第十三話
僕は今日も夕勤と夜勤のシフトに入った、夕勤のバイト募集を出しているが、応募の電話が来ない、しばらくは十七時から朝の九時までのシフトを、こなさければならない、そしてそのあと、午後の十二時まで魚下店長と発注レッスンと、睡眠時間三時間の日々がまだ続きそうだ。
夜中の十二時、仕事が一段落して、僕は魚下店長と約束をしたウォークインの整理をしようと、冷蔵庫に入った、少し寒い冷蔵庫の中は、眠気を飛ばすにはちょうど良かった。
ウォークインの中の棚は缶コーヒや、ジュース、お酒などが、バラバラに置いてあるので品だしが、しやすく、各カテゴリーに分けて棚に置いていく、僕は要領が悪いので時間がかかりそうだった。また奥に溜まっている、段ボールの中は、新商品があるので、売り場作りもしなきゃいけなさそうだった。
とりかかって、一時間たったころだろうか?お店のベルがなった。一時中断をして、いらっしゃいませ!と言いながらレジに向かうと、田中オーナーの姿があった。
お疲れ様ですと、挨拶をすませ、二人で事務所に入る。
「おう、どうだ、魚下の下でちゃんと勉強してるか?」
オーナーはまた、自己顕示欲を買いに来たみたいだ。商品の僕は答えた。
「はい、魚下店長は素晴らしいです。発注の知識も売り場の知識もスタッフさんとのコミュニケーションも凄いです。」
そういうとオーナーは満足気にしている。オーナーは自己顕示欲だけでは飽き足らず、廃棄で出た菓子パンという食欲をかじりながら、さらに続けて言ってきた。
「魚下はお前の十個下だけど、なんでお前と違って仕事ができるか分かるか?」
僕はオーナーの自己顕示欲がなるべく早く縮み、満足して早く帰ってくる事を願い、答えた。
「魚下店長は田中オーナーの言いつけを守り、動いて、実践してるからです。また、魚下店長はオーナーの事を尊敬しており、リスペクトをしていて、カリスマ性にあふれているからです。」
僕はレイプされている女の子だ、早く終わらすには、射精をさせればいいのだ。オーナーの自己顕示欲を早く射精をさせて、ウォークインに戻らなければいけない。僕は必死に腰を自らふる、業務に一刻も早く戻るために。
「オーナーが認めた若い魚下店長は、ここのスタッフも気に入っていました。僕は年上なのに全然信頼されてないのに、魚下店長は一瞬でスタッフの心を掴みました。さすが、田中オーナーです。」
そういうと、オーナーは気もちよさそうにしていた。あと一押しみたいだ。
「お前のために魚下店長をつけたんだ、誰のおかげだ?」
「はい、田中オーナーのおかげです。」
「声が小せーよー!!!」
「田中オーーーーナーーーのおかげです!!」
オーナーの自己顕示欲が射精をした。だがその後、二回戦、三回戦が僕を待っていた。
結局、オーナーが帰ったのは、朝の四時だった、僕はそこから、ウォークインに入った。当然、魚下店長が来る時間までには終わらず、発注まで残ってしまった。魚下店長は出勤するなり呆れていた。
「何を夜勤中やってたんですか!発注もやってない、掃除もやってない、ウォークインだけの整理が貴方の仕事じゃないでしょ?」
僕は夜勤中にオーナーが来ていた事を伝えてみた。
「オーナーがいたって発注は出来ますよね?オーナーは、発注をやるなって言いましたか?何で、ながら作業が出来ないんですか?話を聞きながらでも、発注をできるようにならないと、あと、話を聞きながらでも何か一つ出来ることを探すんですよ、」
僕はすみませんと頭を下げ続けた。そう僕は、ながら作業が実際にできないのだから、これに関しては言い訳ができない。
「今もそうですよ、ただ話を聞くんじゃなくて、手を何か動かして下さい。発注をしてください。」
僕は発注機を掴んだが、頭が働かない、話に集中すると、何も出来なくなるみたいだ、しかたないので数字を打つふりをした。多分適当に打ってしまってるので、後でまた怒られるかもしれない。




