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仮想現実で主人公になったAIは ままならねぇ!  作者: Ashika


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Elo.25 【貧富の差】今でも勇者は 根に持っている!

この作品は、空き時間に赴くまま書き綴ったギャグ作品です。

構想や推敲を行わず勢いのまま書き進めておりますので、そういったところも含めて気軽に楽しんでいただければ嬉しく思います。

戦士の実家に訪れた勇者たち。


戦士「ここだ」

ジェニミ「本当にこの屋敷の子なのか?お前が!?」

戦士「最初に出会った時に言っただろ?訳アリだって」

戦士「あの街じゃアタシが貴族の娘だなんてみんな知ってるんだよ」

ジェニミ「俺は聞いた事なかったぞ?」

戦士「貴族の個人情報なんか勝手に話したらどうなるか?」

ジェニミ「なるほど。だから誰も噂すらしないのか。当然組むなんてリスクが高すぎるしな」

戦士「だからまあ…勇者には少し感謝してるんだ」

ジェニミ「そ、そうか…(照)」


照れ隠しに屋敷のベルを鳴らすジェニミ。


使用人「…お嬢様!!シャルロッテお嬢様ですね!!」

戦士「ああ…その…ただいま」

使用人「旦那様ー!!」


使用人は屋敷の奥へと飛んで行った。


ジェニミ「なんか…戦士なんだけど…」

オライム「おう…違う人に見えるよな…」

リア「そう?(純真)」

戦士「あまりコッチを見るな!ほら、行くぞ!」

メイド「お嬢様…!?」


声の方を見ると双子のメイドがいた。


戦士「やあメイとイド。ただいま」

メイ「おかえりなさいませ!」

イド「あーあ…帰ってきやがったよ」

メイ「コラ!何てこと言うの!」

戦士「はは!いいよ!イドはそうじゃないとな」


勇者たちは見慣れぬ戦士に戸惑っている。

戦士は別室で着替え、勇者たちは主人の元に案内された。


主人「ようこそ!フォン・ローゼン家へ!」

ジェニミ(ってことはコイツ…シャルロッテ・フォン・ローゼンなのか!?ガチのお嬢様じゃないか!!)

戦士「…何か仰りたい事でも?」

ジェニミ「い…いえいえ」


こうして見てみると戦士は本当に貴族のお嬢様だ!


ジェニミ「それで…依頼を受けてここに来たわけですが…」

ローゼン「ああ!それならもう良い。シャルロッテも戻ってきたし」

ジェニミ「え…?戦…シャルロッテさんを連れて来るのがクエスト内容だったのですか?」

ローゼン「そうだ。だが娘が家出したから探してほしいなど書けないだろ?」

ジェニミ「えっと…報酬については?(小声)」

ローゼン「うむ。もちろん全額支払うよ!」

ジェニミ「元気でな!シャルロッテ!もう家出するんじゃないぞ!」


勇者は秒で報酬と仲間を引き換えた!

ローゼン家をあとにするジェニミたち。


オライム「おい…いいのかよ?」

リア「そうだよ!仲間でしょ!?」

ジェニミ「っつってもなぁ…アレはローゼン家の問題だろ?俺たちがとやかく言うのも間違ってないか?」

オライム「それは…」

リア「まぁ…」


ジェニミも少し寂しそうな顔をしている。


ジェニミ「とりあえず本来の目的に戻ろうぜ!」

オライム「聖王の断頭台だろ?」

リア「そこに行くためには空が飛べないとで…」

ジェニミ「空の前に海になる!で、このデカーイ国で船を探す!」

怪しい商人「船!?今船を探していると言ったかな?」

ジェニミ「言ってません。では!」


ジェニミは逃げ出した!


怪しい商人「待って待って!怪しくないから!普通の商人だからあ!!」

ジェニミ「怪しすぎるわ!推論するまでもなく拒否一択だわ!!」


ジェニミは逃げ切った!!

造船所に来た勇者たち。


ジェニミ「やっぱ買うならこういうとこだよな!すみませーん!」

怪しい商人「はいはい!ただいま…ってアンタは!!」

ジェニミ「あー!胡散臭いオヤジ!こんなとこまで追ってきたのか!」

秘書「社長。貴族の方がお見えです。そちらの方々は?」

怪しい商人「ああ何でもない。もう帰るところだ。それと2度とウチに出入りさせないよう通達しておいてくれ」

秘書「かしこまりました」

ジェニミ「え…??」


ジェニミは造船所を出禁になった!


ジェニミ「ままならねえええ!!」

ジェニミ「なんだよ!推論するまでもなく怪しい商人だっただろ!!なんで造船所の社長なんだよ!!」

オライム「どーすんの?(呆)」

ジェニミ「どうしよう(泣)」


そこへ来客として訪れていた貴族がジェニミたちに声を掛ける。


貴族「船…必要なんだろ?」

ジェニミ「シャルロッテ!…ああいや、戦士!」

貴族「いつまでも戦士って呼ぶわけにもいかないもんな」

ロッテ「ロッテでいいよ」

ローゼン主人「おや、また君たちか」

ロッテ「お父様、彼ら船を探しているそうです」

ローゼン主人「それはタイミングが良かったな!実は船を買い替えるところでな」

ジェニミ「以前の船をくれると!?」

ローゼン主人「いや、それは既に売り払った」

ジェニミ(王道、仕事しろよ!ここはそういう流れだろ!)

リア「じゃあ何がタイミング良かったの??」

ロッテ「手違いでな、売ったタイミングで新しい船が手に入らなかったんだ」

ロッテ「仕方なく新しい船が来るまでの船を見にきたわけさ」


ジェニミは貧富の差をデータに記録した!


ジェニミ(新しい船が来るまでの間にちょっと船を…だと!?)

ジェニミ(俺なんか王様からもらったの50ゴールドだぞ!)

ジェニミ(まぁそれでも船が手に入るならいいか…)

ジェニミ「で…いくらで売ってくれるんだ?」

ロッテ「何の話だ??船は造船会社の方で無料で貸してくれるそうだ」

ジェニミ「じゃあ何なんだよ!話進まないだろ!」

ロッテ「新しい船の働き手が欲しかったんだって話さ」

ジェニミ「下っ端として乗船しろと!!?俺勇者なんだけど!!?」

ロッテ「嫌だろ?そりゃ嫌だよなー?」


ロッテの含みのある言い方に嫌な予感のジェニミ。


ジェニミ「はぁ…要求は何だ?」

ロッテ「さすが勇者!では単刀直入に、私をお前のパーティーに戻せ!」

ジェニミ「既にクエスト報酬貰ってるんだが?」

ロッテ「それは持ったままで構わん!私が責任を取る!」

ジェニミ「だとしても、ロッテを連れ戻したって船は手に入らないだろ?」

ロッテ「ふふん!実はその船な…アタシのものなんだ!」

ジェニミ「はぁ!?なんだ?ローゼン家は1人1台の船を所有しているとでも!?」

ロッテ「そうだが?」

ジェニミ「……」


ジェニミはフリーズした。


ジェニミ「つまり…お前を連れ戻せばお前の船も手に入ると…」

ロッテ「その通りだ!」

ジェニミ「あーもう!わかったよ!やればいいんだろ!」


ジェニミはローゼン家主人との交渉を決意した。

今回もお付き合いくださり、ありがとうございました!

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