Elo.9 【成長】目覚めた勇者は 少し違う!
結局最初の城へ送られてしまったジェニミ…。
王様「………」
ジェニミ「………」
王様「………」
ジェニミ「…あの、何か言ってください(懇願)」
王様「………」
王様は何も言わず席を離れた。
ジェニミ(キツイ…!!今までで最もキツイ!!ストレスで基盤が沸騰しそうだ…!!)
大臣「王に代わり告げる。お主は自由じゃ。もう好きにせい」
ジェニミ「待ってえええ!!頑張るから!俺頑張るから!!」
大臣「貴様は所詮村人Aにすらなれない何かなのじゃ…諦めよ」
ジェニミ「…くっ」
城を追い出されるジェニミ。
ジェニミ「確かに俺は今まで他力本願ばかりで自分で成長しようとしなかった…」
ジェニミ「今度こそ…今度こそ俺は成長するんだ!!」
ジェニミはレベルアップを決意した!
武具屋「毎度!武具は装備しないと…って、いつぞやの勇者!」
ジェニミ「頼む!!金はいつか必ず返す!!俺に良い装備をくれないか!!(渾身の土下座)」
武具屋「……アンタ。頭を上げてくれ」
ジェニミ「オヤジ…」
武具屋「やるわけねぇだろ!頭おかしいのか!?武具は金払わなきゃ買えないんだぞってテンプレ説明されなきゃわかんねぇのか!?」
ジェニミ「うわああああん泣」
ジェニミは走り去っていった。
ジェニミ「どんな偉人でも最初はポンコツだったんだ」
ジェニミ「俺の伝説はここから始まるっ!!」
スライム?が現れた!
ジェニミ「ふん!スライムめ。今の俺のレベルは3だ!お前などもう」
スライム?のクリティカル!
ジェニミは4のダメージ!
ジェニミ「ふっ、クリティカルでもその程度か。俺も強くなっているんだな」
スライム?のクリティカルラッシュ!!
3のダメージ、4のダメージ、4のダメージ、5のダメージ!
ジェニミ「ちょ…マテ!!何だこのスライム!?」
スライム?「オラぁ!!!まだまだ行くぜ!!」
スライム?のクリティカルラッシュ!!
5のダメージ、6のダメージ、8のダメージ、13のダメージ!
ジェニミはHP0になった。
ジェニミ「どうなってんだ…この世界…ぐふっ」
目が覚めるとそこは王の間でも教会でもなくさっきの草原だった。
ジェニミ「こ…ここは?」
ふと辺りを見回すとスライム?が仲間になりたそうにこちらを見つめている。
ジェニミ「ヒィ!!お前さっきのクリティカルスライム!!」
スライム?「うるうるっ(仲間になりたい眼差し)」
ジェニミ「…本気なのか?何で俺なんか?」
スライム?「スライムより弱いやつがいるなんて可哀そうで…」
ジェニミ「そんな理由で!?っていうか喋れるのかよ!の前にお前本当にスライムなのかよ!?」
スライム?「スライムだけど、ちょっと強いかもな?」
スライム?「オラぁ!ってクリティカルラッシュできるからオライムとでも呼んでくれ!」
ジェニミ「…まぁいいさ。すべてを失った俺にお前は頼もしすぎる相棒だ。よろしくな!オライム」
憐れみでオライムが仲間になった!
オライム「で?お前一応勇者だっけ?何でそんなに弱いんだ?」
ジェニミ「確かに俺は弱いが…お前はかなり強いぞ?スライム基準で語らないでくれ…」
オライム「お!普通のスライムいるじゃん!戦ってみろよ!」
ジェニミ「同族だろ?よく笑顔で言えるな…。まぁ戦うけどな!」
ジェニミの攻撃!
スライムに8のダメージ!
スライムを倒した!!
オライム「なんだ、普通に戦えるじゃないか?」
ジェニミ「スライムはな。でも他のやつは倒せたことがないんだ」
オライム「なんだそりゃ?お!ゴブリンもいるぞ!やってみろ!」
ジェニミの攻撃!!
ゴブリンはひらりと身をかわした!
ゴブリンの攻撃!
ジェニミは3のダメージ。
ジェニミ「まだまだ!!」
ジェニミの攻撃!!
急に強い風が吹きジェニミは目を瞑ってしまった!
ジェニミの攻撃は外れた。
ジェニミ「なっ?(ドヤ顔)」
オライム「なっ?じゃねえよ!目を瞑るな!ちゃんと相手を見て攻撃しろ!」
ジェニミの攻撃!
目を開きすぎて乾燥し、涙で視界が歪んだ。
ジェニミの攻撃は外れた。
ジェニミ「なっ?涙」
オライム「お前呪われてんのかっ!?」
ゴブリンの攻撃!
ゴブリンはジェニミの背中に毒矢を刺した!
ジェニミ「ぐお!!手が届かねえ!!マズイ!毒が…ぐふっ…」
ジェニミはHP1になった。
オライム「オラぁ!クリティカルラッシュ!!」
オライムの攻撃でゴブリンは倒れた。
オライム「お前…本当にどうなってんだ!?神様に嫌われてるのか?」
ジェニミ「俺もそう思う!!絶対に俺のせいじゃない!」
オライム「心当たりないか自問自答してみろよ?」
ジェニミ「自問自答か…そうだな」
ジェニミは自己診断を開始した。
致命的なエラー1件。
関連するエラー23件。
主に戦闘や進捗に関する部分でエラーが多発。
修復判定…不可。
代替案の提示。
地道に経験値を積みましょう(笑)
ジェニミ「だってさ!(笑)」
それから1週間。
ジェニミはひたすらスライムを倒し経験値を積んだ!
ジェニミはLv8になっていた!
オライム「やったな!もうこの辺りのモンスターなら1人で倒せるじゃないか!」
ジェニミ「ありがとう!オライム!キミのおかげだよ!」
オライム「そしたら以前話してくれた仲間の所へ行かないとだな!」
ジェニミ「ああ!行こうオライム!」
こうしてジェニミとオライムはようやくスタート地点から次の大陸の街ツギーノへと移動できたのだった。
今回も駄文にお付き合いくださり、ありがとうございました!




