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子々孫々まで祟りたい 〜転んで祠を壊しちゃったら怨霊が子々孫々まで祟りに来たけど「俺で末代」と言ったら怨霊が困り始めて子孫を残させようと奮闘しだした件について〜  作者: zingibercolor・種・がくじゅつてきあかげ
23シーズン

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食べれそうなら持ってきたい

 千歳についに気持ちを伝えてしまって、しかも、千歳がいてくれれば自分の子はいなくても構わない、と言ってしまった。もう自制心というものが何もなくなってる。吐くわ下痢だわ食べれないわだるいわで、もう自分を律するどころではない……。

 一人きりの病室。外も見られない。トイレとベッドの往復しかできなくて、精神的に弱る……。

 千歳は普通にLINEを送ってくれる。普通に話せるかなと思って、ビデオ通話をしていいか聞いたら、すぐにビデオ通話がかかってきた。


『大丈夫か?』


 千歳の顔が見れただけで、俺は気持ちが緩むのを感じた。


「その……なんとかやってるんだけど、今の部屋、窓がないのがきつくて……。外見られるってかなり精神衛生によかったんだな」

『そうか……食べれてるか?』

「ううん……」

『食べれそうなもの探してくるよ』

「なんか、こういうときはジャンクなもののほうが食べやすいって看護師さんが言ってて」


 看護師さんに売店で何か見繕ってこようかと言われたのだが、気分が弱っていて食べられる気がしなかったので断っていた。でも、千歳の顔が見られて少し気分が上向きになった。


『ジャンクなものって、揚げ物とかお菓子とか?』

「うん、ポテチとかエビせんとか、あと炭酸飲料」

『わかった! いろいろ買ってくる!』

「ありがとう、ナースステーションで看護師さんに渡せば俺に届くから」

『うん! じゃあ今すぐ買いに行ってくるな!』


 ビデオ通話はすぐ終わってしまった。でも、千歳とこうやって普通に話せるのはうれしかった。気持ちを伝えてしまっても、今までの関係は壊れないよな? そうであってくれ……。

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