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3-3.高校2年生10月スティーブの家でキス

スティーブと付き合うようになってから、高校を卒業したらアメリカの大学に進学したいと思うようになった。


付き合ってスティーブの事をどんどん好きになる自分がいて、もっと一緒にいたいと感じる。


毎日のビデオ通話はとても楽しいけど、やっぱり実際に会った方が更に楽しい。



スティーブとビデオ通話をしていたら、


「ソフィアが良ければ、10月アメリカに来た時、家族にも会ってくれる?僕の家族にもソフィアを紹介したいんだ。」


と言われた。


「スティーブにはお姉さんと、弟さんがいるんだよね。緊張しちゃうけど、是非会いたい。」


「緊張する必要なんて無いよ。家族全員ソフィアのファンだし、僕の家族もソフィアに会いたがってるよ。ソフィアのライブにも行ってるんだよ。凄く喜ぶと思う。家族にも伝えておくね。」


「知らなかった、嬉しい。ありがとう。スティーブも、今度日本に来た時に私の両親に会ってくれる?」


「いいの?是非、会いたいよ。それこそ緊張しちゃうけどね。」


「私の両親に会う事こそ、緊張しなくて大丈夫だよ。母と弟はスティーブのファンなのよ。スティーブのライブにも何度も行ってるの。」


「え、そうなの?それはとても光栄だよ。」


「スティーブに会えたら舞い上がっちゃうと思うわ。スティーブからもらったサイン、リビングに飾ってるんだよ。」


「僕のサインが君の家に飾られてるの?なんだか驚きだ。君の家族に会えるのを楽しみにしてるよ。」


「私もスティーブの家族に会えるのを楽しみにしてるね。」




10月は私がスティーブに会いにアメリカに来た。


スティーブが空港で出迎えてくれて、私はスティーブを見るなり駆け寄って「会いたかった」と抱きしめたら、「僕も会いたかった」と抱きしめ返してくれた。


「まさか、ソフィアがこんな可愛い事してくれると思わなかったからびっくりしたよ。」


と嬉しそうに微笑むスティーブは今日も凄くかっこよくて、ドキドキしてしまう。


「愛してるよ。」


「私も愛してる。迎えに来てくれて、ありがとう。」


「こちらこそ、来てくれてありがとう。」


私達は手を繋いで歩き始めた。



スティーブの運転で、彼の家に向かった。


運転するスティーブがカッコ良すぎて、見惚れてしまった。


「ソフィアが僕の事を見てくれているのは嬉しいけど、じーっと見られ続けるのは少し恥ずかしいかな。」


「あ、ごめんね。かっこよすぎて、ついつい見ちゃった。」


「え、かっこいい?ソフィアが僕の事かっこいいって言ってくれたの初めてだよね。嬉しい。」


「スティーブの事は初めて会った時から、いつもスティーブの事かっこいいって思ってたよ。」


「そうなの?ソフィア全然そう言う事言わないから、僕の事かっこいいって思ってないのかと思ってた。」


「思ってても言うのは恥ずかしいよ。」


「そうなんだ。僕も初めて会った時から、いつもソフィアの事可愛いって思ってるよ。一目惚れなんだ。初恋だった。」


「一目惚れって初めて知った。それに、私が初恋の相手だなんてびっくり。」


「もうすぐ16歳になる男が初恋って遅いよね。正直、ソフィア以外の女の子に興味を持てたことが一度も無いんだ。実際にソフィアを知れば知るほど、どんどん好きになったよ。でも、ソフィアも僕の事をかっこいいって思ってくれるだなんて、凄く嬉しいな。」


