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仮想現実で主人公になったAIは ままならねぇ!  作者: Ashika


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Elo.34 【世界樹へ】天空の勇者は チャンスを逃す!

この作品は、空き時間に赴くまま書き綴ったギャグ作品です。

構想や推敲を行わず勢いのまま書き進めておりますので、そういったところも含めて気軽に楽しんでいただければ嬉しく思います。

オライム「で?具体的にはどうするんだ?勇者様よ」

ジェニミ「データによれば世界各地を巡り各国での出来事を攻略すれば勇者になれる!」

ロッテ「既にデカーイ国の王様への謁見を無視しているが?」

ジェニミ「…」

オライム「デカーイ国に戻るのか?」

ジェニミ「なんていうか。城とか王様にあまり良い印象ないんだよな…」

ロッテ「まぁわからんでもないが…」

リア「マナカ王国ではバトルの上位大会やるって言ってたね」

オライム「西側にあるニシガーワの街も残っているな」

ロッテ「どこに向かうんだ?」


 ニシガーワの街

 マナカ王国

 デカーイ王国

 

ジェニミ「手っ取り早く世界樹みたいなのないの?」

リア「あるけど…行くの?」

オライム「お前の事は忘れないぜ…」

ロッテ「そうだな。適当だが仲間想いのやつだった」

ジェニミ「俺死ぬの!?」


勇者の怠惰によって、一行はいきなり世界樹へ。

まずはポリモーフを解いてミーナ・ミガワに船を取りに行く。


ジェニミ「よう!ガーラ!船ありがとうな!」

ガーラ「おう!で、次はどこへ行くんだ?」

ジェニミ「ちょっと世界樹へ行ってくる」

ガーラ「おま…そうか。頑張れよ(涙)」

ジェニミ「だから俺死ぬの!?何なのその反応!?」


出航し船上で世界樹の説明を聞く勇者。


ロッテ「いいか?世界樹というのは天をも貫くとされる巨木の事だ」

リア「それでね、天空にお城があって女王様が住んでるんだって」

ジェニミ「ふむ…普通じゃね?」

ジェニミ(っていうか特級職人って世界樹登ったんじゃね?)

オライム「お前…世界樹を登山みたいなものだと思ってるだろ?」

ジェニミ「え?違うの?」

オライム「木登りだよ!普通に木登りだ!雲の上までな!」

ジェニミ「おいいい!!俺の知ってる世界樹攻略とかなり違うんだが!?」

オライム「ほとんどのやつは途中で筋肉が限界になって落下死するんだ」

ロッテ「成功すれば後世まで名が残ると言われるほどだからな」

ジェニミ「…ホントままならない世界だよ泣」

ジェニミ「それで?どこに向かうんだ?」

リア「んとね…西側の大陸にあるヒダリーノの街だね!そこで受付してる」

ジェニミ「受付…?もう嫌な予感しかしねえ…」


そしてヒダリーノにて。

ジェニミ、世界樹に挑戦中!


司会「おおっと!ジェニミ選手落下だー!また来世~!」

ジェニミ「おいいい!!何だその挨拶はあああ!!」

リア「オライム!!」

オライム「仕方ねえな!!」


ジェニミはオライムの上に落下した!


オライム&ジェニミ「ぐえ!!」

ロッテ「よく2人とも無事だったな…」

リア「ヒールっと」

ジェニミ「おい…登れる気がしないんだが」

ロッテ「そんなこと言っても楽しようとしたのはジェニミだからな?」

オライム「圧倒的に力が足りてないな」

リア「じゃあレベル上げだね?」

ジェニミ「…いや1つ提案があるんだが?」


ジェニミは再び立ち上がり世界樹を登り始めた!


司会「おおっと!ジェニミ選手不死身かああ!?生きていました!!」

司会「しかもすごい速さで登っていく!!一体何があったんだああ!!」

ロッテ「何がもなにも…」

オライム「リアに支援魔法を倍でかけてもらっただけなんだよな」

リア「本来の目的忘れてるね!」

ジェニミ「フハハハ!こんな棒切れ爆速で登り切ってくれるわ!!」

司会「ジェニミ選手!世界樹を棒切れ呼ばわりだあ!!すごい自信です!」

ジェニミ「っし!あの雲を抜ければ天空の城だぜ!ヒャッハー!」


勢いで雲を抜けるジェニミ。


天空の門番「ハイ止まって!不正入国ですねー」

ジェニミ「…はい?」

天空の門番「アンタ支援魔法使って登ってきたでしょ?ダメだよ自分の力だけで登ってこなきゃ」

ジェニミ「いや、意味が分かんないんだけど?」

天空の門番「だから世界樹を自力で登る事自体が入国審査なわけよ」

天空の門番「とりあえず名前と職業言って」

ジェニミ「ジェニミです。一応勇者です」

天空の門番「ま…マジで勇者?」

ジェニミ「ああ…またいつものか」

天空の門番「お待ちしておりました!勇者様!!」

ジェニミ「なんだとっ!!?」

天空の門番「早速我らの女王様に謁見を!」

ジェニミ「よろこんで!」


女王の間へ案内されたジェニミ。


女王「ああ勇者様…やっとお会いできましたね」

ジェニミ「ええ!お待たせして申し訳ありません!」

女王「それではいにしえの約束通り…我が娘と結婚し天空の城の王に!」

ジェニミ「よろこんで!」

兵士たち「うおおお!ジェニミ新国王万歳!!」

ジェニミ(夢かな?夢だよな…さて起きるか)

兵士「ではこちらでお待ちください。式はすぐにでも執り行いますので」

ジェニミ「…夢じゃねええええ!!!」

ジェニミ「どうすんだこれ!?いやいいのか?いいよな?国王だもんな?」


コンコン…


女性「失礼致します…」

ジェニミ「おのれ悪霊め!俺の魂を取りに来たのか!?」

兵士「なっ!!」

兵士「こちらの方が天空の城の王女様です(小声)」

ジェニミ(チェンジで!!なんて言えるかああ!!)

