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外伝8話 真夜中の争奪戦 その8

ケント視点

 かつて、同じような事があった。


 悪い夢でも見ているかのような現実味の無い絶望は、今でも昨日の事のように覚えている。


 突然襲われたんだ。人が、街が、国が、いや世界が。それは世界規模の悲劇だった。


 何に襲われたのか、当時の俺には知る由もなかった。問題はその世界規模の災害に、俺は何も出来なかったと言う事だ。


 その災害で俺の家族は死んだ。友人も死んだ。想いを寄せていた女性も死んだ。俺の周りにいた誰もが死んでしまった。


 俺の脳裏に焼き付いたその光景はまさに地獄絵図。地獄と言う場所があるなら、きっとこのような場所なのだろうと、そう思わずにはいられない光景だった。


 本当なら、俺もその時に死んでいただろう。あの地獄に呑まれて、なす術も無く呆気ないままに朽ち果てていた事だろうな。だが、そうはならなかった。


 何故なら俺には、あの地獄から救い出してくれる無敵のヒーローがいたからだ。


 マクシミリアン・ダオスロード、俺の永遠のヒーローだ。


 あの男がいたから、俺は助けられた。そして生きる希望も見出せた。今の俺があるのもあの男のお陰であり、そして今の俺を形作る原動力でもあるんだ。


 マクシミリアン・ダオスロードがいたから、俺は今までやってこられたんだ。






 だが、今ここにマクシミリアン・ダオスロードはいない。かつての悪夢を思い起こすこの状況に、俺のヒーローはいないんだ。


 悔しいが、勝てる気がしない。敵は僅か3機、普通ならどうと言う事の無い数だが、しかしその3機の個々が異常な存在だ。


 まずオッドアイ。奴は波動砲を持っていた。ディガロではまだ開発段階である筈の波動砲を。


 捕獲対象のMPM.ηからデータを盗んだかは分からないが、奴は完全に実用化している。その脅威は計り知れない、波動砲とはそう言う物だ。


 次にファントム。全身を覆うマントのような装甲板は非常に堅牢でライフル程度の火器では歯が立たない。


 何よりも奴はミサイルを撃ってくる、CIWSを躱して飛来する厄介なミサイルを。しかもそれが無尽蔵に撃たれてきて、弾切れがまるで見られないと言うあり得ないミサイルポッドだ。


 そして何よりも異常なのはボクサー。桁外れのパンチ力を遂に惜しげも無く晒してきた。今まで余裕を見せて手を抜いていた奴が、本気になり出したんだ。


 だが問題は、奴のコックピット部位をショットガンで撃ち抜いたと言うのに、ボクサーは平然と立ち上がっていると言う事だ。


 あり得ない、あれではパイロットも死んでる筈だ。なのに何故立ち上がってくる? コックピットは胸部では無いのか?


 いや、それもあり得ない。ボクサーは筋肉質な体型だが細身だ、胸部以外に人が収まるスペースは無い。


 だったら何故……まさか、遠隔操作か?


 歩兵機だけを実戦に投入して、パイロットは安全な場所で遠隔操作を行い歩兵機を操縦している?


 バカな。遠隔操作など、ハッキングを受ければ容易にコントロールを乗っ取られるのだぞ。パイロットを乗せないなど非合理的だ。


 だが、それ以外には考えられない。思い返せばコイツらが現れるまではクロステーゼの電波障害がレーダーを狂わせていた。


 それが、コイツらが現れた途端にぱたっと治った。コイツらがクロステーゼで無いとしたら、遠隔操作の妨げになると判断して真っ先に電波障害を治めに行ったのではないか?


