4-6.スティーブと喧嘩
最悪な初体験の翌日は、スティーブと三条達と放課後で三条の家で遊ぶ約束をしていた。
昨日のデートは、既にインターネットで世界中に拡散されていて、綾から
「昨日はスティーブとデートしたんだよね。2人で手を繋いで歩いてる写真みたよー。凄くお似合い。後で詳しく聞かせてよね。」
と明るく言われた。
「ごめん、その話はしたく無い。」
「え、どうしたの?なんか暗いね。スティーブと喧嘩でもした?」
「いや、ちょっとね。」
「本当、どうしたの?ちょっとって感じでも無いよね。」
「そうだね。今はスティーブに会いたく無いくらいには。」
「でも、今日みんなで遊ぶ約束してるよね。」
「そうなんだよね。だから今日は早く帰りたいな。」
「分かった。ソフィア、大丈夫?」
綾に心配をかけてしまった。
放課後、三条達と校門へ行くとスティーブが待っていた。
三条の家に着くとすぐ
「ソフィア、昨日は本当にごめん。」
と言って来たから、
「今はスティーブと話したく無い。」
と返事をしたら、みんながびっくりした顔をして、スティーブは落ち込んでいた。
「ソフィア、どうしたの?」
とみんなに聞かれても
「悪いけど、話したく無いの。」
と言うと、それ以上聞かれなかった。
スティーブも、「何があったのか」と聞かれても、「ごめん、言えない」と返事をしていた。
帰る時にも、
「謝って済む事じゃないって分かってるけど、本当にごめん。」
と言われたけど、
「今は本当に話したく無いの。」
と返事をして、翌日スティーブはアメリカへ帰って行った。
その後も謝罪のメッセージ、着信はスティーブからたくさん来たけど、返事をする気になれなかった。




