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訪問

ピンポーン


午前9時くらいに呼び鈴が鳴る。


アパートにはいつも通り圭斗とシーナとミルミの3人がいる。


圭斗「はーい今出まーす」


ガチャ


身長は160センチくらいでセミロングのフレームの大きい黒縁眼鏡をかけた女性が立っていた。


???「あ、おはようございます。渡部さん」


多分忘れてると思うが圭斗の苗字は『渡部』だ。


圭斗「あ、おはようございます。えっと...」


圭斗(この人は隣に住んでる大学生の子だよね...?ヤベェ...名前忘れた。くそ!どうにかしてやり過ごすぞ...!

そうだな、作戦はサッと用件だけを聞いて帰ってもらう作戦だ!)


ミルミがドタバタ足音を立てて玄関まで出てくる。


ミルミ「なになに?だれー?」


隣人「え?!渡部...さん?」


圭斗(あ!忘れてた!近所の人に『住む人が増えました。よろしくー』って言うの忘れてた!まずい...!誤解されたかも!)


隣人「やっぱり、そうだったんですね。」


圭斗(ほら!やっぱり誤解された!ちくしょう...これから誤解を解かなくちゃいけなくなってしまった。ということは、さっき立てた作戦は1分ももたずに失敗したということだ。ミルミこの野郎...今回だけは出てきて欲しくないって時によくまぁピンポイントで出てくるわ。)


隣人「やっぱり、家族が引っ越してきたっていうのは本当だったんですね。」


圭斗「あ!そうなんですよ!そうなんですよ。いやぁすいません。挨拶をすっかり忘れてました。」


隣人「そうだったんですね。安心しました。最近一人暮らしの渡部さんの家から複数人の声がするものですから。」


圭斗「はい。そうなんですよね。ところで今日来たのはこれを確かめるために?」


隣人「はい。そうです。それじゃあ、失礼しました。」


圭斗「こちらこそ。」


バタン!


圭斗(ひえぇぇ!危ない危ない。あとで名前を確認しとこう。)


ドアの向こうで声が聞こえる。


隣人「あー良かった!もし渡部さんが一回異世界に行って魔王やら何やらを倒してから仲間を連れて元の世界に戻ってきたとかだったらどうしようかと思ったよ。」


バァン!!


圭斗は驚きのあまり思いっきりドアを開けた。


圭斗「え?え!ええ!?」


隣人はビックリして腰を抜かしたのか倒れている。


隣人「あわわわ!ど、どうかしました?」


圭斗「一言一句違わず、合ってる!!!」


隣人「?????」


圭斗「一言一句違わず、合ってる!!!」


隣人「え?そうなんですか?」


圭斗「うん!そう!」


隣人「じゃあ後々取材で来てもいいですか?」


圭斗「取材?」


隣人「はい。私が描いてる漫画のネタにしたいなぁと。ダメですか?」


圭斗「え、いや、まぁ、いいですけど。」


隣人「ありがとうございます。」


そう言ってまだ腰が抜けていて立てないのかほふく前進で隣の部屋に戻っていった。


圭斗「...あの子ヤバイな...!」

今回くそみじかくね?

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