 そう考えると辻褄が合う。遠隔操作型の歩兵機ならコックピットが無い分、性能も底上げが出来る。道理でコイツらが異様に高性能だった訳だ。


 だが遠隔操作だと言うのならやりようもある。要は電子戦だ。


『なんなのよ、これ……一体どうしたらいいのよ』


「カミラ、ジャミングを使え」


 遠隔操作は電波で操っている。ならば電波妨害(ジャミング)で操る糸を断ち切ってしまえばいい。だから遠隔操作は非合理的なのだ。


『え、ジャミング? どう言う事?』


「敵の歩兵機は遠隔操作している。ジャミングでコントロールを損失させろ』


『……ああ、そう言う事。悪いけどそれ、とっくに試したわ。私も遠隔操作してるんじゃないかと思ってね。でも効果は(ゼロ)よ』


「なに?」


『ダメなのよ。ジャミングを掛けても奴らには全然効果が無いの』


 バカな、遠隔操作では無いと言うのか。……いや、今までの事を鑑みるに、敵が遠隔操作でコントロールしているのは間違いない筈だ。


 なら奴らは、カミラのジャミングを防護する機能を備えているのか。電子戦を強化したカミラのジャミングを?


 あり得ない……事では無いか。遠隔操作の弱点を補う術を、コイツらが予め用意していたとしても不思議では無い。


「ならハッキングを仕掛けろ。ウィルスを投入すれば敵もコントロール仕切れなくなる」


『そんな芸当が私に出来る訳無いでしょ!』


 ちっ、役立たずめ。電子戦で攻める作戦は断念せざるを得ないか。


 こうなると、直接叩く他に道は無い。


『相談は終わったかい? 俺っちも胸に風穴を開けられたんでな、もう手加減してやる余裕はねえんだぜ』


 わざわざ待っててくれたとでも言うのか。つくづく見下した事をしてくれる。


『ギャハハハハハ! 流石に遊び過ぎだろ。ちょっとヤベェーぜ、こりゃよお。ギャハハハハハ!』


 ヤベェーとか言う割に面白おかしく馬鹿笑いするファントム。何がそんなに可笑しいのか。


 だが、今一度立ち上がったファントムをよく見ると、そのマントのような装甲板は前面部分が斬り落とされている。カミラのブレードにやられた跡だ。


 ただ、その斬り落とされた箇所から、マントの中身が垣間見えた。


「貴様、その身体は……」


 ファントムの身体は、無かったんだ。脚はちゃんとあったが、腰から上に胴体と呼べるものが無かった。


 厳密に言うと全く無い訳ではない。コックピットが有るか無いかの様な胸部と、それを支える腹部は存在するが、それはもう胴体と言うより脊椎でしかなく、細身のとかそう言うレベルのものではなかった。


 そしてその脊椎の周りでは、ミサイルが作られていたのだ。背中のポッドから撃つミサイルが、マントの下で作られていた。


 出鱈目な。ミサイルを自分で製造して自分で撃つ歩兵機など、聞いた事が無い。弾切れしなかったのはそう言う理屈だと言うのか。


『ギャハハハハハ! ジロジロ見んなよ、物好きが。ちと壊されたが、まだまだミサイルは撃てるんだぜ』


『んじゃ、そろそろ始めよっか。そっちはお仲間も来たみたいだし、少しは戦い易くなっただろ……おや?』


 ボクサーが何かに気付いた。確かに少佐は仲間だがオッドアイは違う。寧ろコイツは、お前達の仲間じゃないのか?


『おやおや? そこにいるのはアグナムじゃん。はっはー、どうしたよ、こんな所で?』


 アグナム? オッドアイのパイロットの名前か? やはりオッドアイはコイツらの仲間か。


『引っ込んでろっ! 俺はフェルトンに雪辱を果たす為にここへ来たんだ!』


 少佐に雪辱を果たす? 少佐、オッドアイに何をしたんだ?


