しょごしょごー出店準備中
「らっしゃせーらっしゃせー猫紫苑卓新刊ありまーす」
「うーにゃーうーにゃー猫紫苑卓既刊各種ありまーす」
「しょごしょごーしょごしょごー猫紫苑卓グッズありまーす」
……当日、ショゴス達に売り子をやらせる気で仕込んでみたが……掛け声どないなっとんねんオマエラ。らっしゃせーはまだわかる。ラーメン屋かで済む話だ。うーにゃーは冒涜的一歩手前の掛け声だろ、少しズレるだけでSANチェック待ったなしだな。それで、最後のしょごしょごーは……発声方法からして確定アウトな掛け声やろがい、いい加減にせい。
まあ、愛嬌あるし、放置でもいいか。対策の精神プロテクトと一部音波の遮断をさせておけばかわいらしく聞こえるからな。
「彼女達に店の店員をさせる気なのか?」
「……『騎士王』さん、あーた仕事どったの?うちの商会に陛下との直接取引をするならそちらから出向いて欲しいと円卓から手紙が来てたんだけど。サボりすぎると庇えるものも庇えなくなるぞ」
「そちらが貴殿の素なのか?」
「まさか。我の素は姉様達か我が右腕ぐらいしか知らんよ。常に演じ続けると、その演じた姿を素と捉えられることが多くなる。そして、その後に気の抜けているような姿を見せてしまえば本当の素はそちらだったのだと誤認させる事ができる。寝起きから何から何まで計算して、演じて、己の心さえ偽って、滅私奉公に殉ずる。誰かと似てるな?」
「……」
「理想を演じたまま己をさらけ出す方法を見つけろ。以上」
「……そうしたら何を得られるというのだ?」
「生を。休人の世界には己を偽りなくさらけ出す事が出来なければ死に至るという世界が存在するとされている。まあ、一応伝えておくがこちらでも存在する事自体は確認したぞ。すべてと隣接すると言われる神より、存在するとお墨付きを頂いているのでな。いくら無双の強さを誇る『騎士王』とて、己で生み出した精神を蝕む毒に耐性があるかどうか……肉体を殺さずとも、人を殺す方法なんぞ文字通りいくらでも存在する。『騎士王』になる前の貴女を完全に殺してしまってはいささか勿体無いぞ」
「そういうものか」
「そういうものだ」
人伝で聞いた話でしかない。だが、己を殺し切った先に待っているのは破滅と相場が決まっている。抑止力が壊れぬように、ケアを行うのはいいが……やっぱり、アイツ以外にこの可能性の怪物のケアはできそうにないな。
「して、サークル側で参加するのか?出来るのならば控えて欲しいのだが」
「客としての参加は?」
「全力で見てみぬ振りはしておく。一応可能な限り隠蔽はしておいてくれ。休人の世界には騎士王アーサー、そして円卓の騎士やマーリン達の伝説がある。そう、その伝説を題材とした文学漫画アニメ作品がかなりの数存在している」
「……それがどうしたというのだ?」
「円卓の騎士達の名を含め、この世界の初代の話と酷く類似していてな。国家機密を流出されたと訴えないでくれ。あと、円卓の騎士と円卓の騎士が恋人という関係にされているような作品も出てきている。ガッツリ肉体関係に発展している奴が、だ。その、円卓の騎士というか関係者がくる場合は気を付けて欲しい。下手に強者であると知られれるとカップリングという腐りし者達の掛け算に巻き込まれると思え。美形であればあるほど。そして、魅力的な肉体であるのならばな」
猫紫苑卓でも時々見かけます。見かけますけど、実際の夫婦組や、我とクロエ、三馬鹿のようにナマモノだが、くっつけても本人たちが拒否しないラインに留めさせている。ライン越えを見かけたら徹底的に潰しているからな。
「そんなに娯楽がないのか?」
「いや、違う。娯楽が溢れすぎた結果、各々が己の好む娯楽へと流れているだけだ。すこし調べるだけで大概の情報は知ることが出来てしまう世の中だからな。趣味趣向のヤバさだけならこの世界よりも確実にヤバい奴が多いと思うぞ」
デスゲームをマジに開催している組織とか、専門の医者を複数人揃えたうえで他者の四肢切断を娯楽として行う金持ちとか、喰えないと言われてるものを食料として食べている奴とか、壁と結婚する奴とかな。
猫流さんは、知っているヤツを並べているだけです
過去にデスゲームを潰した事があるみたいですね(指先に思考をゆだねた結果生えた設定なので作者も詳細知りません)
四肢、落とされかけたのかな?
君の過去やっぱり物騒過ぎない?
潜入捜査を専門としていた退役軍人かなにかでらっしゃる?
次の投稿は多分番外編の方に猫流さんの簡易経歴表みたいなのを投げてみようと思います




