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豪華客船挑みたい
最近外仕事が続く。今度はクルーズ船の取材で船旅に行くことになった。横浜から神戸のクルーズ船、2泊3日。
さすがに経費では落とせないが、千歳も同行することで会社には了解を取っている。ありがとう、久慈さん。
そういうわけで、船旅の資料を千歳と一緒に見ながら話していた。
「部屋はどれも2人想定だから、泊まるのに支障はないね」
千歳は資料を見て目を丸くしている。
『露天風呂なんてあるのか!?』
「ある、食事も評判だし。レストランとカフェたくさんあるし、お土産屋さんのブティックなんて4つもある。映画館もコンサートフロアもある」
『わああ……豪華クルーズだ……』
千歳は目を輝かせ、クルーズ船に思いをはせていた。
「神戸に行くけど、神戸で観光はできないよ。すぐ新幹線で帰らないと仕事が押すから」
『それでもいい! 豪華クルーズ旅!』
「一応仕事だからね、俺。一緒には回れないよ」
千歳は首を傾げた。
『でも、飯は一緒に食えるだろ?』
「それはそうだね。じゃ、それを楽しみにしよう」
夕飯が特に豪華らしい。2泊3日の旅で、夕飯は2回出る。
千歳と一緒の豪華ディナー、存分に楽しもう。




