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子々孫々まで祟りたい 〜転んで祠を壊しちゃったら怨霊が子々孫々まで祟りに来たけど「俺で末代」と言ったら怨霊が困り始めて子孫を残させようと奮闘しだした件について〜  作者: zingibercolor・種・がくじゅつてきあかげ
26シーズン

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二人で一緒に育てたい

 千歳の気が変わらないうちにと思って、俺は翌日すぐ役所に行った。千歳とりゅーちゃんも一緒。平日昼間に動けるフルフレックス、万歳。

 千歳の性別が保留なので、案の定籍は入れられなかったけど、それならばと即パートナーシップ制度に申請して、俺は対外的には千歳の内縁の夫となった。後は弁護士さんに相談して、俺と千歳とりゅーちゃんの結び付きを強めるための取り決めなんかをしよう。

 俺はりゅーちゃんを抱き上げた。


「今日から、おじちゃんはりゅーちゃんのお父さんだよ」


 りゅーちゃんは不思議そうだった。


「おとーしゃん? おじちゃんが? おとーしゃん?」


 千歳が『ワシもりゅーちゃんの……』と言いかけ、はたと考える顔になった。


『ワシはどっちだ? お父ちゃん? お母ちゃん?』


 そ、その問題があったか!

 俺は困った。


「ど、どっちだろう……」

『うーん、お父ちゃん、お母ちゃん、お父ちゃん、お母ちゃん、お父ちゃん、お母ちゃん……』


 千歳は困り果てた顔でつぶやく。りゅーちゃんは千歳のつぶやきを聞いていたが、何かひらめいた顔になって「おとかちゃん!」と叫んだ。


『おとかちゃん?』


 きょとんとする千歳に、りゅーちゃんはいいことを思いついたとばかりに得意げに言った。


「ちーちゃんで、おとーちゃんで、おかーちゃんで、おとかちゃん!」


 な、なるほど!


「いい! それがいい、千歳。今日から千歳はりゅーちゃんのおとかちゃんだ」


 りゅーちゃんは「おとかちゃん!」と笑い、千歳も嬉しそうに笑った。


『おお、じゃワシはおとかちゃんな!』


 お父さんと、おとかちゃんか。そうだよりゅーちゃん、これからお父さんとおとかちゃんが、君の親だよ。

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