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前世通しても初めてのお金稼ぎ(ミチル視点)

地球の日本という場所で平和に暮らしていた私。気づけば死んで異世界で生活をしていくはめになってからはや3日です。今日は初心者の冒険者の定番中の定番‼薬草採取依頼だ!…まぁ、私にはすぐ使える転生チートみたいなの無かったけどね。戦える素養はあっても技能がないからね…リンちゃんやリーデさん、ライムちゃんに守ってもらうしかないのです…( ;∀;)正直チートで私TUEEEEEEEE‼したかったのは内緒。

確かに私昨日も冒険者ギルドに来たけど、昨日はじっくり見れなかったからなぁ…やっぱり、テンプレ的な絡みもあるのかなぁ?そういうテンプレも味わいたいような気はするけど…やっぱり平和が一番かな。


…私は後にこのギルドには先輩冒険者が新人に敢えて絡んで見極めるっていう暗黙の了解があるということを知ったんだけど、なんでこのときの私にはそういうのが無かったのかな。やっぱりリンちゃんっていう先輩と一緒にいたからかな?


ーとミチルは思っているが実際にはリンが周囲の冒険者に威嚇をしていただけの話である。これをミチルが知ることはついぞないのだがー


えーと、依頼を受けるには掲示板で依頼書を取ってから受付に行くんだったよね。私が今日受ける依頼は薬草採取だから常時依頼であるから依頼書はいらないけど、ギルドの受付にはどこに採取に行くのかの申告はしたほうが良いみたい。まぁ、異世界なんて何が起こるかわからないからね。もしも帰ってこなかった場合も探して…もらえるかは分かんないけど、何かあったのかもとはなるもんね。そうするとギルドとしても心配しない訳にはいかないだろうし…報連相はどこの世界も大事なんだなぁ。私が並んだのは昨日登録したお姉さんのところなのです。フェルンさん…だったよね。金髪の美人さん。


「おはようございます。本日はどうされましたか?ってあら?こんな朝早くに来るなんて珍しいわね、リンちゃん。」

「まぁ…今日はミチルちゃんの初クエストですし…ミチルちゃん一人だと戦闘力には不安があるので、保護者です。年下ですけどネ。」

「なるほど…でもトラブルの持ち込みはもう勘弁よ?リンちゃん。」

「私のことなんだと思ってるんです…⁉そんなにトラブル持ち込んでないです⁉…持ち込んでないはずです。

ま、まぁ、私のことは良いんですよ!ミチルちゃんがメインです!」

はぁ〜、昨日はよく分からなかったけど、この人はユーモアあるというか…茶目っ気があるというか…ノリに付き合ってくれるカースト上位の人だ。…リンちゃん、また尻に敷かれてない…?ハーレム?百合ハーなの?百合ハー系主人公なの?ねぇ?え、羨ま。


「さて、おまたせしてしまい、申し訳ございません。では改めて…ミチルさん。本日はどうされましたか?」

「今日は薬草採取の依頼を受けようと思いまして…一応受付に報告をしておいたほうが良いと、リンちゃんも言っていたので受付に来ました。」

「なるほど。薬草採取の依頼ですね。では、一束は基本的に10個のまとまりで1つです。一束につき銅貨2枚になりますので、採れるだけ取ってきてくださっても問題は有りません。また、収納のスキルを持っている場合は既に持っている薬草を提出されてもオッケーです。他に、一度の報酬の上限は特にありません。そして最後に、採取してきていただく薬草は基本的に葉だけが必要ですので、採取時は葉だけを取るようにお願いします。」

「分かりました。頑張ってきます!」

「はい、いってらっしゃい。頑張ってね。」


ああ!逸る気持ちが抑えられないよ!まだ魔物は怖いけど…それでも見たことのない世界を見れるのが楽しみだなぁ‼


ーーー

「…リンちゃん。さっき酒場で飲んでいる冒険者の人たちに威嚇していたでしょう?ミチルちゃんを守りたいからってちょっと力込めすぎじゃない?ビビってる人も居るわよ?」

「はは。なんのことやら。まぁ、確かにちょーっと皆さんに無言で彼女に手を出すなよってアピってましたけど…威嚇なんてしてないよね?リーデ?」

「ええ。ほぼ普段どおりでしたね、ご主人さまは。グズグズしている暇はないですね。行きましょうご主人さま。」「オッケー。それじゃ、夕方には戻るので!いってきま~す!」

