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子々孫々まで祟りたい 〜転んで祠を壊しちゃったら怨霊が子々孫々まで祟りに来たけど「俺で末代」と言ったら怨霊が困り始めて子孫を残させようと奮闘しだした件について〜  作者: zingibercolor・種・がくじゅつてきあかげ
第22シーズン

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海から無事に帰宅したい

 帰りの新幹線で、俺は何があったか千歳に詳しく話した。千歳は口をひん曲げた。


『その亀、張り倒していいか?』

「気持ちは分かるけど、たぶんもう竜宮城帰っちゃったよ」

『くそー』

「で、もらったのがこの遺骨」


 俺は玉手箱みたいな漆器を出した。


「小さい方の箱の遺骨に魂の気配感じるらしいけど、一応人骨だから、まずは金谷さん経由で警察に渡そうかって思う」

『まあ、それもそうだな』


 俺がDiscordで俺のファンにお礼を伝えている間、千歳は食べ損ねた朝食を駅弁で取り返そうともりもり食べていた。俺も後でおにぎり食べよ。

 俺のファンからは[本当に無事でよかった]と返事が来た。


[いきなりスマートウォッチアプリの情報が途切れたからどうしたのかと思ったんだ。位置を確認したら船だったし、これは海に落ちたと思って]


 なるほど、水の中じゃ電波届かないもんな。


「まさにその通り、海に落ちたと言うかさらわれたと言うか……亀が竜宮城に引きずり込みに来たんだよね、竜宮城の乙姫様が、俺達が探してる遺骨たくさん持ってるって言って」

[あなたは人気者だな]

「こういう人気はうれしくない」


 残りの新幹線に乗っている時間は仕事をし、無事新横浜駅到着。そこから電車とバスを乗り継いで帰宅。


「やれやれ、家が一番だ」

『船も楽しかったけどな、やっぱ家だな』


 まだ確定ではないが、8人目の魂も閻魔大王様の小箱で眠らせてあげられるかも。それはうれしい。

 しかし俺が今やらなきゃいけないのは、取材情報をもとにがっつり仕事をすることだ……。

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