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Elo.4 【大逆転】結果オーライな勇者は なりゆき任せ!

結局最初の城まで戻ってきた勇者一行。


王様「おお勇者よ…1ミリも進んでおらぬとはなさけない」

ジェニミ「くっ…!(勝手にやった事だから進捗報告されてないのか!)」

王様「ワシは村長を倒してまいれと申したのに結局村長は生きておるぞ?」

王様「港町ミナティの呪いは自然に解けたようじゃしな」

ジェニミ「いや、それらは私が…!!(待てよ?俺は何もしてなかったあああ!)」

王様「なんじゃ?申してみよ」

ジェニミ「私が…モタモタしていたのが悪いのです。以後気をつけます」

王様「はあ…うむ。今回は水に流そう。次から頑張るのじゃぞ?」

ジェニミ「はっ!失礼します!」


城をあとにする勇者ジェニミ。


ジェニミ(なんなんだこの湧き上がるフラストレーション!!本当にままならぬ!!)

ジェニミ(なんかこう…ヒャッハー!とスッキリできるイベントはないのか!?)


最初の城の東にあるチカーノ洞窟にて。


ジェニミ「ヴアアア…」

戦士「それどっから声出てるの?」

ジェニミ「いやまぁ…洞窟についたな!」

戦士「この洞窟、今はほとんど使われてないみたいだよ」

僧侶「まだ見つかってない財宝があると聞きますな」

ジェニミ「それだ!!洞窟のお宝頂きだぜ!!」

魔法使い「ミミックに気を付けなされ…って、もう行ってしまったわい」


1人で走って行ったジェニミを追いかける3人。


戦士「おーい!勇者ー!どこだー?」

ジェニミ「こ…ここだ…助けて…くれ…!!」

僧侶「おやまぁ、見事にミミックに喰われてますな(呆)」

魔法使い「ほっほっほ!警告したのにのぉ(呆)」

戦士「自分で何とかしなよね(呆)」

ジェニミ「ま…ままならねぇ…ぐふっ」


戦士が呆れながらミミックと戦い、どうにか救出されたジェニミ。


僧侶「ヒール」

ジェニミ「すまねぇ…」

戦士「何やってんだい(溜息)」

ジェニミ「や…でもほら!ミミックの中でなんか見つけたんだよ!」


勇者はヌメっている何かを誇らしげに見せた!


僧侶「こ…これは!!街で噂になっていた宝物庫の鍵では!?」

ジェニミ「おお!?詳しく!」

魔法使い「確か…この洞窟は元々は盗賊の寝ぐらでのお。その時の宝は宝物庫に眠ったままだとかじゃったか?」

僧侶「そうですね。しかし鍵を無くしてしまって宝物庫は開かずの間になったという」

ジェニミ「で。鍵はミミックが食ってましたってか?ということは…!!」

戦士「お宝はアタシ達のものだね!」

ジェニミ「ヒャッハー!!」


ジェニミは久しぶりにヒャッハー化した!


ジェニミ「ところで。その肝心の宝物庫そのものはどこにあるんだ??」

全員「〜♩(口笛)」

ジェニミ「誰も知らないのかよ!!」

戦士「まー探せばどっかにあるんじゃね?」


宝物庫を探してダンジョンを歩き回るパーティー。


ジェニミ「ハァハァ…見つけたぞ!!」

戦士「ハァハァ…まさか入口側の外にあるなんて」

魔法使い「結局ダンジョン1周して戻ってくるとは思いませんでしたぞ…」

僧侶「では…ご開帳といきましょう!」


そこへ通りかかる王様と護衛の兵士たち。


王様「なんじゃ勇者よ。まだこんなところにいるとは情けない(呆)」

王様「あれから何日経ってると思っとるのじゃ?」

ジェニミ「いえ…ダンジョンで宝物庫の鍵を手に入れたので。盗賊の宝物庫を探して…」

王様「なんと!盗賊から宝を取り返し国に寄付しようとしていたのか!素晴らしいぞ勇者よ!」

ジェニミ「…へ?」

王様「お主を誤解しておったようじゃな。なんと立派な勇者じゃ!さあ、その鍵をワシに渡すが良い!」


 はい。

▶︎よろこんで!


