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子々孫々まで祟りたい 〜転んで祠を壊しちゃったら怨霊が子々孫々まで祟りに来たけど「俺で末代」と言ったら怨霊が困り始めて子孫を残させようと奮闘しだした件について〜  作者: zingibercolor・種・がくじゅつてきあかげ
第9シーズン

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幸福だけを積み上げたい

 朝起きたら頭が痛い。明らかに二日酔いだ。千歳にあんな事言われてどうしようもなくなったからとはいえ、深酒するんじゃなかった。

 俺に髪しっぽを巻き付けて寝ている千歳(朝霧の忌み子のすがた)を起こすと、『あ、おはよう、昨日すごく飲んでたけど大丈夫か?』と目をこすりながら言われた。


「……な、なんとか平気」


 とっさに嘘をついたが、頭痛と気持ち悪さは普通にあるんだよなあ……朝ごはん、食べられるかなあ。


『たまにならいいけど、昨日みたいに飲むのはほどほどにしとけよ』

「うん……」

『お前は酒でも腹壊すんだからさあ』

「うん、ごめん……」


 千歳は心配顔だ。千歳に心配させるつもりじゃなかった、本当にごめん。

 千歳に心配させたくない。それに、俺は、もうすぐ死ぬなら千歳が楽しそうにしてる姿だけ見ていたい。

 ……今日から、空元気だけでも出そう。それで、残り少ない人生、千歳との幸せな思い出だけ作れるよう頑張ろう。

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