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外伝6話 真夜中の争奪戦 その6

ケント視点

 俺のキックが弱点だと。


 そんな事が―――


「あってたまるかぁー!」


 俺は再び踏み込んでハイキックをボクサーに仕掛けた。奴は無防備だ、この距離で外す筈が無い。


『おっと』


 だが俺のキックをボクサーは易々と躱す。そしてカウンターパンチを脇腹に叩き込まれた。


 殴り飛ばされはしたが、イングリッドの外装は破壊されていない。また手加減したのか。


「ぐ……何故だ。何故……」


『もう1つ、オメェーの弱点を教えてやろうか?』


「……何?」


 俺の弱点だと? そんなものは無い。絶対に無いんだ。


『そんなものは無い、と思ってんだろ。それが弱点だぜ』


「……どう言う意味だ?」


『自分は完全無欠の完璧超人だと思い上がっている、その自尊心が弱点なんだよ』


 ―――なっ!?


『ギャハハハハハ! 違いねぇー、全くその通りだな! ギャハハハハハ!』


『確かにオメェーは強いさ、だからこそ今まで負けた事が無かったんだろうな。その慢心が、自分は負けないと言う自尊心を固めてしまったんだろ。哀れな奴だぜ』


 哀れむな! 俺は、慢心などしていない!


 自尊心では無い、これは自信だ!


 貴様らなんぞに、俺を倒せると思うな!


「この―――」


『ケント、ダメよ!』


 またカミラが横槍を入れてきた。俺が踏み込もうとした寸前でボクサーを銃撃する。


 そのせいで思わず脚を止めてしまった。くそっ、余計な事を……。


 ―――ガツン!


 そしたら今度はそのカミラに殴られた。この(あま)、何の真似だ?


『頭を冷やしなさい。相手の口車に乗せられないで』


 俺が、口車に乗せられていただと?


 何をバカな……いや待て、言われてみればどうだ?


 そう言えばさっきから俺らしくないんじゃないか? あまりにも平常心を欠いで無鉄砲な行動ばかりしている。これではプロ失格だ。


 いつからか? いや、分かっている。ボクサーに施しを受けた時からだ。


 あの時から俺の調子は狂い出していた。まさかこの俺が、口車に乗せられていたと言うのか? あんなボクサーに。


 ……まさか、それが奴の手口か?


