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3-1.スティーブルート 念願の両思い

「ソフィア、僕の恋人になって欲しい。ずっと君だけを愛してる。」


私はしばらくスティーブのあまりの美しさに見惚れて固まってしまった。


見つめ合うと時が止まったような錯覚に陥る。


我に返って、彼が私の返事を待ってくれている事に気づいて、


「はい。」


と返事をした。



すぐにスティーブは本当に嬉しそうな表情になった。


「ありがとう!これって夢じゃないよね?」


「夢じゃないよ。」


「まさか付き合ってもらえるなんて、信じられない気分だよ。ソフィアは僕の恋人なんだよね?」


「そうだよ。私はスティーブの恋人だし、スティーブは私の恋人よ。」


「こんな幸運は僕にとってこれ以上無い最高の誕生日プレゼントだよ。恋人なら、キスしてもいいの?って、ごめん、急ぎすぎだよね。キスじゃなくて、手を繋いでもいい?」


「いいよ。」


そっとスティーブが私の手を握って


「なんか手を繋ぐだけなのに緊張する。」


と恥ずかしそうに笑う。


「私もだよ。すごくドキドキしてる。」


2人で恥ずかしくなって目を逸らした。


「付き合ってくれて、本当にありがとう。必ず幸せにするよ。僕の全てを君に捧げる。」


「こちらこそ、付き合ってくれてありがとう。私の全ても、あなたのものよ。」


私とスティーブは甘い時を過ごして、幸せに酔いしれた。



「そろそろ帰らなければいけない時間だなんて、凄く残念だよ。幸せすぎて、本当に今日はあっという間の1日だった。今日という日が永遠に続けばいいのに。帰りたくないな。」


「私も、スティーブとデートできて、凄く幸せな一日中だったよ。私も帰りたくないな。」


「…ごめん、そう言う事言われると、本当に帰したくなくなっちゃう。でも、流石にそろそろ帰らなくちゃね。」


「うん、またデートしよう。」


「…そうだね。そうだよね。またソフィアとデートできるんだよね。僕は何て幸せ者なんだ。昔の僕に言ってあげたいよ。君はソフィアと将来付き合えるんだぞって。」


「大袈裟だよ。」


「大袈裟じゃないよ。僕はソフィアが本当に好きなんだ。」


「ありがとう。私もスティーブが好きよ。」


言葉にして自分の気持ちを伝えたら、スティーブが驚いて固まった。


「ソフィアから好きって初めて言われた。凄く嬉しい。」


「今日デートをして、確信したの。私はスティーブが好き。いつも私の心に寄り添ってくれるスティーブが好きなの。スティーブとずっと一緒にいたい。」


「ありがとう。もう感謝の言葉しか出てこないよ。明日もスタジオで一緒に曲を作るのが楽しみだな。」


「私、スティーブと歌いたいクリスマスソング、考えて来たんだ。スティーブも気に入ってくれると思う。」


「それは嬉しい。明日聞くのが楽しみだよ。」


私達は1ヶ月後のデートの約束をして、レストランを出た。


手を繋いで歩く街。


すごく幸せな時。


パパラッチは私達を撮影していたけど、堂々と手を繋いで歩いた。



その夜に、お互いのSNSでデートの写真をアップして、ファンに向けて私とスティーブが今日からお付き合いを始めた事を報告した。


スティーブは「ソフィアへの3年間の僕の片想いが、ついに両想いになったよ!僕は本当に幸せだ!最高の誕生日!」と私とスティーブの繋いだ手をSNSにアップしていた。


ものすごい数のいいねがついて、多くのファンから祝福された。



翌日はスティーブとスタジオに来ていた。


デビュー前から私はピアノの弾き語りをよくしていて、今もライブでもよくピアノの弾き語りをしている。


「スティーブと一緒に歌いたいクリスマスソングを作ったから聞いてくれる?」


「嬉しいな。ぜひ、聞かせて。」


私が作ったクリスマスソングを弾き語りすると


「最高だね!一緒に歌おう。」


とスティーブも喜んで、歌ってくれた。


2人で歌を完成させていくのは楽しい。


夢中になりすぎて、あっという間に時間が過ぎていた。


デモ音源を作って、すぐに制作に向けて動き始めた。


どんなミュージックビデオにしようか話し合いもした。


9月始めには、レコーディングとミュージックビデオの撮影をアメリカですることになった。



その後はスティーブが「付き合い始めた記念にペアリングを買おう」と言って、買い物をした。


2人で右手の薬指に付け合って微笑む。


2人の手の写真を撮って、SNSにアップするとたくさんの祝福のコメントをもらった。

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