3-15.僕のソフィアにキスしたんだって?
エッチな話があるので、見たく無い方は見ないでください。
三条は想像以上に早くレストランにやってきた。
息が切れていて、すごく急いで来てくれたのが分かる。
「ごめんね、急に呼んだりして。」
私達は個室に向けて歩き始めた。
「ううん、気にしないで。僕はソフィアに呼ばれれば、どこにだって行くよ。それよりも、どうしたの?大丈夫?もしかして、泣いてた?」
「ちょっとね。。個室で三条と話をしたいんだ。」
「え、個室って。」
三条がドキッとした顔をしたけど、個室に入った瞬間に顔色が悪くなった。
「ごめん、三条。スティーブにキスの事を話してしまって…撮影で…」
「ソフィアは喋らないで。やあ、三条。僕のソフィアにキスしたんだって?」
「…ごめん。本当に悪かったよ。」
「キスってどう言う事?」
スティーブが私に触れるだけのキスをしてきた。
「こういうキス?」
私と三条が驚いて固まってると、強引に激しいキスをしてきた。
三条の前でディープキスを繰り返されて恥ずかしくて抵抗しても、強引にキスをされて吐息だけが漏れる。
ようやく解放されて、
「こういうキス?」と聞かれた。
「どうして2人とも黙ってるの?正直に答えてよ。最初にしたキス?次にしたキス?どっちのキスをしたの?」
「…次にしたキスよ。」私が答えると
「ふざけんなよ。」スティーブが怒った。
「ねえ、ソフィア、今ここでエッチする?三条の前で、いつものベッドの上で僕に抱かれる可愛らしいソフィアを見せてあげたら?」
「ひっ…。」
スティーブの笑みが怖い、言葉が怖い。
「僕たちが愛し合ってるのを見せてあげようよ。」
「や、やめて。んっ。」
「ソフィアは耳が弱いよね。」
スティーブが私の弱いところを攻め始めた。
必死に抵抗しようとしたけど、男の人の力には敵わない。
「逃げんなよ、三条。せっかく僕とソフィアが愛し合ってるのを見せてあげようとしてるのに。」
部屋から出て行こうとする三条を、スティーブが声で止める。
「お願い…んんっ、やめてっ。ふぅ。」
「感じてるの?こんなところで、三条に見られながら、いけない子だね。」
「んっ、あっ、だめっ。スティーブ。」
「泣いてるの?泣きながら感じてるのもそそるね。泣いてるソフィアもかわいいよ。」
「やめろよ。」堪らず三条が呟いた。
「誰のせいだよ。」
「それは、本当にごめん。ソフィアにも、スティーブにも悪かったと思ってる。すぐに彼女が泣きながら、どれだけスティーブを愛していて離れたく無いか、僕よりもスティーブが大切だと伝えてきたから、キスだって一回きりだ。」
「ソフィアとはもう連絡を取らないで、同じ大学にも行くなよ。」
「…それは、悪いけど、嫌だ。」
「何言ってるの?」
「僕はこれからもソフィアを支えたい。」
「三条がソフィアを傷つけたんだろ?」
スティーブがとても怒ってるのが伝わってくる。
「ソフィアだけは誰にも譲れないんだ。」
「ソフィアは僕の彼女だ。僕もソフィアだけは誰にも譲れない。」
「ソフィアがスティーブを愛していたとしても、僕はソフィアを諦められない。ソフィアを愛してるんだ。ソフィアがスティーブを愛してるのなら、ただそばにいて支えてるだけでもいいんだ。スティーブとソフィアの恋を見ているのは辛いけど、一緒にいられない方が嫌だ。スティーブと僕は似てると思ってる。逆の立場で考えたら分かるはずだ。」
「三条が僕の立場だったら、どう思うんだよ。」
「それは、本当にごめん。君が僕にソフィアと連絡を取らないように、同じ大学に行かないように言うのも当然だと思ってる。それでも、僕はソフィアから離れたく無い。」
しばらく沈黙が続いた。
「ソフィア、君なら三条と連絡を取らないで、違う大学に行くこともできるよね?」
「私は…ずっと支えてくれた三条と一緒にいられなくなるのが辛い。ずっと一番に信頼できる友人だったから。何度も助けられて、今の私があるのは三条のおかげだから。三条がいたから頑張れたから。死にたいような気分になった時、私を救ってくれたのは、三条だった。三条達がいれば他には何もいらないって思ってた。」
「それでも、スティーブがそう言うなら、連絡も取らないし、同じ大学にも行かない。それだけの事を私はしてしまったし、後悔してもしきれない。私とスティーブが逆の立場だったら、私も凄くショックを受けて、相手の女の子に会わないように言っていたと思う。今の私にはスティーブが何より大切で、スティーブを傷つけたく無いの。私と三条が会うことで、スティーブが不安になるのなら、私と三条は会うべきでは無いわ。」
「僕は君に会えなくなってしまうの?連絡もしてくれなくなってしまうの?」
「高校では会えるよ。」
「高校を卒業したら?」
「みんなでたまに集まろう。みんなで遊ぶのは許してくれる?」
スティーブは
「みんなで遊ぶのはいいよ。その時は僕も一緒に行くけど。」
と言った。
「…ソフィアがそう望むのなら、分かった。。全く会えなくなるわけでも無いし、高校を卒業してもスティーブが一緒の時は会えるんだよね?」
「ああ。」
「僕はソフィアと連絡も取らないし、違う大学に進学するよ。でも、ソフィアの件を抜きにしてもアメリカの大学に進学する事は両親も賛成してるから、アメリカの大学には進学するけどね。スティーブ、ソフィア、本当に悪かった。」
「私も、ごめんなさい。本当に反省してる。」
「2人の謝罪を受け入れるよ。冷めちゃったけど、料理を食べよう。三条はどうする?」
「僕も夕ご飯は外で食べるって言ってから来たから、食べるよ。」
私たちはそのまま夕食を食べた。
スティーブが手を絡めてきて、
「ソフィア、この後僕のホテルの部屋においでよ。さっきの続きをしよう。」
と言うので、びっくりした。
「三条の前なのに、突然何言うの?」
「僕は謝罪を受け入れたけど、許してはいないよ。僕と付き合ってるのに、ソフィアは三条を好きになってキスをしたよね。他の男の事なんて考えられなくなるくらい、いっぱい愛し合おう。」
「ごめんなさい。でも、お母さんに怒られちゃうよ。」
「え、もしかして、ソフィア泊まるつもりだったの?三条の前なのに、積極的だね。」
私の顔は真っ赤になった。
「ち、違う。」
「ソフィアが泊まってくれるなら、僕は嬉しいよ。朝までたっぷり愛してあげる。」
「今からホテルに行ったら帰るのが遅くなっちゃうよ。」
「遅くなるって連絡しなよ。僕、さっきので凄くムラムラしちゃった。ソフィアもしたいでしょ?それとも、ダメ?」
「本当、三条の前でやめて。」
「僕はやっぱり家でご飯食べるから、帰るよ。」
「ごめんなさい。」
「ソフィアは謝らないで。僕の方がごめん。」
三条は辛そうな表情をしながら帰って行った。
私は母親に連絡をして、スティーブの泊まってるホテルに行って、何度も抱かれた。
いつもより余裕のない強引なスティーブを前に、何も考えられなくなった。