『ああ……そう。まぁいいけど。俺っちの獲物はそっちの虎縞だらな』


『ギャハハハハハ! そりゃそうだ。ってかフェルトンって誰だってんだ。ギャハハハハハ!』


『あれだろ。ディガロ初期メンバーの1人の』


『ギャハハハハハ! 全然知らねー!』


『嘘をつけ。でもいっか、どうせ覚えておく必要も無いしな』


 さっきから見てて思うがコイツら、部隊の規律がまるでなってない。余りにも自由(フリーダム)過ぎるぞ。


 一体どう言う組織なのかは気になるが、しかし今はどう戦うかが重要だ。


 遠隔操作で操縦してるのは明白。だが電子攻撃が通じないならば、手段は1つしかない。


 遠隔操作の電波受信器を直接破壊する。それで奴らの操り糸は切れる筈だ。


 胴体を撃ち抜いて平然としているところを見ると、受信器は胴体には無さそうだ。なら他に考えられるとしたら―――


「頭、か?」


 そこしか考えられないだろう。実際ボクサーの頭は今の今まで無傷のままだ。


『ん? 何か言ったかい?』


「貴様らの弱点は把握した、と言っているんだ」


『……ああ、そう言う事かい』


 ボクサーは何かを納得したように頷いた。弱点を見抜かれたと言うのに、まるで焦る様子を見せないのは余裕があるからなのか?


『ご明察、俺っち達の弱点は頭さ。頭をやられちまったら流石にジ・エンドさ』


「わざわざ白状してくれるとは余裕だな」


 それとも揺さぶりか? 何にしても、コイツの言葉は余り真に受けてはならない。


『どうせバレちまったんだから隠し立てする理由もねーだろ。それに、こっからは俺っちもマジだからな』


 ふっ、やっと本気か。だが勝てる見込みは少ないだろうな。


 ボクサーだけならまだいい。あれだけの損壊だ、出力も手数も大幅にダウンしている事だろう。例え俺1人も十分戦える。


 だが、それはボクサーだけならばの話だ。ファントムにオッドアイ、それら3機を相手にするのは無理だろう。


 もう武器だって無いし、俺と少佐のイングリッドは損壊も激しい。戦局がどうなるかは目に見えている。


『てな訳だ、アグナム。こっちは勝手にやるし、邪魔しないからそっちも勝手にやってくれ』


『勝手にしろ。俺は雪辱を果たせればそれでいいんだからな』


『ギャハハハハハ! そっかそっかー。なら俺も……あ、ちょい待ち2人共。今ヴェルクードから連絡が連絡が入った』


 何? ヴェルクード? まだ他に仲間がいるのか?


『お? おーおー……ギャハハハハハ! オベルタスが現れたんだとよ。プロトタイプを奪い返されちまったから直ぐにこっちに来いってさ。ギャハハハハハ、こりゃマジウケるなー!』


 オベルタスだと!? コイツらクロステーゼにも仕掛けていたのか?


『え!? それヤベェーんじゃね? プロトタイプの回収は“神命”だろ』


 プロトタイプ……まさかMPM.ηの事か!?


 そうかコイツら、目的は俺でも少佐でも、ましてやクロステーゼでも無い。最初からMPM.ηの強奪が目的だったのか。俺達と同じで。


 だから仕掛けて来たのか。争奪戦となれば、先に相手を叩いておくのがセオリーだから。


『おい、聞いた通りだ、アグナム。お前にも来てもらうぞ』


『なぁ!? ふざけんな! お前らの事情など知った事かぁ!!』


『そう言うなって。オベルタスの首を取れるとしたら、悪い話じゃないだろ?』


『勝手にしてろ! 俺は手柄に興味は無い!』


『アグナム、これは“神命”だ。それでも逆らうか?』


『な、ぐっ……』


 オッドアイが押し黙る。あれだけ声を荒げていたオッドアイが押し黙るとは、その“神命”とやらにはそれだけの権限があるのか?


『……ちっ、“神命”であるなら仕方ない』


 そう言ってオッドアイは早速さと撤収準備に入る。まさか、本当に終わるつもりか?


『命拾いしたな、フェルトン。だが覚えておけ、次は無いとなっ! 俺は雪辱を忘れたりはしないぞ!!』


 そして本当に撤収してしまった。ここに来て撤収とは、一体何なのだ、コイツらは?


