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子々孫々まで祟りたい 〜転んで祠を壊しちゃったら怨霊が子々孫々まで祟りに来たけど「俺で末代」と言ったら怨霊が困り始めて子孫を残させようと奮闘しだした件について〜  作者: zingibercolor・種・がくじゅつてきあかげ
23シーズン

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番外編 金谷千歳の振り返り

 一昨日からずっと考えてる。悩んで、悩んで、でも思い返せば、和泉がワシを好きだってこと、思い当たる節がアホほどある。

 ワシの帰りが遅かったら探し回って迎えに来てくれた。ワシと添い寝させてくれた。ワシがバラバラにされちゃったら駆けずり回って元に戻してくれた。ワシが人を殺したことがあっても嫌わなかった。ワシを庇ってものすごく痛い目に遭った。ワシと引き離されそうになったら嫌がった。ワシが名前を呼んだら嬉しそうだった。デート中でもワシの危機に駆けつけてくれた。ワシが変な体の忌み子の姿になっても全然嫌がらないで抱きしめてくれた。ワシを庇って死のうとしてた。ワシともっと仲良くなりたいって言ってた。ワシが物を知らなくても、バカにしたりしないでいつも丁寧に説明してくれた。誕生日も、ワシが気に入りそうなものをいつもプレゼントしてくれた。

 ワシは……本当に愛されてた。

 でも! ワシとじゃ子供作れないんだぞ! どうするんだ!

 また悩んで、結局、和泉にこうLINEした。


『いろいろ考えたけど、ワシとじゃ子供作れないんだぞ? わかってるのか?』


 そしたらすぐ返事が来た。


「千歳がいてくれればそれでいい」


 ワシは、宇宙の雄大さに唖然とする猫みたいになった。


『何? お前自分の子供抱くよりワシといるほうがいいっていうのか?』

「そうだけど」


 ワシはまた唖然とした。人間にとって、自分の子どもは何より大事なんじゃないのか?

 ぽかんとしていたら、和泉から謝りのLINEが来た。


「ごめん、体きつくて自制が効かなかった。千歳には恋愛感情が全然ないから、俺の気持ちを押し付けるつもりはなかった」


 ワシは、もっとどうしていいのかわからなくなった。和泉が、ワシのことが大事でずっと我慢してたのはわかった……でも、好きだって言われる前には戻れないよ!

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