「スティーブの事を見たら、誰もがかっこいいって思うよ。」


「ソフィアの事も誰もが可愛いって思うよ。初めて会った時、天使かと思ったもの。今も天使そのものだよ。」


「褒めすぎだよ。」


「本心だよ。ソフィアとドライブができるだなんて最高だな。もうすぐ僕の家に着くよ。」


「ホームパーティー以外で男性の家にお邪魔するのは初めてだから緊張する。」


「そうなの?アランの家にも行った事ないの?」


「無いよ。」


「そうなんだ、それは嬉しいな。僕も女性をホームパーティー以外で招待したのは、ソフィアが初めてだよ。」



去年スティーブが購入したお家はスティーブらしい素敵なお家だった。


引っ越してすぐにビデオ通話でお家を案内してくれた時も素敵だと思ったけど、実際に来てみたらもっと素敵に感じた。


「とっても、素敵なお家ね。大豪邸でびっくり。」


「ありがとう。」


「スティーブって本当に凄いお金持ちなんだなって実感しちゃった。」


「それはソフィアもでしょう。ソフィアが資産運用を教えてくれたから、僕も資産運用をしてるんだ。僕だけじゃなくてソフィアも、凄い資産家なのを知ってるよ。それに、たくさんの寄付をしている事も。」


「ソフィアが寄付をしてるから、僕も寄付をしたいと思えるようになったんだよ。そういえば、ソフィアはずっと実家暮らしなんだよね。」


「私の家は、日本の普通の一軒家だから、こんな豪邸に住んでるスティーブが見たらびっくりしゃうかも。」


「僕も昔は普通の家に住んでたから、びっくりしたりはしないよ。ソフィアのお家も行ってみたいな。」


「こんな豪邸に住んでるスティーブに、家を見せるのは恥ずかしいな。一応、セキュリティ会社と契約はしてるけどね。」


「でも、ソフィアが生まれ育って、今もずっと住んでる家でしょ。それは僕にとっても特別な家だよ。」


「そう言ってくれてありがとう。」


「家の中を案内するね。」



日本のゲーム機があったり、キャラクターグッズなども飾ってあって、なんだか微笑ましく感じた。


家の中のスタジオも案内してくれた。


「僕はよくここで作詞作曲をするんだ。」


「家の中にスタジオがあるだなんて素敵。ピアノ借りてもいい?」


「もちろん、どうぞ。」


スティーブと一緒にいると次から次へと頭の中に新しい曲が湧いてくる。


彼の歌を聴いたりしながら、スティーブと作曲に熱中すると時間があっという間に過ぎてしまった。



「実は、ロバート主演のアクション映画のヒロイン役のオファーをもらってるんだけど、受けようか悩んでるの。」


「どうして悩んでるの?」


「私がヒロイン役をするの、スティーブは嫌じゃないかなって。」


「確かに、ソフィアが他の男とキスをしたら嫉妬してしまうし、嫌だよ。アランにも凄く嫉妬していたんだ。それに、どうしてソフィアをこんなに傷つけるのか、許せなかったよ。そして、ソフィアに頼ってもらえない自分も情けなかった。」


「私はいつもスティーブの事頼ってるよ。むしろ、あの時は無理に踏み込もうとしてこない気遣いが嬉しかった。ありがとう。」


「あの時は本当に最悪な気分で、凄く落ち込んだよ。どうしてソフィアが選んだのはアランなのかって何度も思ったよ。彼なんてやめて、僕にすればいいのにって。」


「…ごめんね。」


「僕こそ、こんなこと言ってごめん。でも、いいんだよ。今はソフィアは僕を選んでくれて、僕と付き合ってくれてる。僕は絶対に君を離さないし、これから先ずっとソフィアを幸せにする。」


「ありがとう。私もスティーブに別れてって言われても、別れないわ。一緒に幸せになろう。」


「万が一にも、僕がソフィアに別れてって言う事なんて無いけどね。話は戻るけど、僕はソフィアが他の男とキスしたりするのは確かに嫌だよ。でもね、ソフィアが僕のせいで、自分のしたい仕事が出来ないのはもっと嫌だよ。その映画のヒロイン受けた方がいいよ。」


「え、でも…」


「ソフィアが僕に相談したってことは、その仕事をしたいって思ってるって事でしょう?ただし、アランの時みたいにヒロイン役をしたからって相手を好きになっちゃ絶対にダメだよ。」


「それは絶対に無いよ。私はスティーブを愛してるもの。ありがとう、映画のオファーを受けることにするね。撮影は来年の1月で3ヶ月間くらいアメリカにいる予定なの。オフの日に会えたら嬉しい。」


