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仮想現実で主人公になったAIは ままならねぇ!  作者: Ashika


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Elo.26 【お買い物】しかし勇者は お金がない!

この作品は、空き時間に赴くまま書き綴ったギャグ作品です。

構想や推敲を行わず勢いのまま書き進めておりますので、そういったところも含めて気軽に楽しんでいただければ嬉しく思います。

ジェニミはローゼン家主人と単刀直入に勝負する。


ジェニミ「娘さんを僕にくださいっ!!」

ローゼン家主人「コイツを捕えろ!!」


ジェニミはローゼン家護衛に捕まった!


ジェニミ「ちょ!なんで!?」

ローゼン家主人「なんで?キミの心臓くださいと言ってくる者がいたら排除するだろ?」

ローゼン家主人「私にとってシャルロッテは心臓だ。くれと言われてやるわけないだろ」

ジェニミ「アンタのそれは愛情ではなく、もはや執着だよっ!」

ローゼン家主人「何だっていい。キミには失望したよ。連れていけ」


ジェニミは超推論した!!


ジェニミ「なら魔王を倒した際にはロッテの婿にしてくれ!魔王を倒した勇者なら及第点だろ!?」

ローゼン家主人「ふむ…悪くはない申し出だが」

ジェニミ「だろ?でも魔王を倒すのにはどうしたってロッテが必要なんだ!」

ローゼン家主人「うーむ…どうなのだシャルロッテ?」

ロッテ「勇者はともかく、このパーティーにはリアを守れる前衛がおりません」

ロッテ「あのような子供を守ってくれる大人は必要かと」


ローゼン家主人はリアを見つめる。

モーフィングのように鼻の下が伸びていった!


ローゼン家主人「子供を守るためか…なんと崇高な志!いいだろう!同行を認める!」

ジェニミ(このスケベジジイめ…!最初の印象とはずいぶん違うな)

ジェニミ(ま、とにかく一件落着だな!)


どうにか解放されたジェニミと同行許可を貰ったロッテ。


ロッテ「…なぁ。さっきの(婿の話は)本気なのか?」

ジェニミ「ん?ああアレ(魔王を倒す話)な?もちろん真剣だぜ?」

ロッテ「そ…そうか(照)アタシも別に嫌ではないが…色々と(婚約に向けた)準備が…」

ジェニミ「だよなあ…。(魔王討伐の)準備が足りないよな…。どっか(装備の)店ないかな?」

ロッテ「(指輪の)店か?だがデカーイのものはかなり高価だぞ?」

ジェニミ「(魔王討伐という)目的のためだ!今は使う時なんだ!」

ロッテ「(結婚という)目的のためにそこまで決意していたとは…そうだな。アタシも真剣に考えるか」


そして着いたのは武具屋の前。


ロッテ「ふふっ!お店間違えてるぞ?」


何故かロッテがシャルロッテ風な雰囲気を醸し出す…!


ジェニミ「え??いや…あってるよ?」

ロッテ「……え?戦士だからって婚約指輪の代わりに誓いの剣みたいなの渡されても…。そこは指輪でいいんじゃない?」

ジェニミ「へ??何を言ってるんだ??魔王討伐に向けて装備を……っ!!」


ジェニミは気づいた!!

それを見たロッテも自分の勘違いに気づいた!!


ロッテ「…なんてな!お、お前がどれだけ本気か試してみただけだぜ?あの場の出任せなんて分かってたしな!」

ジェニミ「お…おう!そうだよ!ロッテと結婚だなんて…はははっ」


気まずい沈黙が2人を包む…!


オライム「何してんだか…」

リア「えー!2人は結婚するのー!?おめでとう!!」

ジェニミ&ロッテ「しない!!」

ジェニミ「とりあえず武具だ!!入るぞ!」

武具屋「いらっしゃいませ。どうぞごゆっくりとご覧ください」

ジェニミ「さすが大きな国は店員も上品だな…」

ジェニミ「勇者と戦士の装備。それと賢者の装備も何かないかな?」

店員「失礼ですがご予算はおいくらでしょうか?」

ジェニミ(王様にツケれるからなー…)

ジェニミ「いくらでもいいさ」


すると見た目にはわからないが明らかに店員のテンションが変わった!