 ボクサーのような外観からパイロットも脳筋の単細胞だと勝手に思い込んでいたが、実際は巧みな話術で相手を心理的に誘導する頭脳型。


 俺は、敵の術中にまんまと嵌った訳か。カミラに殴られていなかったら、それも気付かないままにやられていた。


 一応感謝はしよう、カミラ。礼は言わんが。


「カミラ、あっちのファントムを抑えてろ」


『ちょっ、ケント!?』


 俺は再びボクサーに向かって踏み込んだ。もう奴の口車には乗らない、まずはショットガンだ。


 しかしボクサーはそれを容易に躱す。やはり、奴の反応速度は異常だ。俺のキックだけでなく、ショットガンをもこの距離で躱すのだからな。


 故に俺のキックも通じない。悔しいが相性が悪いのだ、反応速度に特化したボクサーに俺の装備では分が悪い。


 奴はカウンター主体の近接戦闘型だ。その反応速度で相手の攻撃を躱してから反撃を決める、あの口車もそれを誘導する為のもの。


 なら、迎え討てばいい。


 敢えてこちらからは仕掛けず、CIWSで挑発して向こうから先に打たせる。


『どうしたんだい? 今度はビビって動けないかい?』


 それに対しボクサーは右拳の連打で来た。左を使わないハンデの連打だ。


 だが冷静に見ると、これは俺を挑発しての行動にも思える。わざと手を抜いた連打を仕掛けて俺を逆上させようとする策か。


 なら、その策を利用するまで。ショットガンをマウントすると同時にボクサーの連打に飛び込み、キックのフェイントを仕掛けてブレードを抜き斬撃を放つ。


『おおっ!?』


 斬った。ボクサーが連打していた拳の右腕を、前腕の中程で斬り落とした。


 やっとまともな一撃が入ったか。


『なんだいなんだい、やりゃあ出来るじゃん。やっと面白くなってきたな』


『ギャハハハハハ! 手抜いて腕斬り落とされるとか、間抜けかお前は!?』


『そう言うなって。そうでねーと面白く無いじゃん、俺っちの性格知ってんだろ? それにあの虎ちゃん、キックだけかと思ったらブレード捌きも大したもんだしよ』


 言ってろ、貴様の小細工はもう通用しない。接近戦主体のボクサーならこのブレードで十分戦える。


 ヴィブロブレード、歩兵機の近接戦闘武器だ。


 大振りのナイフみたいなものだから収納ラックには収まらないが、歩兵機戦では接近戦も重要視される。これくらい大振りなのが必要だ。


 しかも刃は非常に細かなノコギリ状、それを超音波振動によって音速レベルの極僅かな往復運動を起こすから歩兵機の外装さえ容易に切断できる斬れ味を有する。俺がショットガンの次に愛用する武器だ。


 この流れを止める訳にはいかない。ここで一気に決めてくれる。


『ちょっとケント! 待ちなさいってば!』


「カミラ、コイツらを相手に撤退は無理だ」


『何言ってんのよ! このままじゃ―――』


「どの道逃げられん。お前はファントムを抑える事に集中しろ」


『だからって……ああ、もう!』


 カミラも漸く覚悟を決めたか。あいつの腕なら足止めくらいはできるだろう。


 その隙にボクサーを叩く。俺と違って利腕の方を失った奴の方が分は悪い筈だ。


 持ち前の脚力で一気に距離を詰め、ブレードで一閃する。


『おっと』


 だがボクサーはそれを躱してカウンターを仕掛けてきた。だが今度はこちらも躱す。同じ轍を踏むような真似はしないし、最初から回避する余裕を残していた。


 そこから俺の斬撃とボクサーの連打が打ち合いになる。互いにギリギリで躱しながら隙を見て攻撃を仕掛ける攻防戦だ。


 しかし優位に立てると思ったのは誤算だったか。ボクサーは左拳だけでも不足無い連打を打っていた。


 歩兵機の操縦は身体の動きをトレースする。利腕の違いも、歩兵機には鮮明に現れる筈なのだが、ボクサーにはそれが全く無い。と言う事は―――


「貴様、まさか左利きか?」


 こっちの拳が利腕の拳、さっきまで利腕でない方で戦っていたと言う事か。


『はっはー、残念だが俺は両利きだ。右でも左でも利腕として使えるぜ』


「なっ、なに?」


 両利きだと、バカな。歩兵機乗りが両利きに矯正する事はよくあるが、それは銃撃戦を前提とした場合だけだ。


 近接戦主体で、しかもあんなボクサーみたいな打撃の為だけに両利きへ矯正するなど聞いた事がない。何から何まで非常識な奴らだ。


『ギャハハハハハ! そろそろ替われよ、ボケェ!』


 しかもボクサーが連打をしてくる最中で、今度はファントムがミサイルを撃ってくる。カミラは何を―――いや、ミサイルは発射直後にカミラが迎撃した。


 流石に発射直後では回避できないか。


『ギャハハハハハ! 迎撃とかマジウケるなー……いや、ウケねーし!』


 ファントムも焦ってきたか。だが奴はカミラに任せればいい、今は―――


『き、消えた!? ケント、マント野郎が消えた、透明化したわ!』


「なに!?」


 と、透明化だと!? 奴らにはそれ程までの機能が備わっていると言うのか?


 今はボクサーを相手にするので精一杯だと言うのに、そこへ透明化したファントムが何処かに潜んでいるのか。


 どうする? 今ここで奇襲を受けたら……


『ケント、ミサイルよ!』


 ちっ、もう撃ってきたのか。


 気付くとミサイルが4発、何処からとも無く飛来してきた。姿が見えないから何処から撃ってくるかも分からない。


 いや、それ以前にこのミサイル、何発目だ?