「もちろん、オフの日に会おう。ヒロイン役は嫌だけど、オフの日にソフィアに会えるのは嬉しいよ。」


私は映画のオファーを受けて、アクション映画の撮影のために講師も雇い、トレーニングをするようになった。



「私ね、高校を卒業したらアメリカの大学に行きたいの。」


「それはいいね。」


「そうしたらスティーブと一緒にいられるでしょう?」


「もしかしてそのためにアメリカの大学に進学したいって思ってくれてるの?」


「うん。日本にいる友達は今まで程会えなくなっちゃうけど、アメリカにいても定期的に会えるし。私はスティーブともっと一緒にいたいの。」


「凄く嬉しいよ。僕は本当に幸せだ。ソフィアとこんな風に過ごせる日が来るなんて、夢みたい。僕も、ずっとソフィアと一緒にいたいよ。」


私達は見つめ合って、どちらからともなくキスをした。


スティーブとの初めてのキスは、とても幸せだった。



「愛してる、ソフィア。」


「私も愛してる、スティーブ。」


繰り返されるキスに酔いしれた。



「はぁ、ダメだ。もっとキスしていたいのに、これ以上キスしたらソフィアを押し倒したくなってしまうよ。」


私が顔を赤くして固まっていると


「ソフィアの同意も無いのにそんな事はしないから、安心して。」


「うん。」



スティーブの家で過ごす時間は、とても素敵な時間だった。


「お家デートがこんなに幸せなものだなんて知らなかった。」


「僕もだよ。いつか、ソフィアと一緒に住める日が来たらいいな。」


「私もそう思うよ。」



ランチもディナーもハウスキーパーが用意してくれてた。


「ハウスキーパーが、食事の用意をしてくれるだなんて凄いね。」


「こっちだとそんなに珍しい事じゃ無いけどね。」


「私は家だと毎日お風呂掃除をしているの。」


「本当に?」


「本当よ。」


「まさか、ソフィアが毎日お風呂掃除してるだなんて、誰も思いもしないよ。」


「私にとっては昔からしてる当たり前のことだから、そんなに驚かれるとは思わなくて逆にびっくり。」


「僕達が出会って3年経ったのに、お互い知らない事がたくさんあるね。僕はソフィアのこともっと知りたいし、僕の事ももっと知って欲しい。」


「私もスティーブの事をもっと知りたいし、私のことも知って欲しい。」


「僕はソフィアと付き合うまで、こんな幸せな事があるだなんて知らなかったよ。ありがとう。」


「こちらこそ、ありがとう。私もとても幸せだよ。」



「まだ一緒にいたいけど、そろそろホテルに車で送るね。ソフィアと一緒にいると時間が過ぎるのがあっという間で驚くよ。」


「ありがとう。私もスティーブと一緒にいると時間が過ぎるのがあっという間だよ。」



翌日は朝早くから空港に集合して、飛行機でスティーブの実家へ向かった。


スティーブの実家は、今私が住んでいる実家の2倍くらいあり、私からしてみたら豪邸に感じられた。


確かに今スティーブが住んでいる家よりは広くないけど、これが一般的な家だと言うのだからアメリカは凄い。


スティーブの家族は私を熱烈に歓迎してくれて、また会いましょうと言ってくれた。


スティーブの幼少期の話を聞いたり、スティーブの部屋へ行ったり、とても楽しい時間だった。


スティーブの家族が私のファンなので、私はピアノを借りて、自分の曲とスティーブとのコラボ曲を歌ったら感動して涙まで流してくれた。


私とスティーブの家族はすぐに打ち解けて、お互いを大好きになった。


「あなたはもう私たちの家族よ。」


と言ってもらえたのが本当に嬉しくて、今度は私が泣いてしまった。



あっという間に時間が過ぎてスティーブと一緒に空港へ行き、出発の時間ギリギリまで離れたくなくて、お互いに抱きしめ合った。


たくさん写真を撮られていても、全く気にならないくらい、幸せだった。

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