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3-6.高校2年生11月、12月ワールドツアーライブ

11月の終わりから12月は、私とスティーブの2人でワールドツアーライブをした。


ゲスト出演はよくするけど、ツアー自体を一緒にするのは初めてだった。


部屋は別だけど、同じホテルに宿泊する事になった。



12月上旬に私が日本で4日間の定期テストを受けるけど、それ以外はタイムズスクエアカウントダウンに一緒に出演するまでずっと一緒に移動する事になる。


今までも、仕事中だとしてもテストの時はテストの為に帰国していた。


日本でのライブをした翌日には定期テストだから、勉強も頑張らなければいけない。


更にアクション映画撮影のためのトレーニングもしている。


正直、スティーブと同じホテルに泊まっていても、私はオフの時間は試験勉強が忙しくて、スティーブにドキドキしてる余裕もなかった。



家庭教師もツアーに同行してくれて、暇さえあれば勉強していた。


世界的スターをしながら、日本最高峰の偏差値の高校に通っていると、勉強についていくのがとても大変で、スティーブもそれを分かっているからそっとしておいてくれた。


ツアーの前はビデオ通話で


「ソフィアとずっと一緒にいられるだなんてドキドキしちゃうよ。楽しみだな。」


「私もスティーブとずっと一緒にいられるだなんてドキドキしちゃう。楽しみにしてるね。」


と話していたのに、蓋を開けてみたら私が勉強漬けで、スティーブはがっかりした様子だった。


「ソフィアが勉強してるなら、僕も勉強しよう」と言って、スティーブも一緒に勉強をしたりもしていた。


でも毎日、夜に「おやすみ」と言いながらスティーブがキスをしてくれるのが、とても幸せだった。



日本の2日間のツアーだけでも10万人を動員して、三条達も試験2日前に見に来てくれた。


定期試験最終日は、スティーブと三条達と会う約束をしていて、三条の家でみんなで集まった。


「「「試験お疲れ様ー!」」」


「ソフィアとスティーブはライブもお疲れ様!」


「凄い良かったよ!」


「周りのみんなもみんな大熱狂してたよ!」


「あんな凄いライブ会場で圧巻のパフォーマンスを、してる2人が、ここにいるだなんて今でも信じられない気持ちになるよ。」


今日は木曜日だけど、土曜日のライブの興奮がまだ冷めやっていなくて、みんなでライブの話で盛り上がった。



「でも、ツアー中はソフィアとスティーブはずっと一緒なんだよね。いいなー。ずっと彼氏と一緒にいられるだなんて。」


綾が羨ましがる。


「でも、ライブと試験勉強でそれどころじゃ無かったよ。」


「確かに、ソフィアは学業と仕事よく頑張ってるよね。」


「仕事も学業も妥協したく無いの。スティーブには、せっかく一緒にいるのに暇さえあれば勉強だったから申し訳ないことをしちゃったけど。」


「僕は大丈夫だよ。頑張ってるソフィアをいつでも応援してるよ。一緒にいられるだけで凄く幸せだし。でも、これからはオフの時にデートとかしたいな。」


「うん、私もスティーブとデートしたい。」


「海外でデートいいなぁ。私も淳二と海外でデートしたいな。」


「海外デートいいね。しようよ。どこに行きたい?」


「やっぱりハワイかな。」


「ハワイいいなぁ。私も行きたい。そういえば、綾と石井って付き合って長いよね。」


「中3の6月から付き合ってるから、付き合って2年半だよ。」


「凄い!私も2人のようになりたいな。」


「スティーブとソフィアなら大丈夫だよ。清田は彼女と付き合ってどれくらいだっけ?」


「俺は1年1ヶ月だよ。」


「もうそんなに経つんだ。私とスティーブは4ヶ月だよ。」


「みんなの結婚式には呼んでね。」


「もちろん呼ぶよ。みんなも結婚式には呼んでね。」


三条だけが


「僕は一生結婚できないような気がする。ソフィア以外とは結婚したく無い。」


と言うから


「三条も好きな人ができるかもしれないじゃん。私とか。」


と由奈が言って、


「いや、ソフィアがスティーブと別れたら、僕もソフィアと結婚できるかも。」


と三条が言った。


「僕とソフィアは別れないから、無理だよ。他の女の子にしておきなよ。」


「まだ付き合って4ヶ月だし、分からないじゃないか。逆にソフィアと僕が付き合っていたら、スティーブは他の女の子を好きになれるの?」


「いや、無理だね。ソフィア以外の女の子に興味を持てた事がないんだよ。」


「僕も同じだよ。ソフィア、もし別れたくなったり何かあったら僕に相談してね。」


「僕の彼女を口説かないで。」



久しぶりにゆっくりと過ごして、その夜は今までの疲れが出たのかぐっすり眠った。


翌日からはまたワールドツアーライブをして、オフの日にはスティーブとデートをした。


みんなに注目されながら手を繋いでデートは少し恥ずかしかったけど、私達は幸せだった。


デートの後も離れたくなくて


「部屋に行ってもいい?」


と言われた時はドキッとしたけど、


「うん。」


と答えていた。



ホテルの部屋でスティーブと2人きり、ドキドキしてしまう。


部屋に入るなり、抱きしめてキスをされた。


次第に深くなるキスに翻弄される。


「ソフィア、愛してる。」


スティーブの色っぽさにドキッとした。


「私も愛してる。」


今までした事のない激しいキスに、吐息が漏れる。


「…してもいい?」


熱っぽい表情で聞かれて、ドキッとして私が固まってしまうと


「ごめん、急ぎすぎた。これ以上したら我慢できなくなるから、そろそろ部屋に戻るね。愛してるよ、ソフィア。おやすみなさい。」


「私も愛してるわ、スティーブ。おやすみなさい。」


スティーブが私に軽くキスをして、部屋から去って行く。


しばらくドキドキして落ち着かなかった。



それからも、オフの日はスティーブが私の部屋に来て、キスをするようになった。


遅くまで一緒にいられるのが嬉しいけど、激しいキスにはドキドキしてしまう。


唇だけじゃなくて、首筋までキスされた時はくすぐったくって、変な声が出てしまった。


「今のソフィアの顔、すごくセクシーだよ。」


と言われて、私の顔は真っ赤になった。


「大丈夫、これ以上のことはしないから安心して。」


「愛してるよ、ソフィア。おやすみなさい。」


いつも最後はそう言って、軽いキスをして去っていく。


スティーブは私の事をとても大切にしてくれているのが伝わってきて、とても幸せだった。



ワールドツアーライブ、タイムズスクエアカウントダウンは大成功に終わり、私は日本に帰国した。

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