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海鮮〜♬海鮮〜♬ってあれ・・・?

はい。刺し身でもなんでもいいのでとにかく新鮮な魚介類を食べたくてウズウズしている私です。リンちゃんです。

ついに…‼ついにグルノーミンに到着したんです!今は門で入場チェック中ですけども、それでも分かる程の潮の香り…!海に来たって感じがしますね〜!人生初!そして久しぶりの魚介が食べられる…‼楽しみで仕方ないですよ〜!…そんな私の希望はあっさりと砕かれることになる。


うんうん。入場チェックはエクレシアと変わらんですね。今回は私もミチルちゃんも冒険者証持っているので入場税(この街の場合は銀貨3枚)を払う必要もありませんでしたので割愛。入場税は銀貨2枚〜3枚の間ならば町ごとに好きに設定することが出来るようで…このグルノーミンは最大値を取っているようですね。まぁ、そんなことは一切気にならないですがね。払ってないし。しかし…この入場チェックにおいて非常に大事な情報を聞いてしまいました。それは…なんと沖に魔物が出たせいで漁獲量が極端に減っているとのこと。結果的にここで食べられる海鮮の量も減ってしまっているのです…!oh,ジーザス‼なんということでしょうか…せっかく…おいしい海鮮を楽しみにしていたというのに…ハハ…


さて、いつまでも落ち込んではいられないですし、グルノーミンに着いたということでやることやってしまいましょう。最悪、沖に出たという魔物を討伐すれば魚介は食べられるようになるはずですしね。デデルトさんは一度自分のお店に戻ると言ってお別れになりました。私達は名目上は護衛依頼なのでその依頼の完了の報告を冒険者ギルドグルノーミン支部で行う必要がありますから解散はまだ先ですね。その後はオランドさんが宿に部屋を取ってくれているらしいのでそこに行くと。あ、そういえばここでの食事もオランドさんに奢ってもらうって話だったような…?おんぶに抱っこすぎません?そーいえばデデルトさんに私が育てた(?)野菜を少し譲って家畜もらう話もあったなぁ…


冒険者ギルドグルノーミン支部に到着、と。ここのギルドはエクレシアよりも建物の規模が大きく立派ですね〜。あと壁が白い。めっちゃ白い。私がイメージしてた通りの白さしてるわ。なんかこう…ゲームとかだと港町的なところって建物の壁の色が白いこと多いですよね。それイメージです。内装もなんかトロピカルしてますわ。あと職員の制服も。こんな所で季節感を感じるとは思いませんでしたね〜。まぁ…季節感てよりか常夏感?だけど。


「ようこそ冒険者ギルドグルノーミン支部へ!本日はどのようなご要件でしょうか?」

受付嬢さんおっとりタレ目で目も髪も紫色の美人さんだ。やっぱりギルドの関係者って顔面偏差値高いよなぁ。

「依頼の完了報告に来ました。内容はエクレシアからグルノーミンまでの依頼主の護衛です。依頼書はこちらです。」

アグリさん今この場にいるけどもね。流石にここで完了の印を依頼書にしてもらうのは不正ととられてしまいますからこの街についた段階で完了のサインしてもらったのです。

「はい、承りました。高評価ですね!それではギルドカードに記入致しますので少々お待ち下さい。」

そう言って受付嬢さんが奥に一旦引っ込むと露骨にアグリさんが話しかけてきました。あ、ミヤザさんは先に宿へ向かい、部屋を取っているのです。なので旦那さんだけこの場に取り残s…付き添いしているわけですよ。


「いやはや。新鮮ですな。冒険者ギルドは今までも利用したことは当然ありますが、大抵は冒険者の皆さんが依頼の達成を報告する場を見る機会なんてありませんからな。知識では知っていても実際にこのようなやり取りを経て依頼を達成し報酬をもらうというやり取りを見るのはなかなかにワクワクしますぞ。…年甲斐もなくはしゃいでしまい、お恥ずかしい限りではあるのですがね。」

