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子々孫々まで祟りたい 〜転んで祠を壊しちゃったら怨霊が子々孫々まで祟りに来たけど「俺で末代」と言ったら怨霊が困り始めて子孫を残させようと奮闘しだした件について〜  作者: zingibercolor・種・がくじゅつてきあかげ
23シーズン

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しばらく外には出られない

 クリーンルームは、パッと見、狭めな個室の病室だった。ベッドとトイレとシャワー室が一部屋にまとまっている。機能的ではあるが、この中から出てはいけないとなると、憂鬱にも程がある。窓すらないじゃないか!

 メイバランスを飲んでも吐いてしまい、シャワーも浴びる気力がなく、やっぱりベッドとトイレの往復しかできない。ベッドとトイレの距離が近くなったのは助かったけど……。

 抗がん剤が終わって白血球が増えるまで、家族以外との面会は禁止。同居人でしかない千歳とは、ネットや電話でしかやり取りできなくなる。

 千歳にLINEでかくかくしかじかを伝えると、しょぼんとした返事が来た。


『そうか、ワシ家族じゃないからな……』

「昨日はごめん、本当にごめん」

『とりあえず看護師さんに聞いた、なんか物持ってくるときは看護師さんが間に入って届けてくれるって』

「ごめんなさい、昨日はあんな事言うつもりじゃなかった、忘れてください、聞かなかったことにして」

『できるわけないだろ』

「ごめんなさい」

『ワシもまだよくわかんないから、ちゃんと考えるから、治すのだけ頑張ってくれ』

「うん」


 謝るしかできなかったが、ちゃんと考えると言われて、俺は少しホッとした。千歳は、俺の気持ちを受け取って、その上で、ちゃんと考えてくれるんだ……。

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