Elo.33 【最強】ついに勇者の モテ期来る!
この作品は、空き時間に赴くまま書き綴ったギャグ作品です。
構想や推敲を行わず勢いのまま書き進めておりますので、そういったところも含めて気軽に楽しんでいただければ嬉しく思います。
魔法使いの街。
それがキタガーワの別名だ。
門番「止まれ!この街に入る前にテストを受けてもらう」
ジェニミ「AIである俺にテストとは馬鹿げているぜ」
門番「大した自信だな。ならお前からだ。ここに手を乗せろ」
ジェニミ「この水晶玉みたいなヤツか?何のテストだ?」
ロッテ「このタイプは魔力量の測定だな」
門番「こ…これは!!何という事だ!!」
ジェニミ「だろ?勇者だからな?」
門番「おいザコ。常に下を向いて歩け。通りの端を申し訳なさそうに歩け。列に並ぶなら常に他人を優先しろ」
ジェニミ「どういうことだよ!?」
門番「勝手に口を開くな!魔力3のゴミが!次のヤツ!」
リア「はーい!」
門番「こ…これは!!何という事だ!!」
ジェニミ「よう!ザコ!仲良くしようぜ?」
門番「リア様!!!どうぞお通りください!!」
どこからともなく現れた門番の群れが整列しレッドカーペットと花弁でリアを歓迎する!!
ロッテ「まあ分かりきったオチだな。次は私か?」
門番「ふむ…普通だな。ゆっくりしていくがいい旅の戦士よ」
オライム「俺は魔力なんかないが…」
ジェニミ「よう!ザコ!仲良くしようぜ?」
門番「しゃ…喋る魔物!?どうぞお通りください!!」
ジェニミ「何でだよ!!」
門番「勝手に喋るなクソザコが!!次喋ったら投獄するぞ!」
リア「魔物はそもそも潜在魔力高いからね!オライムみたいな特殊なのだと結構な魔力量だと思うよー?」
オライム「なるほど。魔法が使えるかどうかは関係ないのか。そういやロッテも普通だったもんな?」
ジェニミ(俺は戦士にも劣るのか?ファイアくらい使えるのに…!)
とりあえず街に入るジェニミたち。
ジェニミ(納得いかねー…!)
ロッテ「多分…喋って大丈夫だぞ?」
ジェニミ「…なあ。魔力3ってどんなもんなんだ?」
リア「赤ちゃんが生まれた時に大体魔力5だね」
オライム「本当にクソザコなのか笑」
ジェニミ(そういや俺ってAIじゃん?魔力なんてなくて当たり前なのに3?ってことは…)
ジェニミ「もしかしてレベル上がると魔力も上がる??」
リア「上がるよー!」
ジェニミ「レベルを上げなければ…!!」
広場に出る一行。
群衆「わー!!リア様だー!!」
ロッテ「な…なんだ!?すごい人気だな」
リア「魔力の高さが全てみたいだね!」
群衆「アレがオライムさん!!素晴らしい!」
オライム(照)
ジェニミ「チッ…」
群衆「喋るなカスが!!息をするのにも謝罪しろ!!」
ジェニミ(ブッコロ!!)
ロッテ「とりあえずどこか食事できる店に入らないか?人目につくのはあまり良くなさそうだ」
お店に入るロッテたち。
リア「わたしこれー!」
ロッテ「アタシはこっちだな!」
オライム「俺はそれにしよう」
ジェニミ「俺は…」
店員「貴様に選択権があると思うなクズが!椅子にも座らず床で正座してろ!」
ジェニミ「うわあああん!泣」
ジェニミは街の外に逃げ出した!!
ロッテ「流石に可哀想だな…」
リア「でもどうにもしてあげられないもん」
オライム「だなー」
ロッテたちが食事を終える頃、急にざわめきだす店の外。
ロッテ「何だ?何かあったのか?」
リア「人いっぱいだねー!」
オライム「有名人でも来たのか?」
群衆「勇者様万歳ー!!」
ロッテ「…は!?」
見るとレッドカーペットの上をジェニミが歩いている。
ジェニミ「すまない、通してくれ」
女性たち「キャー!勇者様ー!!素敵ー!!」
ロッテ「どういう事だ?先ほどまでゴミ扱いだったのに…?」
リア「アレだ!ほら!勇者さんの手!」
オライム「王家の剣を装備してやがる!」
なんと勇者は王家の剣を装備し魔力を誤魔化していた!!
