1-1.アランルート
「ごめん、ソフィアを愛してる男が、ソフィアと仲が良いのに嫉妬した。ソフィアが取られるんじゃないかって不安になったんだ。」
「私も不安にして、ごめんなさい。」
「いいんだよ。ソフィアにとって、三条とスティーブが大切な友人なのを知っているから。」
「ありがとう。」
「ソフィアはいつも僕の心の支えになってくれていて、君ほど素敵な女性はいないと思ってる。君に他の男が惹かれてしまうのも仕方がないんだよ。ソフィアは僕を選んで、僕を愛してくれている。それでいいんだ。」
「アラン。。」
「僕は君に出会わなければ、きっと今も馬鹿な事を続けたままだった。ソフィアに救われたんだ。そして、今も君の存在に救われている。人を愛する幸せ、心の安らぎを教えてくれた。感謝してもしきれない。君といると、どんどん君に惹かれていく。愛してる、ソフィア。」
「私も愛してる、アラン。あなたの言葉がすごく嬉しい。私もアランに、人を愛する幸せを教えてもらった。私も、あなたにどんどん惹かれているの。」
「こんな気持ちになったのは、ソフィアが初めてだ。」
「私も、こんな気持ちになったのは初めて。」
私達はどちらともなくキスをした。
スティーブが私をぎゅっと抱きしめる。
「ソフィアが日本に帰国してしまうのが、寂しいな。」
「私も寂しい。帰りたくなくなっちゃう。」
「ソフィアとビデオ通話するのも幸せだけど、やっぱり実際に会った方がすごく幸せだ。とは言っても、そろそろみんなのところに戻らなきゃね。ソフィアは今日の主役なんだから。」
「そうだね。一緒にみんなに挨拶してくれる?」
「喜んでエスコートするよ。」
「ありがとう。」
それからは誕生日パーティーに来てくれた人達と楽しい時間を過ごした。
スティーブには
「さっきはごめんね。ソフィアとスティーブが仲がいいから、つまらない嫉妬をして、やりすぎたよ。」
とアランが謝って、ハグをして仲直りをしてくれた。
6年後、私とアランは結婚をして、芸能界でも有名なおしどり夫婦として共に人生を歩んだ。
賑やかな家庭、親しい友人に囲まれながら、歌手、女優として活躍する恵まれた幸せな人生だった。




