セシーリアとの再会
ミナトとレイカとフィレオラの3人はヴィストランドに着いた
それから少しの旅が続き、その世界の人間にも出会い、セシーリアの住んでいる王城の場所を聞き出した
そして3人は王城へと向かった
王城に入ると、王の間にはセシーリアがいた
ミナトを見ると
「やっぱり来てくれたのね!」
そう言ってセシーリアはミナトの手を取った
それをジトっとした目でレイカは見ていた
ミナトはそのセシーリアに対し
「この世界の状況を見てきたが、なんとかやれていそうじゃないか」
「そうでもないわ。魔族を倒すことには成功しているけど、犠牲者は無視できないくらいにいる。魔族を倒す魔導士だけでなく、一般の民衆にも」
「そうか・・・」
「これまでに復活した魔族を85体倒した。いえ、少し前に何者かによって倒されていた魔族を見つけたから86体ね」
それを倒した人物にミナトは心当たりがあった
しかし
「いや、87体だ」
そうミナトが言うと、セシーリアが疑問の表情になる
「魔族が日本に現れた。実はここを訪ねたのはそのことについて聞きたかったからなんだ」
「魔族が日本に?」
そうして、ミナトは日本での出来事を話した
それを聞き終わったセシーリアは
「そのゲートを開いたのは私じゃないわ。私が最後にゲートを開いたのはあなたの家から帰還する時だから。ましてやゲートを開きっぱなしにするなんて・・・・」
そう答えた
「ならば、他にゲートを開ける人物を知っているか?」
その当然の疑問にもセシーリアは首を横に振った
しかし、しばらく考え込んだあと
「いえ、その可能性がある人物がこの世界に一人だけいるかもしれない」
「随分と回りくどい言い方だな」
「ええ、私も会ったことはないし、噂でしか聞いてないから」
「それは誰なんだ?」
「ヴェ=リェよ」
セシーリアはヴェ=リェについて説明する
それを聞いたミナトは
「そんな奴がいるのか」
それが最初の感想だった
しかしそれしか可能性が残っていないというのであればヴェ=リェを探すしかない
とはいえ、そんな雲をつかむような話をどうすれば・・・・・
しかし簡単な話ではないが、やるしかないんだ
「わかった。ヴェ=リェを探してみる。何か特徴とか無いか?」
ミナトがそう言うとセシーリアが知っている限りの情報を伝える
それを聞くうちにミナトの表情が変わっていく
「あいつか」
「え?」
「俺はその人物に一度会ったことがある。たしかにどこか普通じゃない何かを感じた」
そう言って考え込む
それを見てセシーリアは呟く
「やっぱりヴェ=リェは実在するのね」
続けて
「私も手伝うわ」
「え?」
「だって、大勢の人で探したほうが・・・・」
そう言いかけた時、セシーリアのもとへと報告が入る
「新しい魔族が発見されました!」
すぐにセシーリアも応じる
「わかったわ。魔導士隊を向かわせる。場所はどこ?」
「それが・・・・・」
報告した人物が言い淀む
一呼吸置いて
「王城に向けて移動している模様。しかもこれまでに見た魔族とは比較にならない大きさです。あれは全くの別物です」
「なんですって!」