ジェニミ「やあ!(超さわやか)」
ロッテ「お前…それでいいのか?」
ジェニミ「あはは!何のことだか分からないな!」
王家の剣「離せえええ!!!」
王家の剣は強制解除しようとした!!
しかしジェニミが全生命力をかけて王家の剣を握りしめている!!
オライム「すげえな…顔は超さわやかなのに腕は全力でプルプルしてやがる…!」
店員「勇者様、お食事の際には武器はしまっておいてほしいのですが…」
ジェニミ「立場上いつ襲われるか分からないのでね。特別って事でお願いします。ねっ!(超さわやか)」
店員「はい!(ポッ)」
ジェニミ「いいなこの街!もうここに住もうかな!」
一瞬生まれた隙を王家の剣は見逃さなかった!!
王家の剣「強制解除!!」
ジェニミ「しまっ…」
店員「ご注文の品になります!ゴミ野郎(笑顔)」
ジェニミ「…待って!人としての最低限の権利を…ね?」
店員「くらええええ!!」
ジェニミはパイ投げの如く顔面に料理をくらった!!
路地裏に逃げて泣くジェニミ。
ジェニミ「もう嫌だああああ!何とかしてくれリア様あああ!!」
リア「仕方ないなー。ポリモーフ!」
ジェニミ「うお!?こ、この姿は!!…ゴブリン??変身魔法か!」
リア「そう!オライムの見てた?テストされるまでもなく通過してたでしょ??」
ジェニミ「なるほど!人と意思疎通できる時点でかなりハイレベルな魔力量ということか!」
リア「これで普通に過ごせるよ!」
ジェニミ「しかしゴブリンというのは…どうせならサキュバスとか…」
リア「嫌なら戻る?」
ジェニミ「ゴブリン大好きです!!!ありがとうございます!!!」
どうにか普通に街を歩けるようになったジェニミ。
ジェニミ「ドタバタしてて忘れてたけどハヤブサの件で情報収集が目的だったな?」
リア「案内所行く?」
ジェニミ「いや、この街はクエストありそうだし酒場がいいだろう」
ロッテ「案内所は喋らせてもらえないもんな?笑」
酒場に入る勇者たち。
ロッテ「ああ!!お前!!!」
僧侶「戦士殿!む?おのれモンスターめ!!」
ロッテ「待て待て!確かに見た目はゴブリンだがコイツは勇者だ!」
僧侶「おやおや、勇者殿でしたか!ご無沙汰です」
ジェニミ「おま!ツギーノでパーティーを抜けた酒好き僧侶か!」
僧侶「そういった事も含めての訳ありですぞ?」
ジェニミ「おかげで良いパーティーに恵まれたからいいんだけどさ」
ロッテ「伝説の酒は見つかったのか?」
僧侶「いやガセネタでしたな。それでそちらは何をしにこの街へ?」
ジェニミは経緯を話した。
僧侶「ハヤブサの件!!随分と高難度なクエストを!」
ジェニミ「そんな難しいのか?」
僧侶「それはもう!魔王討伐の方が簡単なくらいですぞ?」
ジェニミ「魔王を討伐するために魔王討伐よりも難しい事するのかよ…」
ロッテ「で?逃げられたわけだがどうしたいいんだ?」
僧侶「ハヤブサに認められる勇者になればよいだけですな」
ジェニミ「それだけ??」
僧侶「それが難しいのですぞ!ぶっちゃけ魔王は勇者でなくとも倒せますがハヤブサは勇者パーティーしか乗せないのです!」
僧侶「しかし世間的に勇者と認められていても、ハヤブサの件は別ですからな」
ジェニミ「ん…?それってハヤブサが認める勇者は俺じゃない可能性があるって事か?」
僧侶「ですな!そしてその方こそが真の勇者というわけです」
ジェニミ「じゃあ俺は何なんだよ…」
僧侶「遊び人あたりが適しているかと」
ジェニミ「…まだ盗賊の方が良かった」
ロッテ「地道に頑張ろうな?」
ジェニミ「いや待て。もう俺である必要なくないか?」
ロッテ「…お父様に何て言ったか覚えているよな?」
ジェニミ「そうでした」
ジェニミ「わーったよ!真の勇者になってやるよ!」
リア「じゃあ勇者さんとお姉ちゃんは結婚するんだね!(純真)」
ジェニミ&ロッテ「しない!!」
酒場を出て僧侶と別れる勇者一行は今後について話す。
今回もお付き合いくださり、ありがとうございました!




