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一度神楽を見に行きたい
金谷あかりさんが家に来た。なんでも、今度金谷神社で神楽をやるとのこと。
「5年毎にやってまして。一族全員集まるので、千歳さんも来ていただけると嬉しいのですけど」
『うん、じゃあ行くよ』
千歳は頷いた。
「うちの兄と母が舞います、見ててくださるだけで結構ですので。その後一族で宴会です」
『わかった、和泉も連れてっていいか?』
そ、それはちょっと……今、仕事が多くて……。打ち合わせあるし進行中の企画もあるし……。
「ごめん、俺、正直仕事詰まってて……家にいれば安全だし、千歳だけ行ってくれない?」
『じゃあそうする』
千歳は素直に頷いてくれた。
神楽というものをよく知らなかったので、俺は後で千歳に聞いてみた。
『まあ能とか狂言みたいな踊りで、神様に捧げたり、あとお祓いとかでするやつ』
「能? お面とかつけるの?」
『つけることもある、金谷神社がどうか知らないけど』
「へえー」
『まあ、ワシは宴会の方が楽しみだけどさ』
「おいしいもの出るといいね」
『うん!』
そういうわけで、千歳は金谷神社の神楽を見に行ったのだった。