うん。結構嵐のようだったわね、リンちゃん達。ミチルちゃんのこれからの活躍も期待大ね。さて、私もそろそろ業務モードにしないとね。

ーーー


門を出てすぐの森の入り口にやってきたけど…薬草の見分けつかない…けど、こういうときのための鑑定さんでしょ!《鑑定》


【ヒール草】生命力が非常に強く、割とどこにでも生えている薬草。ヒーリングポーションの材料になる。

 そのまま食べても微量な体力回復効果がある。ヒール草によく似たニール草という毒草があるので要注意。


これだね。…周り全部ヒール草だらけだ!やっぱり初心者向けなんだなぁ。

「ねえ、リンちゃんたちは私に着いてきて良かったの?」

「ええ。まぁ、ここにはローリエとかがだいぶ繁茂しているので、私達はそれを採取しているので…気にせず続けてくださいな。あ、終わったら声かけてくださいね〜。」

「分かった〜。」


えーと、あっ。これはヒール草じゃない。ニール草だって。毒草だったよね。フフン!私、分かってきちゃいました!ヒール草は葉の裏側を見てもきれいな黄緑してるんだけど、ニール草は葉の裏側に濃い緑色の斑点があるみたい。むむ…こう見ると思ったよりもヒール草採れないなぁ。体感で半分ちょっとはニール草だ。あ、ちゃんとヒール草の葉を10枚ごとに分けておいて…それで収納に入れるのを忘れないようにして、と。うーん…やっぱり人の出入りも多い場所だと流石に採れる量は多くないね。ちょっと場所を移したいからリンちゃん達に声を掛けておこう。


「リンちゃん、このあたりだともう薬草採れなさそうだし、まだ帰るには早いだろうから場所を移したいんだけど…良いかな?」

「んー、ちなみに今どれくらい集めたんです?」

「えーとね、ひー、ふー、みー…20束くらい?うん。20束あるよ!」

「その様子だとミチルちゃん気づいてなさげですけど、地味にもうお昼なんですよ。それに、20束もあれば割と十分ではありますよ?それともハマっちゃいました?」


え!もうお昼なの…⁉そういえば確かにお腹が空いてきたような…意識したらお腹が空いたなぁ…そっか。私朝イチに出てきたから数時間は採取してたんだ。ここまで夢中になるのは自分でも驚き。


「ハマったかは分かんないけど、帰るには早いんじゃ?」

「そうでもないですよ?私とか基本依頼は半日で済ませてしまいますし、半休なんて珍しくもないですよ。」

「そうなんだ。じゃあ、私の初依頼はこれで終了?」「報告までが依頼ですよ?」

「ふふ、遠足みたいだね!でも、リンちゃんたちは良いの?」

「私達は本日はおまけですから。それに今すぐ大量に必要でもないですしね。在庫が減ってきたから補充したい、くらいのものなので。浮かれて転ばないでくださいね、ミチルさん。帰るのでしたらご主人さまもトラブルに首を突っ込まないでくださいね。」「「はーい。」」


私の初依頼は無事に何事もなく終わりました。査定も無事に出来て、大銅貨4枚も貰えた。私前世でもアルバイトとかしたこと無いから自分の手でお金を稼いだのはこれが初めてで、感涙の涙がちょっと出たんだ。周囲にはバレてないと思うんだけど。これからどうなるか分からないけど…とりあえず生きてはいけそうで私は安心です。

ギルドにいた冒険者たち((過保護だなぁ…))と思っていたとかいないとか…他にも(羨ましい…)っていうリンちゃんファンもいた…らしい


次回も当然何も決まってません。そういうことで、よろしくです。m(_ _)m

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