ジェニミ「と…とても独創的な雰囲気の女性ですね!あ、そういえば俺まだ仲間に挨拶していなかったもので。一旦地上に…」

兵士「帰れると思うなよ?小僧がっ!」

ジェニミ「…へ?」

兵士「ではまた式の場で(笑顔)」

ジェニミ「ヤバい…何なんだあの王女様!!王女じゃねえよ!死神かネクロマンサーだろ!?」

ジェニミ「メイクもそうだが格好もだ!しかも何で大事そうに頭蓋骨抱えてんだよ!」


ジェニミは何となく目に入った引き出しを開けてみた。


ジェニミ「これは…日記?」

ジェニミ「飛行船飛ばしてたら偶然天空の城に入っちゃって不正入国だよ。参ったな…」

ジェニミ「とりあえず勇者だとか言っておいたら信じちゃったよ笑」

ジェニミ「何故か王女に気に入られちゃったし。ここで国王やるのも悪くなかったんだけど勇者じゃないのがバレると怖い!」

ジェニミ「一度戻らなければならない。もし再び勇者が現れたらその時には結婚しよう!とか適当な話で納得してくれたよ!それもうお互い関係ない別人なのにな!笑」


ジェニミは日記を閉じた。


ジェニミ「お前のせいかああああ!!!」

ジェニミ「よし。とりあえずトイレでも行って、ついでにここの様子を見てくるか」


ジェニミは部屋を出た。


兵士「どちらへ?」

ジェニミ「トイレだよ!緊張してんだよ!」

兵士「ではご案内します」

ジェニミ「なあ…この国では後ろから相手の背中に剣突きつけて歩くのを案内と言うのか?」

兵士「はい(笑顔)」

ジェニミ(1ミリの迷いもない返事と笑顔…!)


ジェニミは逃げ出した!!


兵士「なっ!!待て!!」

兵士「くそ!どこ行きやがったポンコツ勇者め!」

ジェニミ(よし…去って行ったな)

ジェニミ「ありがとう!匿ってくれて!」


とても綺麗な女の子にキメ顔でお礼をするジェニミ。


???「いえ…そんなに結婚が嫌なのですか?」

ジェニミ「え?ああ、まだ俺には早いかなって。魔王も倒してないし仲間も待たせたままだし」

???「そうなのですね…分かりました。ではついてきてください」

ジェニミ(逃がしてくれるのか?助かったー)

ジェニミ「ここは?」

???「私の部屋から外へと抜ける緊急時の脱出路です」

ジェニミ「…ん?もしかしてキミって」


部屋の外から声がする。


兵士「王女様!この辺りで勇者を見かけませんでしたか?」

???「いえ。来ていません」

ジェニミ「王女様…さっきの!?」


メイクを落とした王女様はガチで超絶美人だった!


王女「さあ!バレないうちに行ってください!」

ジェニミ「待っ…」


言い終わるより前にジェニミは突き飛ばされ、脱出路に落とされた。


ジェニミ「結婚しよおおおおお!!!」


垂直な脱出路を落ちると全身をシャボン玉のようなものが包み込み、ジェニミは地上まで落ちて行った。


司会「おお!ジェニミ選手落ちてきました!!」

司会「何やら不思議な膜に覆われておりますが…天空の城には行けたのでしょうか!?」

ジェニミ「ああ…大切なものを置いてきてしまった」

ジェニミ「リア、もう一度支援魔法をくれ!!」

司会「今なんと…?」

ジェニミ「しまった!!」

司会「世界樹で不正を行うとは…ヒダリーノの街を敵に回しましたね?覚悟はできていますよね?」

ジェニミ「いーーーやーーー!!!」


ジェニミはヒダリーノの街から逃げ出した!!


ロッテ「おかえりポンコツ」

オライム「おかポン」

リア「おかポンっ♪」

ジェニミ「天空の城は実在した!(キリ)」

オライム「そんなの常識なの。また実績0かよ」

ジェニミ「と、思うだろ?」

ロッテ「ん?その本は?」

ジェニミ「天空の城で手に入れた日記だ!これに空を飛ぶ乗り物について書いてあるんだよ!」

リア「本当にあるの!?」

オライム「ほお?東側の大陸にある魔法技術の国アルカナ?出身の技術者の日記か」

ロッテ「変な名前だな?」

リア「ねー!聞いたこともないね」

オライム「アルカナとかセンスなさすぎだろ」

ジェニミ(え?普通じゃない?ミーナ・ミガワとかの方がおかしくね!?)

ジェニミ「とりあえずその魔技の国アルカナに行ってみるか」


勇者たちはヒダリーノを追い出され魔技の国アルカナを目指すことに!

今回もお付き合いくださり、ありがとうございました!

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