表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
残りマナ0.003%、世界の家計簿を黒字化します~追放された元監査官の最適化無双~  作者: 青柳 玲夜(れーやん)
第四章:再監査の時

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

31/42

第2話:森林遺跡——第五の欠片

 北西の森林遺跡には、一週間で到着した。


 森は、灰に覆われていた。


 だが、その奥に——緑が見えた。



『森林遺跡「エヴァーグリーン」』

『建造年代:推定1,000年前』

『特徴:世界樹の根の一部が通っている』

『周辺マナ濃度:2.1MP/㎥(通常値の105%)——周囲より高い』

『備考:遺跡の中心部だけ、灰が降っていない』



「すごい……」


 エルが、息を呑んだ。


 遺跡の入り口には、緑の木々が生い茂っている。


 灰色の世界の中に、まるでオアシスのような——緑の楽園。


「ここは、世界樹の根に守られている」


 俺は、遺跡の中に入った。


「だから、灰が降らない」


「世界樹の根……」


 エルが、木々に触れた。


「温かい……」


「世界樹は、まだ生きている。枯れかけているが——完全には死んでいない」


 俺たちは、遺跡の奥へと進んだ。



    *



 遺跡の中心部。


 そこには、巨大な根が地面から突き出していた。


 その根の先端に——淡い緑色の結晶が輝いている。



『検出:世界樹の欠片(第五片)「生命の欠片」』

『マナ含有量:90,000,000MP』

『特殊能力:生命力を増幅——周囲の植物を活性化』

『状態:活性化中』



「第五の欠片……」


 俺は、結晶に手を伸ばした。


 触れた瞬間、温かさが全身に広がった。


 命の温もり。


 世界樹の、最後の輝き。



『世界樹の欠片を入手しました』

『世界のマナ残量に加算:+90,000,000MP』

『滅亡までの猶予:517日 → 582日(+65日)』



「65日……」


 エルが、呟いた。


「また、延びた……」


「ああ。残りは、あと2つだ」


 俺は、欠片を収納空間にしまった。



『世界樹の欠片:5/7個 回収済み』

『成功確率:2.4%』



 2.4%。


 着実に、上がっている。


「カイさん、次はどこに行きますか?」


「空中庭園だ。王都の上空に浮かんでいる、古代の遺跡」


「空中庭園……」


「そこに、第六の欠片がある」


 俺たちは、遺跡を後にした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