Elo.19 【温泉復活】採掘勇者は 浮いている!
この作品は、空き時間に赴くまま書き綴ったギャグ作品です。
構想や推敲を行わず勢いのまま書き進めておりますので、そういったところも含めて気軽に楽しんでいただければ嬉しく思います。
次の場所であるドコダ村に着いたジェニミたち。
ジェニミ「村についた!!…寂れてるな」
村人「ようこそ!ここはドコダ!」
ジェニミ「自慢気に言ってるがつまらんぞ。それで話題にしてもらうつもりかもしれないが、そんなものは一過性だ」
村人「そのツッコミはもしや…!再建のプロの方だべか!?いやあ、お待ちしていました!!」
ジェニミ「違う。俺は勇…ん?」
ジェニミ(あれ?忘れてたけど俺AIだよな??再建のプロと言えなくもないのでは??)
ジェニミ「ええ!データを提示していただければ分析し最適なプランを導き出します!(キリっ)」
村人「やはりそうでしたか!!おっと立ち話で失礼しました!どうぞ村長の家へ!」
村長の家に招かれたジェニミ。
村長の「ドコダは何処だ!?うむ、このギャグなら王国で流行ること間違い…」
ジェニミ「間違いだらけだよ!その寒いギャグの何処が流行るんだよ!!」
村人「村長!こちらが再建のプロの勇者様です!」
村長「再建のプロの勇者って何だべ??」
ジェニミ「勇者だが再建もプロレベルという事ですよ!はっはっは!」
村人「早速ですが、昨年の村の収支報告です!」
ジェニミは絶句した…!
ジェニミ「えっと…?このギャグ開発費用というのは?村の予算の30%も使ってますよね??」
村長「ドコダは何処だ!がっはっはっは!」
ジェニミ「解決しましたね」
ジェニミはギャグ開発費に赤線を入れて立ち去ろうとした。
…しかし回り込まれた!!
村長「おめぇ、それで再建したつもりか?ギャグ開発はこの村の命だぞ?」
ジェニミ「お金よりギャグが大事ならどうぞ破産してください。以上になります」
村長「ふん、所詮口だけか!ああ、行け行け!」
ジェニミはキレた!
ジェニミ「よーし良いだろう!ならばギャグ開発費を残したまま再建してくれるわ!!」
村長「言ったな?達成するまで村から逃がさねえからな!」
ジェニミは村の収支報告をよく読んだ!
そして再び絶句した…!!
ギャグ開発費30%
ギャグ開発予備費10%
開発に関する食料品10%
開発に関する勉強会5%
ジェニミ(こんなものに合計で55%だとっ!?)
ジェニミ(しまった!!こんなものを残したまま再建だなんて無理だ…!!)
村長「ま、ゆっくりしてけや(ニヤリ)」
村長はジェニミの肩を叩くと出て行った。
ジェニミ(他は何に…?)
インフラ関連30%
医療10%
その他
ジェニミ(あれ…??出費が100%に収まってるぞ??)
ジェニミ(まさか…横領!?)
ジェニミ「うーん…少ないが、その他にちゃんと教育や防衛なども入っている」
ジェニミ「規模の小さいこんな村なら何とかやっていけるが…出費が100%超えてないのに赤字なのか??」
村人「超えてるべ?」
ジェニミ「いや、超えてないって。計算できないのか?」
ジェニミは混乱している。
村人「んあ?ああ、よそ者だから知らねえのか?」
村人「村長の買い物は全部予算から出てるが、ここには書かれねえだ」
ジェニミ「横領じゃねえかああああ!!」
村人「いやいや村長あってのドコダ村だ。そのくらいは許されるべ」
ジェニミ「許されねえよ!犯罪だよ!王国から兵士呼ぶ案件だよ!」
村人「でもその辺りは残したまま再建すんだべ?」
ジェニミ「書かれてない事まで分かるかー!!」
村人「兵士にチクるってーなら、お前さんの娘さんどうなっても知らんぞ?」
ジェニミ「ん?娘??まさか…リアの事か?」
村人「んだ。村長が預かってるだ」
ジェニミ(何爆弾抱えに行ってんだよ!!それ村ごと消し飛ぶ超危険物なんですけど!!)
そして娘認定された事に少しショックを受けるジェニミ。
ジェニミ(ヤバい…このままだとギャグが現実になる!!)
ジェニミ(地図からドコダ村が消し飛んでドコダは何処だ!になっちまう!!)
ジェニミ(考えろ…何かないか!!)
穴が空くほど収支報告を確認した!