「くっ」


 一旦跳び退きミサイルを躱す。だがミサイルは俺を追跡するように軌道を変えた。


 その瞬間を狙ってCIWSで迎撃したが2発残ってしまった。つくづく厄介なミサイルだ。


 フックランチャーを地面に撃ち込み、ワイヤーを引いて本体の軌道を変える。それでギリギリ躱して通過したミサイルにまたCIWSを撃ち、今度そこ迎撃した。


 厄介なミサイルだが、しかし変だ。奴は何発ミサイルを持っている。背中のポッドは1発ぐらいしか入らない大きさだったぞ。


 あのマントのような装甲板の下にミサイルのストックがあるのか? だとしても多過ぎる、一体どこにそれだけのミサイルを隠し持っているんだ?


『ちぇー、あいつ俺まで巻き込もうとしやがったな』


 ボクサーが悪態を吐く。さっきのミサイルはボクサーも巻き込むつもりだったのか。


「お前達は味方同士では無いのか?」


『味方同士だぜ。ただ獲物を狩るのに競い合ってるだけでな』


 獲物、それが俺の事を指しているのは容易に想像できた。コイツらは下らない事で味方をも攻撃するのか。


 だとしてもどうするか。ファントムが見えなくなった以上カミラは当てにできない。ボクサーと接近戦になればカミラの支援も邪魔なだけだ。


 つまり、実質俺1人でこの2体を相手にしなければ―――


『―――トン。トントントトン』


「っ!?」


 一瞬だがスピーカーから微かな音を聞き取った。それはリズミカルに指で叩く音で、俺はその音の意味を理解している。


『ケント、今の聞こえた?』


「ああ。カミラ、合わせろ」


 俺はボクサーの背後へ回り込むように迂回する。おそらくファントムも何処からか見ているのだろう。


 ボクサーが動く。奴らが俺を撃墜するのに競い合ってると言うなら、動き出したボクサーに続いてファントムも行動を起こす筈だ。


 撃ってこい。その時が勝負の分かれ目だ。


『―――来たわ!』


 俺も気づいた、左方向からミサイルが飛来してきた。まるでボクサーの死角から現れるように。


 この瞬間がチャンスだ。頼むぞ、少佐。


 ―――ズガン!


 突然、空間に何かが衝突した。おそらくは透明化したファントムと、それを狙撃した銃弾だ。


『ナイスよ、Mr.ジーザス!』


 その狙撃はMr.ジーザス……デリック・フェルトン少佐の狙撃だ。


 少佐はさっきのトントンと言う独自の信号で俺達に指示を送り、ファントムがミサイルを放つ瞬間を見計らっていたのだ。


 放たれたミサイルは一瞬ぐらついた。その隙を狙ってCIWSで迎撃したらあっさり撃ち落とせたぞ。やはりさっきの狙撃が要因か。


 そしてその狙撃したポイントには(ひず)みが出来た。透明化した装甲板にヒビが入ったのだろう。カミラはその歪みを狙ってライフルを連射、歪みが徐々に大きくなる。


 そのまま接近して左手にブレードを抜くと、歪みに向けて一閃した。そこで弾切れになったライフルを捨てると、収納ラックからハンドガンを右手に取り出し、一閃した歪みに2発撃ち込んだ。


 そしてまたブレードブレードで一閃、そしてハンドガンで銃撃、それを相互に繰り返す独特で縦横無尽な連撃を仕掛けた。


 いつ見ても大したものだ。カミラ独自のCQC、ヘルズアーツ。


 片手で振り回し易いハンドガンとブレードを両手に交差するように構えた、東洋武術を中心に組み上げた近接格闘術だ。あれで懐に入られると俺でも対処できないから素直に見事だと言わざるを得ない。