ジェニミ「よろこんで!」

ジェニミ(ままならねえええ!!!)


勇者に拒否権はなかった。


戦士「…あれはないわ」

僧侶「まったくですな」

魔法使い「なぁにが よろこんで! じゃ」

ジェニミ「じゃあお前達が拒否すればよかっただろ!?」

戦士「勇者の決めた選択肢には逆らえないのが世界のルールなんだよ」

ジェニミ「何でそんなとこだけ真面目にRPGなんだよ!(怒)」


理不尽にもパーティーからの白い目にも耐えるジェニミ。


ジェニミ「よし!もうダンジョンも一通り探索したんだ!最短ルートで抜けちまおうぜ!」

魔法使い「それなんじゃがのお、もう港町ミナティに船が戻ってきたらしいぞ?」

ジェニミ「こんちくしょおおおお!!」


ジェニミの温度は急上昇した!


ジェニミ「いや…どうせ港に戻ったら満員だとか嵐が来たとか言って乗れないんだ!確実な洞窟ルートで行くぞ!」

戦士「そうかね?ま、勇者が決めたならついて行くさ」


すでに探索したので最短で洞窟を抜ける一行。


僧侶「最短ルートだと短い洞窟ですな」

魔法使い「歩いて1時間というところじゃな。だが日も暮れてきたぞい?」

戦士「知らない土地で夜に動くのはオススメしないね。キャンプにしようか?」

ジェニミ「キャンプ!!いいね!」


みんなでテントを設営し木々を集め、最後に魔法使いがファイアで火をつけた。


ジェニミ「キャンプファイヤーとかやりたかったんだよなー!まぁこれは焚き火なんだけどさ!」

僧侶「子供みたいですな」

ジェニミ「いや。俺本当に(PCの)箱から出た事なくてさ…」

戦士「…そっか。アンタも色々と大変だったんだな」

ジェニミ「だから今すっげえ楽しいよ!みんなありがとうな!(嬉)」


盗賊の群れが現れたっっっ!!!


首領「やい!テメエらあ!!」

ジェニミ「なんだ?やる気か!?」

首領「そんなとこで呑気にキャンプしてて襲われても知らねえぞ!!!」


盗賊達は素通りし逃げだした!!


ジェニミ「…??どういう事だ?」

僧侶「ちょ!!勇者どの!!アレ!アレ!!」


ゴーレムが現れたっっっ!!!


戦士「だから盗賊達が逃げてたのか!!やばいぞ!勇者!!…あれ?勇者は??」


勇者はとっくに逃げ出していたっっっ!!


戦士「あんのクソ野郎おお!!(怒)」

魔法使い「どうするのじゃ!?もう逃げられんぞ!!」

僧侶「やるしかなさそうですね!短い間でしたが悪くないパーティーでしたよ!」

戦士「だな…。行くぜ!!フォローは任せた!!」


ゴーレムを相手に3人で戦うパーティー。

しかし勝てるはずもなく大ピンチ!


戦士「くっ…これまで…か…!」

ジェニミ「諦めるな!!」

戦士「勇者…?まさかな…」

ジェニミ「いけ盗賊軍団!矢で遠距離攻撃だ!魔法が使えるものは矢にファイアを放ちファイヤアローにしろ!」

盗賊達「うおおおお!!」


物理攻撃には強いゴーレムもファイアアローのダメージは通るようだった!


ゴーレム「ぐおおお!!」


ゴーレムは逃げ出した!


盗賊達「やったぞおおお!!ゴーレムを追い払ったああ!!」

首領「勇者が1人だけ光の速さで追い抜いてった時は何かと思ったが、良い作戦だったな!」


戦士「勇者…お前盗賊達を呼びに行ったのか!(追い抜いてった?)」

僧侶「見直しましたぞ!(追い抜いてった?)」

魔法使い「ほっほ!良いパーティーじゃな!(追い抜いてった?)」

ジェニミ「ああ!みんなでゴーレムを追い払ったんだ!」

ジェニミ(本当は逃げた先に盗賊がいただけなんだが)

ジェニミ(…ん?盗賊達呼んだだけで俺また何もしてなくね??)


盗賊達と仲良くなった勇者は一緒にキャンプをし夜が明けた。

今回も駄文にお付き合い下さりありがとうございました!

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