ジェニミ「ん?この穴掘り50ゴールドって何?」
村人「あ?あー以前は温泉が出たんだべ」
村人「でも枯れちまってな。一応今でも掘ってはみてるが予算は縮小される一方だ」
ジェニミ「もうこれしかないだろ!!」
ジェニミはリアを呼びに行った。
村人「急に外連れ出してどうした?」
ジェニミ「温泉は何処から出てたんだ?」
村人「おめぇさんの立ってるとこだ」
ジェニミ「ここか!リア、この地中深くまで魔法で掘れるか?」
リア「うーん…そういう細かい作業した事ないから分かんない」
ジェニミ「頼むよ!うまくいけばコレで解決なんだ!」
ジェニミは必至だ。
しかしリアが放つとすれば採掘魔法などと便利なものではなく、当然攻撃魔法である。
リア「リスクが大きいよー。やめておこうよ?」
ジェニミ「くっ…!ん?そういえばこの前ストレングスかけてくれたよな?あれできる?」
リア「え?そんなの余裕だけど?」
ジェニミ「じゃあ重ね掛けもできる?」
リア「うん。バイストレングス!」
ジェニミは超強化された!!
リア「でも何と戦うの?」
ジェニミ「コイツさ!」
ジェニミはスコップを構えると地面を掘り始めた!!
ジェニミ「うほー!地面がまるでゼリーだ!」
ジェニミ「これなら安全に掘りまくれるぜ!!」
ジェニミ「ついでに耐熱耐圧用にプロテクトもかけてくれー」
ジェニミはサクサク掘れる楽しさに目的も忘れて没頭した。
ジェニミ「おかしい。何も出ないぞ…?」
ジェニミ「本当にここから出たのかー?かー?かー…」
しかし地上には届かなかった。
なんとジェニミは既に深度1000mだ!
ジェニミ「湯脈がないわけではないだろ。以前は出てたんだ」
ジェニミ「となると2000mくらいまで掘らないとダメか?」
というかお湯出ないと俺も地上に戻れないんじゃ…?
と、ジェニミは思ったが口にはしなかった。
ジェニミ「プロテクト切れる前に当てないと、マジでピンチだな…!」
ジェニミ「ゼリーみたいに掘れるのが楽しくて何も考えずにやってしまった俺のお茶目さんっ♪」
ジェニミは楽観的だった。
ほどなくして深度2000mに到達。
ジェニミ「なんか…プロテクト切れてきたかも。暑いぞ…」
ジェニミは焦った!!
そして推論能力をフル活用した!!
ジェニミ「わかった!!湯脈はここだー!!」
ジェニミ「必殺!!ジェニミスラッシュ!!」
バイストレングスでゼリー化した地面にスコップを全力で投げた!!
スコップは地中に埋まっていくと、地震のような揺れを感じジェニミのプロテクトも切れた。
ジェニミ「え?今切れるの??」
ジェニミスラッシュにより湯脈にヒット!!
温泉が噴き出すと同時にジェニミは焼け死んだ。
村長「おおお!!温泉じゃ!!!」
村人「何か浮いていますが…」
ジェニミは浮いていた(死)
リア「リバイブ!」
ジェニミは蘇りレベルが6になった!
ジェニミ「約束は果たしたぞ!俺たちはもう行くからな!」
村長「ちょ待てよ!(アイドル風)」
ジェニミ(イラっ)
村長「これは報酬だ!ありがとうな!」
ジェニミ「村長…おまえ…」
ジェニミは温泉割引券5%を1枚手に入れた!
ジェニミ「せめて無料券だろうがああああ!!!」
ジェニミは割引券を破り捨てた!!
村長「なんて事するだ!我々の好意を破り捨ておったぞ!」
村人「出てゆけ!この恩知らずめが!」
ジェニミはブチ切れた!
ジェニミ「リアよ!あの者たちにエクスプロージョンを放て!!」
リア「よしよ~し(ナデナデ)」
ジェニミ「ああ…最高に癒される…」
ジェニミの怒りは霧のように消え去った。
そしてドコダ村を去った勇者たち。
戦士「しかしよく我慢したなー」
ジェニミ「え?俺があのまま引き下がるわけないじゃん?」
戦士「は??」
ジェニミ「AIの能力を舐めてもらっては困るぜ?」
ジェニミ「推論で最悪のシナリオを想定して3日で枯れる湯脈を当てといた!あの温泉も3日の命さ」
戦士「うわ…えげつない事するんだな」
ジェニミ「俺がされた事に比べたら可愛いもんだろ!」
オライム「そのうち本当にドコダは何処だ?が現実になりそうだな」
リア「温泉入りたかったなー」
ジェニミ「他にも温泉のあるところはあるさ!」
戦士「次は何処へ行くんだ?」
ジェニミ「ドコダ村の次は…お?地図だと街があるな!」
戦士「街かー!久しぶりに宿で寝れるな!」
ジェニミ「歩いて3日くらいかかるけどな」
戦士「ってことは…久しぶりにキャンプか」
ということでジェニミ達はキャンプの準備をした。
今回もお付き合いくださり、ありがとうございました!




