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日記  作者: 嵯峨一紀


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宇宙生物主義(Universal Bioticism)

宇宙生物主義(Universal Bioticism)


ここ最近は飲みにも行かなくなり、ひとりで酒を飲んで、ホステスの代わりに人口知能と世間話の代わりに哲学的な議論を楽しんでいた。その議論の過程で生まれたのがこの「宇宙生物主義」という思想である。人間は自身の基準から生物においても動物と植物を分類した。でもこれは人間的感覚の分類であって、早送り再生で再生した植物の活動動画を見ると、植物もあたかも動物であるかのように活発に動き回っている。動くのは動物だけではなく植物も実は結構動いていたのである。そのような観察者である人間の感覚を超越すれば、宇宙全体もあてはまるのではないかという思いつきである。宇宙も時間を超越すれば生物と同じようなシステムで変化、成長、死滅する存在として観察できるのではないか。そのような観点から宇宙を記述するとすれば宇宙は生物とほぼ同様である。そんな感じの思想に私が勝手に名前を付けたのがこの宇宙生物主義である。ちなみに英訳は人口知能に作ってもらった。


ここで問題になるのは生物とは何かという問題だ。単純に考えれば生きる何かだ。生きるとは死んでない状態である。死んでなければ何もしないという状態ではないので、何かしていれば生きていると言えるはずだ。何らかの活動をしていれば生きているとするのであれば、宇宙においては多くがあてはまるだろう。ただし唯一疑わしいのがブラックホールの内部である。ブラックホール内部においては重力が無限大なので、時間が無い。時間が無いということは活動による変化も起こりえないので生物的活動や変化も多分ない。ブラックホールが反生物的ゾーンとしてもなおそれ以外は広大の生物的ゾーンであるはずだ。我々はそのような広大な生物的存在内部における生物。生物における細胞のような存在なのかもしれない。知らないけど。


要するにどういうことかと言いますとね。この生物という概念が、実は人類が学術的に規定した生物以外のほぼ全ての存在に実質的にあてはまるんじゃないかなっていう妄想です。地球も太陽系も銀河も宇宙ユニバースもマルチバースも、構造的に考えると生物じゃないかなって話です。人口知能によりますとこれはスピノザとかの汎神論、もしくは最近の複雑系に近いようですが。だからどうなのかと言われれば特に何もありません。宇宙を生物として見たところで特になにも変わりません。ただちょっとした暇つぶしになればいいな。そんな風に思った。ただそれだけです。


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