 自由奔放のようでいて時には命令厳守するちぐはぐな奴らだ。まるで雲を掴むように組織構造が見えない。


『悪ぃーな、虎ちゃん。野暮用ができたからここらでお開きとしようぜ』


「何を言う! 今更尻尾を巻いて逃げられると思って―――」


『ケント、待って!』


 突然遮ったのはカミラだった。受け入れと言うのか? だが例え勝ち目が無くとも、そんな事は俺のプライドが許さんぞ。


『Mr.ジーザスが、さっきから応答しないのよ』


「なにっ?」


 まさか、少佐が? 確かにオッドアイとの戦闘で歩兵機はかなり損壊しているが、まさか少佐自身も負傷しているのか?


 だとしたら、ここは引き下がるべきか。それに……どうせ勝ち目が無いのは分かっていた事だからな。


「いいだろ。貴様の首は次回に取っておいてやる、さっさと行け」


『ありがとよ、虎ちゃん。俺っちはバッハム・ジェーンだ』


 嫌味混じりの挑発も、ボクサーは意に介さなかった。余程“神命”とやらが大事なのか、それとも俺の挑発に乗る必要は無いと判断したのか。


「バッハム・ジェーン、その名は覚えたぞ。俺は―――」


『知ってるぜ、ケント・ロウだろ。噂のディガロのエース。実力は確かなようだが、もう少し謙虚になればもっと強くなれるぜ』


 ……コイツ。


『ギャハハハハハ! なら俺も名乗っとくか? 俺はゲルディガ・ジェーンだ!』


 コイツら、兄弟だったのか。


『あばよ、ケント・ロウ』


 そしてそれを最後にボクサーもファントムも行ってしまった。まるで何事もなかったかのようにあっさりと。


 仕留め損ねたのか。それとも命拾いしたのか……いや、それはあり得ない。俺が負けるなど、そんな事は―――


 ―――もう少し謙虚になればもっと強くなれるぜ。


 ……謙虚か。確かにそうかもしれない。キアスほど自分には厳しくならないといかんと言うのに、俺は少し自惚れていたのかもしれない。


「カミラ、少佐を頼む」


『ええ』


 鍛え直しだ。一から鍛え直さなくてはならない。オベルタスを打倒する為にも、歩兵機の性能だけではダメだ。俺自身が強くならないと意味がない。


 だが、まずはあいつからだ、バッハム・ジェーン。次に会ったら必ずこの手にかけてくれる。


 喜んで俺の高みへ上がる為の礎となれ。






 暫くして迎えのヘリが指定ポイントに来た。それまでは特に問題は無く指定ポイントまで移動できたが、どうもそれが不気味でならなかった。


 他の仲間との連絡は取れない。ディガロの兵士は既に撤退したのか、それとも無ければ全滅したのか、それすらも判断がつかなかった。


 とにかく今は基地へ帰るべきだ。少佐の負傷は思っていたよりも深手だった。応急処置は施したが危険な状態には変わりない。


 然るべき施設で適切な治療を必要がある。一刻を争うとは言わないが、急いだ方がいいのは確かだ。


『行くわよ、ケント。Mr.ジーザスはもう乗せたから』


「…………」


『ほらケント、急いで』


「……カミラ、お前どう思う?」


『は? 何が?』


「あのオッドアイ一味の奇襲だ。襲撃のタイミングが良過ぎたとは思わないか? それに奴ら、クロステーゼにも襲撃を仕掛けていた。それも俺がセガールの女と戦闘になった後でた」