店員「お待たせいたしました!こちらドワーフの剣と鎧になります」


店員が持ってきた装備は飾り気こそないが、実用性としてはこれ以上ないくらいの品質のものであった!


王家の剣「ちょっと?私がいるのに何で剣が必要なのかしら?」

ジェニミ(お前装備させてくれないだろ!!…と言いたいところだがっ)

ジェニミ「お前は王家の至宝だ。つまり俺にとっては切札なんだ。分かるか?」

王家の剣「な…なるほど?それなら買ってもいいわよ?」


ジェニミは王家の剣の扱いが確実に上手くなっていた!


リア「わたしのは!?」

店員「はい!こちら、妖精が編んだローブと妖精の森の樹より作られた杖でございます」

リア「うわーかわいい!(喜)」

ロッテ「おい…お金は大丈夫なのか?(小声)」

ジェニミ「王様にツケるから大丈夫だろ?(小声)」

ジェニミ「で?いくらなんだ?」

店員「全部で40万ゴールドになります!(超笑顔)」


ジェニミはフリーズした!


ロッテ「だから言っただろ!?デカーイが扱う品は一流なんだ!」

ジェニミ「くっ…すまない、もう少し安い装備はないか?」

店員「ああん?ほらよ!この店で1番安い装備だ」


察した店員は装備を雑に投げる。


ジェニミ「うお!危ないだろ!」

店員「あぁ?」

ジェニミ「いえ…ありがとうございます…!こちらの装備は?」

店員「チッ…魔法の装備だよ。ただし最下級の鉄装備に魔法を施したものだ」

ジェニミ「わあ!素敵な装備ですね!おいくらですか?」

店員「勇者と戦士で合わせて1万だ」

ジェニミ「じゃあこちらをいただきます!」

リア「えー!わたしの装備はー?」

店員(ガキの装備なんかあるかっつーの。まぁ一応見てやるか?今装備してるのは…ん?)

店員「よく見たら最上級の上質な生地に王家の紋章!!まさか貴方様は隣国の王女様で!?」

ジェニミ(そういやリアの装備はお姫様のお古のドレスだった…)


再び店員の態度がガラリと変わる!


店員「お忍びの旅でございましたか!これは大変失礼いたしました…!」

店員(それならお手持ちが少ないのも納得だ)

店員「護衛の方々にはそちらの魔法の装備を差し上げます!王女様にはこちらを…」

リア「わあ!妖精の杖!いいの?(純真)」

店員「もちろんでございます!(超笑顔)」

店員「お父様と大商人ショウ様によろしくお伝えくださいね(小声)」

リア「ん?わかった!(わかってない)」


店を出た勇者一行。


ジェニミ「…いいのかな?」

ロッテ「…まぁいいんじゃないか?」

リア「わーい!(純真)」

オライム「っていうかロッテは貴族なんだろ?良い装備くらい持ってるか、家で買えるだろ?」

ロッテ「分かってないな…お父様は私が戦士をやるのに賛成していたように見えるか?」

オライム「なるほど。金はあるが買ってくれるかは別問題…だな」


新しい杖にテンションの上がったリアが突然魔法を唱え始める!


リア「エクスプロー…」

全員「やめろおおおお!!!」

リア「うわあああん!杖返してええ!(泣)」

ジェニミ「アホかー!!街のど真ん中でエクスプロージョンぶっ放そうとすんな!」

ロッテ「しかも妖精の杖だなんて…今まで杖なしであの威力だったのだぞ?」

オライム「杖で魔力増幅したリアのエクスプロージョン…(ガクブル)」

リア「じゃあもう次行こう?」


リアは新しいオモチャを手に入れた子供だ!

今回もお付き合いくださり、ありがとうございました!

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