「良いんじゃないですかね。年甲斐もなくはしゃいでも。いつまでもロマンとかを忘れない気持ちあるなら心は若くいられるでしょうし。」


俺なんてこんななりで中身20後半から30前半だぜ?海にはしゃいでるんだぜ?なんら問題ないだろう!なんてね。待てよ…前世換算すると…私は魔法使いになっているじゃないですか‼いや、もう既に魔法少女なんだけどね。十年前から。


「そうですよ!いくつになってもロマンを追い求める人はエネルギッシュに見えますよ!」

ミチルちゃん参戦。

「ほほほ…リンさんもミチルさんも嬉しいことを仰ってくださいますなぁ。この老骨…こう見えてロマンも大事にする商人なのです。ほほほ。」

だいぶ上機嫌では?お世辞ってわけでもないですけど…いや、下手な心配はやめとこ。あくまで赤の他人だし家庭事情にだけは首突っ込むべきではなし。


「記入が終了しましたので、皆さんの冒険者証を返却致しますね。それから…おめでとうございます!今回の護衛依頼により、【幻想の妖精】の皆さんのポイントが規定のラインを越えましたので、リンさん、リーデさんはCランクに。ミチルさんもDランクにあがることが可能になりましたよ!申請するとランクアップが出来ます!ただし!リンさん、リーデさんのお二人はCランクですので昇級試験がございますのでそこはご注意くださいね!…ランクアップ、されていきますか?」


おお。皆ランクアップですか。そういえば護衛依頼はポイント高いんでしたっけね。あとは…まぁ、定番といえば定番の護衛依頼をこなすことでDからCに上がるシステムなんですね。でも今はまだDでいいかな…

「いえ、私はやめておきます。」

「ご主人さまがやらないのでしたら私も今回は辞退させていただきます。」

「わ、私も。まだまだEランクとしての経験も魔物との戦いの経験もどっちも足りないですし、ちゃんとランクに見合う実力になるまではやめておきます。」

「わかりました。それではランクアップをお考えになりましたらいつでもギルド側に申請に来てくださいね!ではこちらが今回の依頼の報酬金の金貨10枚になります。」

「ありがとうございます。…確かに。」

「本日はありがとうございました。またお越しください。」


今回の依頼は護衛日数×金貨2枚だったので5日経過しているので10枚になります。これはお互い既に納得済み。とりあえずは冒険者ギルドですぐにやるべきことはおしまいですかね。


「私は一度滞在先である【静寂(しじま)のかもめ亭】へと赴きますが、皆さんはどうされますか?」

「少し街の散策をと。海に出るという魔物の話も聞きたいので。」

「わかりました。では私は戻ります。当初の約束通り、食事をごちそう…といきたいですが…今はやめておいた方が良さそうですね。でも、滞在中に一度くらいはごちそうさせてくださいね。」

「わかりました!その時を楽しみにしてますね!」

「ええ、では。」


まぁ、一回くらいならご馳走されても問題ないでしょう。さて…聞き込みと行きますかぁ…海鮮食べれなくしてる悪い子どうにかするためにも。もちろん市場も見るけど。

「ご主人さま、聞き込みですね?」

「うん。まぁでも皆で一緒に行こうよ。ついでに市場も見てみたいし。」

「賛成〜。私もお店見たいです!」

「そうですね。現状ではどうにか出来るかも分からないですし、今日は長旅の疲れもあるでしょうし、のんびり市場巡りしていきましょう。ついでに聞き込みも。」

「あらら…目的が逆になったね。まぁ、良いけどさ。んじゃ、行こっか!」


探索開始〜

とうとう海のある街についたりんちゃん達。しかし…そこで待ち受けていたのは海鮮を食べるのが期待できないという現実…!なので魔物の正体を探ることに…果たして、リンちゃん達は無事に海鮮を食べて満足してエクレシアに帰れるのか⁉

次回、聞き込みの結果。でよろしくです。m(_ _)m

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