みんなと同じようにスマホで爆炎の写真を撮りながらそう思った。


それにしても派手な爆発。きっと楯の会の馬鹿みたいな最過激派か、一発屋のテロ組織だろう。

なんであれ面倒。さっさと弾圧されて消えれば良いのに。


スマホでネットニュースの速報が目に映ったのでタップする。

犯行声明を出したのは『高い塔の男たち』?とかいうおそらく一発屋のテロ組織。

そして多分、有名なSF小説『高い塔の男』が元ネタなんだと思う。この間、本屋で彼らが掲げてるのと同じ、斜めの逆卍を表紙にあしらったその小説を見かけた。

最近のテロ組織はSF小説のためにテロをやるのだろうか。

…こわ。小説ごときのために爆殺されるとか悲しすぎる。


あ、次の駅で降りなきゃ。ついスマホに意識を向けすぎて電車に乗っているのを忘れていた。

今日もやっぱり眠い。夜遅くまでジムに行く癖は改めないと。

次回、伊藤高校とかいう誇れない母校。

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