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子々孫々まで祟りたい 〜転んで祠を壊しちゃったら怨霊が子々孫々まで祟りに来たけど「俺で末代」と言ったら怨霊が困り始めて子孫を残させようと奮闘しだした件について〜  作者: zingibercolor・種・がくじゅつてきあかげ
第22シーズン

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会える日が来たらかわいがりたい

 まだまだ寒いが、日差しは明るく、だいぶ春めいてきた。道には紅白の梅の花が咲き始めている。

 千歳と散歩しつつ、花の写真を撮る。


「冬の間は花が少なかったからさ、これでおばあちゃんに送る写真が増える」


 ほくほくしていると、千歳に言われた。


『どうせだから、お前の写真も送ったら? 撮ってやるよ』

「気恥ずかしいな、一人で写るの」

『じゃあ、ワシも一緒に入ってやるよ』


 そういうわけで、梅の花をバックに、千歳の手で2人で自撮り。2人で笑って、なかなか楽しそうな写真が撮れた。


『これでお前のおばあちゃんも安心だろ』

「まあ、元気でやってる証拠だよね」


 おばあちゃんに花の写真と自撮り写真を送ると、喜んでくれた。久々にLINEのビデオ通話で話す。


「豊ちゃん、本当に元気そうでよかったわあ」


 おばあちゃんは嬉しそうに微笑んだ。俺も笑った。


「元気元気。千歳とも仲良くやってる」

「お仕事はどんな感じ?」

「楽しく働かせてもらってる、みんないい人たちだし」


 仕事は順調だ。難しい企画や煩雑な処理はあるけど、やれることが増えてる実感はあるし、萌木さんも久慈さんも目をかけてくれるし。

 仕事「は」順調だ。気になるのは、閻魔様の頼みごと、ひいてはアタリの子のこと。


「……ねえ、おばあちゃん。大したことじゃないけど、聞きたいことがあって」

「なあに?」

「ちっちゃい子って、おむつつけてるのって何歳くらいまでかな?」


 アタリの子は、おむつつけてる年だ。いくつくらいなんだろう。


「そうねえ」


 おばあちゃんは首を傾げた。


「まあ3歳……早い子は3歳前かしら? でも3歳半くらいでも遅くはないわねえ、釈も豊ちゃんも、3歳ピッタリくらいからおむつに頼らなくなったけどお……」

「そっか、ありがとう」

「小さい子でも預かるのお?」

「いや、そういうわけじゃないけど、仕事みたいなことでちょっと、おむついる子は何歳くらいなんだろうって気になって」


 俺は適当に誤魔化した。そんなに嘘でもないと思う。

 アタリの子。大きくても3歳くらいなのか。

 俺達が見つけるかも、他の誰かが見つけるかも分からない。でも、会えたら、できるだけかわいがってあげようと思う。

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