『まるで仕組まれてた、とでも言いたい訳? それってつまりディガロ(私達)の中に情報を流してるスパイがいるとでも言うの?』


「カミラ、新人の2人は本当にただの素人なのか?」


『あんたまさか、ジャンとハヤセを疑っているの? いやいやいや、それ絶対に無いわよ。2人の過去はちゃんと洗ったから、怪しい所なんて何にも無いわよ』


「だが警戒はしておけ。万が一と言う事もある」


 そうなると日向ハヤセも容疑者か、これは新型のヴィンデルバンドを配備するのも見送る事になるか。


 無論、スパイがピオネス基地にいるとは限らないが。それに新人2人は最近ピオネス基地から出向した2人の臨時補充メンバーだ。


 ならその出向した2人も疑う必要がある。何にしても、ディガロにスパイがいると考えて然るべきだな。


 全く、クロステーゼだけでなく得体の知れない組織までもがMPM.ηに執着する事になるとはな。これでは三竦みではないか。


 MPM.ηを中心に三竦みか。考えてみればおかしな話だ、あれがただの小僧に渡ったばかりこんなややこしい事態に発展してしまって……いや、待て。


 よく考えれば、最も疑うべき人間がいるのではないのか?


「そもそも、MPM.ηが見付かったと言うのも単なる偶然なのか?」


『どういう事よ、それ?』


「MPM.η……いや、最上ダイは本当にただの被害者なのかと言う事だ?」


『ちょっとケント、今度は最上ダイまで疑うと言うの? いい加減にして―――』


「カミラ、そもそも最上ダイが、日本でMPM.ηを発見した事こそがイレギュラーだったのでは無いのか? これら全てを偶然で片付けるには、逆に無理があるだろ」


『それは……じゃあまさか、最上ダイはオッドアイ達の仲間だって言うの? でも最上ダイはそのオッドアイと戦ったのよ、ハヤセが誘拐された時に』


「寧ろそれが不自然だ。まるで自分はオッドアイと敵対していると、周囲にアピールしてるようではないか。ディガロにも、それにクロステーゼにもな」


『まさか、そんな……』


 そのまさか、と言う事だ。俺達はあんな小僧1人に翻弄されていたのかもしれない。そう思うと随分としてやられたものだ。


 もし本当にこの一戦が全て最上ダイに仕組まれた事だとしたら、あれはただの小僧では無い。底無しのしたたかを内に秘める、策略家だ。


 到底看過できる事ではないな。そんな男を放置しておくなど、許されるものか。またあの時の悲劇を繰り返す羽目になる。


 全てを失った、あの地獄そのものの悲劇を。……繰り返しなるものか。そうなる前に始末するまでだ、この俺の手で。


「どうやらお前の言う通り、最上ダイは生きているのかもしれないな。ただしその場合、最上ダイは保護対象ではなく抹殺対象と言う事だ」

[イングリッド デリック・フェルトン機]

形式番号 SR-7/S

生産形態 量産機

機体全高 8.6m

機体重量 11.8t

機体動力 核融合炉

機体出力 2150kW

稼働時間 150時間

CP機能 8ギガフロップス

装甲厚  15mm

最高速度 時速180km

懸架部位 背部2、臀部1

収納部位 大腿部側面2

固定装備 頭部ジャミング/大型スコープ

     鎖骨部CIWS12.7mm機関銃×2

     両前腕部フックランチャー×2

     股間部小型カメラロボ[ゲッコー]

追加装備 37mmアサルトライフル

     75mm対物ライフル

     90mmカノン砲

     ヴィブロナイフ


ピオネス基地歩兵機部隊隊長デリック・フェルトン少佐に配備されるイングリッド。狙撃手として優秀な彼の為に本機は大型のスコープを搭載しており、その為頭部が少し盛り上がった形状になっている。

主に長距離狙撃用の対物ライフルを多用し長距離からの狙撃を行うが、威力不足と判断すればより高火力のカノン砲を使う場合もある。

狙撃距離は非常に長く、クロステーゼを含めてこの狙撃距離を上回る狙撃手はいないとの事で、特にクロステーゼではその存在が密かに恐れられていたと言う。

ただし白兵戦になると大幅に戦力ダウンとなるので、常に仲間の背中に隠れていなければならないと言う事もあり、これがデリック・フェルトン少佐が部隊で一番肩身が狭い理由にもなっている。

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