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燈崎琴莉の革命日記  作者: 倉石 雨


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3/9

3.日曜日って退屈だけど最高。

日曜日って退屈だけど最高。

朝、ソファに寝転がりながら、そう思う。

…そんな最高な日に、必ず1回鳴る嫌〜な電話がある。

嫌な振動。サッとスマホを取って、緑の応答ボタンをタップする。

「おっ!今日は早いな?」

「こんな朝っぱらから電話とか、やっぱり首相って暇なの?」

「はっはっは!絶賛仕事で苦しんでるさ。けど家族の声を聞けばまた1週間頑張れるってもんだ!」

「別に私、娘じゃないでしょ」

「だが家族だ!違うか?」

「まぁいいわ、せいぜい任期満了まで頑張って。燈崎首相」

「おo…

感嘆の声が終わる前に通話を切った。

たかだか姪ごときにどうしてそんな家族のように接せるのだろう。

気を紛らわすためにテレビを付けると、なんとさっき話していた叔父が政府の生中継に出ていた。

50代と少し老齢なキリッとした顔…本人談によると首相にしては若いらしい…テロップには「共和国の歴史的期限付き減税法案が全会一致で可決。首相による国民への本法案内容の直接説明」と出ており、よく分からないけど良い事が起こってるのだと思った。あと、叔父がいつもより早く電話をかけてきた理由もなんとなく理解できた。これのせいだろう。


まぁ、いっか。深く考えなくていいや。何せ今日はだらだらできる日曜日だから。朝ごはんにフレンチトーストでも作ろうかな。

次回、電車の窓から爆破が見えた。

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