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子々孫々まで祟りたい 〜転んで祠を壊しちゃったら怨霊が子々孫々まで祟りに来たけど「俺で末代」と言ったら怨霊が困り始めて子孫を残させようと奮闘しだした件について〜  作者: zingibercolor・種・がくじゅつてきあかげ
23シーズン

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今は素直に喜びたい

 本日、抗がん剤の1クール目が無事終了。転移が小さくなっているか見るため、CTを撮られた。

 先生がCTの画像を見つつ言った。


「うん、相当小さくなってますね」

「本当ですか!?」

「はい、順調ですよ。白血球が少ないのが心配ですが、確実に叩くために2クール目は予定通りやりましょう」


 体はだるいけど、久々にいいニュースだ。俺はお見舞いに来てくれた千歳に、転移が順調に小さくなっていることを伝えた。千歳は飛び上がらんばかりに喜んだ。


『4月1日だけど、嘘じゃないよな!』

「本当だよ」

『よくなってよかったあー!』


 心からの笑顔を見せてくれた千歳は、その後スマホで桜の写真も見せてくれた。


『今年、花見行けないだろ? 本当は桜の枝買ってこようと思ったんだけどさ、この病棟、生の花はダメって言われて、だから写真だけ』

「ありがとう、きれいだ」


 今年は千歳とお花見は無理だなあ。

 でも、桜はまた来年も咲く。来年何事もなくお花見に行けるように、今頑張って治しきらなくちゃ。

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