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30分しか寝てないらしい

ふぁぁ〜…あい…どうもぉ…久しぶりに…全力を出して魔法を使った…私ですぅ…リンちゃん…でふ…

…?知らない天井だ…。あ、なんかこれ異世界テンプレ…っぽい。ふむ…まだ揺れてるし…未だ海上…なんですね…一体どれほど寝てたんでしょう…?まぁ…いっか〜。


「あ!リンちゃん、起きた?大丈夫?どこか痛いとことかない⁉」

あ〜。ミチルちゃんじゃん〜。おはよぉ。

「うん。おはよ…ってそうじゃなくて‼痛いとこないか聞いてるんだよ!」

う〜ん…?どこにもないれすよぉ〜?痛いとこ。

「ほ…ほんとに…?だってリンちゃんあの魔物を倒した後倒れちゃうんだもん‼すっっっっっっっごい心配したんだからね⁉」

あ、なんかごめんね〜?ごめーわくをお掛けしました〜。

「なんかリンちゃんふわふわしてない?ま、まぁいっか。リーデさん!リンちゃん起きた!なんかふわふわしてるけど!」

ねぇねぇミチルちゃん〜。私どれくらい寝てたの〜?

「あ、え?えっと…30分くらいだよ。」

そか〜。そんなもんならいいか。そういえばここはどこ〜?

「医務室だよ。乗ってた冒険者の皆さんもリンちゃん運ぶの手伝ってくれたんだよ。」

なるほど〜。お礼言わないとですね〜?んん…?あ〜。リーデが来たみたいだね〜。


「ご主人さま。お目覚めだとお聞きしましたので、モーニングティーです。どうぞ。」

わ〜いリーデが淹れてくれた紅茶だ〜。う〜ん、いい香り〜。それでは匂いも堪能したしいただきます。ゴクッ。

うん。おいしい。流石リーデが淹れただけはあるよこれ。茶葉は市販のものだろうけど、リーデの腕前がすごいのがよくわかる…なんて言ってみるけど正直私は貧乏舌だからね。高かろうが安かろうが茶葉の味の違いなんぞわからなそうです。


うん。目が覚めました。

「ご主人さまはたまに寝起きがふわふわしているときありますからね〜。その場合は10分経つかそれとも紅茶でもなんでも温かい飲み物を飲むかしないと目が覚めないですからね〜。」

「そうなの?知らなかった…」

まぁ、ミチルちゃんはが起きる頃には私はシャッキリ目覚めてますからね。そうそうそんな姿を晒すこともないですよ。まぁ、寝起きのふわふわした私の姿見られたからってなんともないですけど。

「普通こういう時は恥ずかしがるものなんじゃないの?」

…知らない人ならいざ知らず、身内なら恥ずかしいも何も無いよ?

「そんなものかぁ…とりあえずリンちゃん。目が覚めたならさ、お礼言いに行ってきたら?皆さん心配してたし。」

そうだね〜。そうしよう。二人は着いてくる?どうせまだ港には着かないでしょ?暇じゃない?

「うーん…私はこの船をぶらぶらしてるよ〜。人見知りだし…」

「私はそろそろ自宅の様子が気になるので一度帰って様子を見てこようかと。マリーちゃんの様子も見てきますね〜。」

ふ〜ん。分かった〜。マリーちゃんにはよろしくね〜。それじゃあ私はお礼行脚といきましょうかね〜。


さて、と。まずは…チェンガさんの元へと行きますか〜。どこにいらっしゃるのか微塵も知りませんが。まぁ、探すついでに冒険者の人達にお礼言っときましょ。おっ。第一村人じゃなかった。第一冒険者パーティ発見!