 如何にファントムとて一溜りもないだろう。その隙に―――


『な、何だあの女!? あんなCQC見た事ねぇ……』


 ボクサーを叩く。


『……おっ?』


 ボクサーも俺の接近に気付いて構えた。だが無駄だ、貴様がカウンターを狙う前に―――


『狙撃なら見抜いてるぜ?』


 少佐の狙撃がボクサーの頭を狙ったが、それを見抜いて拳で止めた。まさかそれまで見抜かれていたか。だがその代わり、下ががら空きだ。


 頭を狙った狙撃、それを拳で防御すれば足元に隙ができる。少佐もそれを見越してわざわざコックピットのある胴体ではなく、頭を狙ったのだ。


この隙に畳み掛ける。


「オベルタスの為に取っておいたのだが」


 スライディングだ。ボクサーの足元を狙って、脚力を活かしたダッシュで勢いを出すフットファーストスライディングで一気に滑り込み―――


「出し惜しみはできんな」


 サマーソルトキックを仕掛けた。地面に倒れた姿勢から身体のバネだけを使って跳び上がったサマーソルトキックだ、受けた相手は何処からともなくキックが出たように見える事だろう。


『ぐふぉ!?』


 だがそれで終わりではない。サマーソルトキックからのバク転で体勢を崩したボクサーにトドメを刺す。


Ver.2(バージョンセカンド)!」


 トドメ、即ちショットガンだ。スライディング、サマーソルトキックからのショットガンでトドメを刺す、ライトネードVer.2。


 オベルタス妥当の為に開発中だった秘策だったんだが、まさか何処の馬の骨とも知れぬ輩に使う羽目になるとはな。


 そしてショットガンから放たれたスラッグ弾は、ボクサーの胴体を貫いた。


 やった。今度こそ確実に。


『ギャハハ……はぁあああああ!? お前何やって―――ぐはっ!』


 仲間がやられた事に動揺したファントムがまた狙撃された、歪んだ装甲板を撃ち抜いたんだ。


 そこへカミラのヘルズアーツが炸裂し、マント状の装甲板が砕け散る。あの鉄壁も、遂に砕けたか。


 そして最後にハンドガンを受けて倒れた。ボクサーもファントムも、これで撃破された。


 やっと終わったか。


「カミラ、少佐は?」


『もうそこまで来てる筈よ。ほら……って、ええ!?』


 奥の木々から少佐のイングリッドがふらふらと現れたかと思ったら、機体は酷い破損状態だった。


 外装もぼろぼろで頭も右腕も無かった。少佐は右利きだと言うのに、こんな状態であれ程の狙撃を左手でして見せたと言うのか。


 やはり少佐も只者では無いな。だがそんな少佐にここまでの深手を負わせるとは、一体何者だ?


『ちょっ、大丈夫なの、Mr.ジーザス!?』


『……カミラ、ケント。2人とも直ぐに逃げるんだ』


 逃げる? つまり少佐に深手を負わせた奴が、まだ近くにいると言うのか?


 それを察した途端、砲撃がきた。


 俺達は直ぐに飛び伏せて砲撃を躱し事無きことを得た。ただ問題は、その砲撃の威力が常識破りな威力であると同時に、実体の無い砲弾だった事だ。


「……っ」


『今のって、まさか……』


 俺とカミラの予想は一致しているのだろう。そしてそれを肯定したのは、少佐だった。


『ああ、波動砲だ』


 バカな。あれはディガロ(俺達)が極秘開発していた兵器だ。それを何故他の奴が実用化している?


 まさかクロステーゼは、既に波動砲の実用化を達成しているとでも言うのか。


 疑問が次々と湧いてくる中、少佐を追ってきた奴が姿を現した。それは独特の形状だが、初めて見る機種では無かった。何故ならそいつは―――


「オ、オッドアイ!?」


 それは俺達が、オッドアイと名称を付けた歩兵機だった。左目のバイザーが眼帯のようなのが特徴的で見間違える筈は無い。


 しかし何故オッドアイがここに? まかさボクサーとファントムは、コイツの仲間か?


