タコ、捨てるならください。
最近…寝不足かね?お風呂上がりからちょっとしたら寝落ちしちゃうよ…朝までは寝ないで途中に目が覚めるのが質が悪いなぁ…なんて。そんな作者の愚痴?です。
はい。なんだかんだありましたがようやく海鮮にありつけると思うとテンション上がる私です。リンちゃんです。
グラコスフェニックスとかいう魔物を退けた翌日…まだまだ平常運転とは言い難いでしょうが、いよいよ今日からちゃんと漁が始まるそうです。今日の朝チェンガさんがわざわざ私達が泊まっている宿を訪ねて教えてくれました。ありがたいですね。
まぁ、数日中にギルドに呼ばれるらしいですが…また功績盛られるのかな?下手したらランクアップ…いや。Cより上は試験受けないと上がれないはずですし?エクレシアならいざ知らず、グルノーミンのギルドが勝手に上げる権限は無いでしょう。はっはっは…あんまり目立ちたくないし、ちょっと自重というか…そういうのが必要かもしれないですね。今後は考えて活動しなければ…でもこれ大半は私巻き込まれてる被害者側だな…私悪くなくね?どうせ今後も巻き込まれるだろうし、やっぱり自重とかいらないのでは…?
ふぅ…流石に再開したてですしまだまだそんなに豊漁だ、なんてことも無いでしょうから魚を食べられるのはあと2,3日は掛かりそうですね〜。ま、急ぎの用事もないですしね、ニコラちゃんが拗ねない程度に家に戻っていればとりあえずは大丈夫でしょうから、のんびり行きましょ〜。とりあえず何か出てないかを市場に確認に行くためぶらり散歩中なわけですが…面白いもの無いかな〜。尚…ミチルちゃんは部屋に籠もってやることがある…とか。多分…ドードルで何か検索してるんだと思います。そのうち来るらしいですし。
「リン!リン!我!アレ食べたいぞ☆」
アレ?どっち方向?
「右だぞ!あのほら!店主が掴んでるあのウネウネしたやつだぞ☆食べられるからここにあるんだぞ?」
えーと…?ああ。あのおじさんのことかな?ウネウネしたやつ…。…‼タコじゃん!これはまさかまさかタコはこの世界ではきちんと食材として親しまれている…⁉まさか…‼ホットプレート(たこ焼き用)もある…⁉買うしかない‼
「ご主人さま?何か面白いものでも有ったのですか?私も行きます〜。」
…後になってふと思いました。魚が美味しい街に来て一番に食べるのがタコ…ってどうなんだ…?と。もっと他に最初に食べるのにふさわしいものがあるのでは…?と。しかし、このときの私はとりあえずなんでも良かったと思っているのです。私は海産物に飢えている…‼たとえタコでも。
「おじさん!その手に持ってるやつ売り物ですか⁉」
「おん⁉びっくりさせないでくれや…おじさんドッキリ弱いんや…それで…お嬢ちゃんもしかしてやけど…これが欲しいんか?これ、売り物じゃないねんけど…?」
「違うんです?じゃあ、それどうするんですか?」
「これは食べられない癖して一丁前に網にかかる厄介者なんやで。取れちまったもんはしゃあないってことで海にリリースするんやで。おじさん的にはこいつも海の恵みってことでどうにかいただきたいとこなんやけどね…見た目からしてちょっと…その…グロいやんな?どうしても忌避感があるんや…それでもお嬢ちゃんはほしいんか?これ。」
「リン!食べられないのかだぞ?これ…まぁ…食べられないのならしょうがないんだぞ…」
「ご主人さま。本当にこれを買うのですか…?確かこれはカルマールに並び海の悪魔と称されるポリプスという種だったと思いますが…流石にこれを食べることは出来なさそうですが…まさか観賞用ですか?」
なるほど。やはり食用とは見なされてはいませんでしたか。まぁ…グロいとか言ってる時点で察して余りあるのですが。しかし…イカもタコも食べないとは…もったいないですねぇ…このままだとワンチャン害獣認定で駆除されることも有り得そうですよね…?そうなる前に認識を改めてもらうにはどうするか…たこ焼きだ。まぁ、私が食べたいだけなのですけども…でも困った。丸形なんて無いぞ。いや、そこは魔法で補えばいいか。あとは…卵か。確か…デデルトさんは鶏も飼っているとオランドさんは言ってましたね。…交渉を試みてみますか。と、なれば決まりです!そのタコ…買わせていただきます。
「止める気持ちはよ〜く分かりました。しかし、それでもそいつを買わせてもらいますよ。美味しく食べらますからね。タコの可能性…ご覧に入れましょう。」
「本当に…食べられるんか?」
「材料がちょっと不足してるんで揃えられれば…ですが…」
「…もしも本当に食べられるなら…おじさんはその可能性に賭けたい。何が必要なんや?用意させてもらうで。」
「足りないのは…卵に…鰹節…ですかね。それ以外なら私の収納に色々入っているので…最低限卵は欲しいですね。」
ソースは…前スパイスを見つけたときに気まぐれに作ったやつあるし…最悪、【安寧の地】の畑でスパイス育ててるし。鰹節はなくてもまぁ…なんとかなるっしょ。最悪ね。あとは自力で取るのも最終手段としてありますしね。
「よし!用意してくるで!ちょいと待っててくれや!このポリプスはお嬢ちゃんに預けるで。下ごしらえも必要やろしな。ほな!」
あてがあるんですねぇ…もう店主のおじさん見えないです。
「ご主人さま…」
リーデ君、なんだね?その顔は。疑っているのかね?まぁまぁ?騙されたと思って?任せてくださいって!
「リンはすごいんだぞ‼これ、食べられるんだな☆嬉しいんだぞ☆」
「お嬢ちゃん!ゼェハァ…卵と…鰹節…仕入れてきたで…あー、おじさんひっさびさに全力疾走してもうたで…あと…すまん。興味を惹かれたらしく…2人くらい…客が増えることになってしもうたんやけど…大丈夫か?」
「問題無いです。そして材料を揃えてくれてありがとうございます。それじゃ…魔法を駆使してサクッと作り初めますか。たこ焼きを。」
「「「おお⁉たこ焼き⁉」」」
…今度作るときまでにはちゃんとたこ焼き器作っとこ。なんかいい感じの鍛冶師の人とのコネを作って。まぁ、たこ焼きを整形するときはいつもよりも集中しないとですね。がんばります。
なんでたこ焼きを一番にしたんだろうか…?お刺身とか…寿司とか…白身魚のフライとか…色々あったろうに…作中でなんかポリプスとかなんとか言ってるけどもね?適当に調べたタコとかイカの外国語を選んだだけなの。だから次回からしれっとタコとイカに名称は統一してるよ。多分。
次回はたこ焼き。リンちゃんの器用さでたこ焼き器なしを乗り切ります。では(`・ω・´)ゞ