「どうも〜。」

「うぉっ⁉って、なんだあんたか。びっくりしたぜ。ってかもう起きても大丈夫なのか?魔力使いすぎでぶっ倒れちまったんだろ?」

「いえ?久しぶりに魔法を全力で使って疲れて眠かったので寝ただけですよ。」

「そうだったのか。まぁ、そうだとしても無理はすんなよな。安心し」「お前さんが使ったあの魔法はすごかったな‼なんていうか…めちゃ綺麗だったぜ‼」「おい!俺のセリフにかぶせてくんじゃねぇよ‼タコ‼」「ああん?俺も会話したって良いだろーがよぉ!バカ‼」「やんのかぁ…?」「かかってこいやごらぁ…!」

えぇ…?勝手に喧嘩を始めてしまった…(困惑)

「私はそろそろ行きますね〜。あ、ところでチェンガさんどこに居るのか知りません?」

「「がるるるるるるる…!」」

聞いちゃいねぇや。


「サブマスなら船の後方部に居ると思うわよ。」

おん?今回は女性の方も同行されていたんですねぇ。あっ、オルガムさんのところにも女の子居るとか言ってましたわ。会えて無いから忘れかけてたけど。

「教えてくれてありがとうございます。」

「良いのよ。あなたは私達の…いえ。グルノーミンの人達の命の恩人なんだしね!それにしてもまったくこいつらときたら…やぁ〜ねぇ男って喧嘩っ早くて。そうだ!あなた達はグルノーミンに戻った後もしばらくは滞在するんでしょう?もしもまた会ったらその時は仲良くしましょうね!」

「そうですね。その時はぜひ。」

ありがとう。青髪のキレイなお姉さん…!…あら?私の美女センサー反応してないな。つまり…この人はガワだけってことぉ?人の趣味は否定しません。心は女性かも知れないしね。

そういえばオルガムさん達も見てないな。チェンガさんと一緒に居るのかな?


船の後方部に着くと…チェンガさんとオルガムさん、バンダさんも居ますね。あと見知らぬ獣人の少女も。多分あの娘がオルガムさんのパーティの斥候のコルニカちゃんですかね。なんか話してそうですが…ここは空気を読まずに凸りまーす。

「どうも〜。さっきはご迷惑をお掛けしました。」

「おや〜。リンさん、もうお体は大丈夫なんですか〜?」

「お嬢さん、もう起きてきたのか⁉まだあれから30分程度しか経ってないだろう⁉ほんとにどこもなんともないのか⁉」

本日2度目の困惑。オルガムさんってこんな人でしたか?


困惑していると獣人さんがこっちに。人見知りという話では?…しっぽモフっとしてるな…モフリたい…

「…ん。オルガムが驚かせて、ごめん。こんな脳みそ筋肉でできてそうな大男だけど、いいやつ。」

「え?ああ。そうですね。これも純粋に心配してくれてるのは分かりますし。勢いに驚いただけで…」

「リンさん。オルガムさんは放っておいても構いませんよ〜。そうだ。リンさんを医務室まで運んだのはそこのコルニカさんなのですよ〜。彼女は力持ちですからね〜。」

「あ、そうなんですか?えっと、医務室までわざわざ運んでくれてありがとうございます。コルニカさん。」

「ん、気にしないで。羽のように軽かった。…途中で尻尾を触られた時はびっくりしたけど。」

「え⁉ごめんなさい!軽々しく触られたくはなかったですよね⁉寝ているとは言え失礼なことを…」

「嫌ではなかったから大丈夫。私は黒狼族。耳は駄目だけど、尻尾を触られた程度では動揺しない。」

「そうなんですか?」

「ん。」


「お?なんだ?コルニカが初対面の人とここまで隠れずに話しているなんて珍しいな。年下なら問題ないのか?少なくとも俺らみたいな同年代だと無理なのにな。それともお嬢さんだからかね。ま、いいや。お嬢さん!取り乱しちまってすまんかった!」

「ん?今…オルガムさんと同年代って…」

「ああ。コルニカはな。この低身長ぶりで既に2…」ゲシッ!「いってぇな⁉」

「当然の報い。」

???え、私の(精神)年齢よりも…上…⁉で私と同じくらいの身長(144cm)…?異世界の神秘ってことにしとこう。


リンちゃんは寝る前時流加速付与してましたので実質3時間くらいは寝てる。魔力も全開!だよ。

いやね…お礼、さらっと流そうと思ったのに…なんかコルニカさん喋らせたくなって…尚、バンダさんは…どうせ頷くだけなのでね。

次回は会話の続き。ではグッバイ(`・ω・´)ゞ


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