『追い詰めたぞ、フェルトン! ……お? 2匹増えたか? まぁいい』


 オッドアイは俺とカミラの事など意に介さず、ズカズカを歩み寄ってくる。その右手にはキャノン砲、左手には大型シールドを装備していた。


 多分あの右手のキャノン砲が波動砲だ。警戒しなくてはならない。


 だがオッドアイの他に敵はいない。半壊した少佐だけならともかく、俺とカミラも加われば勝てない事は無いだろう。


 カミラはハンドガンがもう1丁あるから問題はない。俺はショットガンが今ので弾切れだ、あとはブレードとキックに頼るしか無いが、それでも十分戦える。


 大丈夫だ。何ら危惧する事は何も無い。何も―――


『―――はっはー、こりゃ参ったなぁ。俺っちとした事が、油断し過ぎちまったかな?』


「っ!?」


 その時、俺の背後でボクサーがゆっくりと立ち上がっていた。まるで何事も無かったかのようにゆっくりと。


『ギャハハハハハ! まさか俺様の防御が破られるなんてな、ギャハハハハハ!』


 そしてファントムまでも立ち上がった。カミラめ、しくじったのか?


 だが俺は違う。コッピットがある筈の胸部、そのど真ん中を撃ち抜いたんだ。なのにパイロットは平然としている。これは、どういう事だ?


『そんな……どうして?』


「……っ」


 カミラのあの様子、しくじった訳では無いのか。……なら何故、奴らは復活した?


『まさか胸に風穴を開けられちまうとは……でも残念だったな。俺っち達は、この程度じゃ倒せねぇんだぜ』


 ……何故だ。確かにコックピットを撃ち抜いたのに、それいて尚平然と立ち上がる。訳が分からない、何故そんな事になる?


 一体俺達は何と戦っているんだ? クロステーゼ? いや違う、今はっきりと分かった。コイツらはクロステーゼとは違う、全く別の奴らだ。


 そもそもこれは現実なのか? 思えば最初からだ。最初から、何から何まで異常で異質で、非現実的でしかなかった。


 俺は……悪い夢でも見ているのか?

[イングリッド カミラ・ヘールズ機]

形式番号 SR-7/E

生産形態 量産機

機体全高 8.6m

機体重量 11.8t

機体動力 核融合炉

機体出力 2150kW

稼働時間 150時間

CP機能 10ギガフロップス

装甲厚  9mm

最高速度 時速180km

懸架部位 背部2、臀部1

収納部位 大腿部側面2

固定装備 頭部ジャミング/スコープ

     鎖骨部CIWS12.7mm機関銃×2

     両前腕部フックランチャー×2

     股間部小型カメラロボ[ゲッコー]

追加装備 37mmアサルトライフル

     ハンドグレネードポッド

     ヴィブロブレード

     40mmハンドガン×2


カミラ・ヘールズ中尉用に調整されたイングリッド。ディガロの機体は出力強化されているが、彼女の機体は更に電子戦を強化した結果、頭部にちょんまげ風のアンテナが増設された。ただ電子戦能力は必要最小限に留まっており、本機は汎用性に重視している。

高い技能を備えたサーパストだけで構成されるピオネス基地部隊の為に他とは群を抜くチューンアップが施されているが、その中でも本機は最も基本的な状態であり他の改造機のベースとしても取り上げられている。

武装もアサルトライフルにヴィブロブレード、ハンドガンと基本的なものばかり。本戦では手榴弾ポットを備えて出撃したが、戦況に応じて対物ライフルやロケットランチャーなどの装備に取り換える事もある。

カミラ・ヘールズ中尉はヘルズアーツと言う独自の近接格闘術を体得しており、片手でも扱い易いハンドガンとブレードを両手に装備して腕を交差する独特の構えから繰り出される。一度懐に入られたら例え多勢に無勢であっても殲滅されると言う恐ろしい技術であり、エースのケント・ロウ少尉でさえ見事と感嘆する程。

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