表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
子々孫々まで祟りたい 〜転んで祠を壊しちゃったら怨霊が子々孫々まで祟りに来たけど「俺で末代」と言ったら怨霊が困り始めて子孫を残させようと奮闘しだした件について〜  作者: zingibercolor・種・がくじゅつてきあかげ
26シーズン

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1103/1104

番外編 金谷千歳と三人暮らし

 和束ハルは、すぐお守りを作ってくれるそうだ。ワシと和束ハルでLINEでやり取りして、話のはずみでりゅーちゃんがお絵かき好きで絵がうまい事を話すと「それはちょっとまずいかもしれんわ……」と返事があった。


『え? 何がまずいんだ?』

「あのな、江戸くらいのうちの家系に霊力が強い絵師がいて、絵がとんでもなくうまかったんやけど、画力も霊力もあったから、たまに描いたものが具現化してな……」

『マジかよ!?』

「絵を描かせてやりたいなら、やっぱ霊力は別のもんで使わんとな。急ぐわ」


 和束ハルはマジで急いでくれて、なんと翌日に新しいお守りを持ってきてくれた。


「霊力を流せば流すほど守護力が強くなる術式や。これで霊力消費させればええ、攻撃じゃなくて防御に全振りなら警戒もされんやろ」

『ありがとう!』


 ワシは心からお礼を言い、和泉も感極まったようで深々と頭を下げて「ありがとうございます」と言った。りゅーちゃんは何だかよく分かってないみたいで首を傾げていたが、ワシは守護力のお守りをりゅーちゃんの首にかけてあげて言った。


『これで、りゅーちゃんはどこにでも行けるぞ!』

「どこ?」


 不思議そうな顔をするりゅーちゃん。和泉が嬉しそうに言った。


「いろんなところ遊びに行こうね、まずは駅前ショッピングモールでおもちゃ見て、好きなもの買って、お昼においしいの食べて、またいろんな物見に行こうか」

「おもちゃ!?」

『おっ、いいな! ショッピングモール、チビが好きそうなものいっぱいだしな!』


 和束ハルが笑った。


「これで普通に暮らせるやろ。まあ、普通に暮らすだけにしてはアホみたいに強い防御やけど」


 和泉が聞いた。


「防御って、具体的にどんな感じなんです?」

「まあ、害になるものは基本弾くわ。霊力の攻撃や物理的なケガはほとんど防げる。でも手術なんかで体切るのはできるようにしてある。大変なんやで、その辺の調整」

「じゃあ、私のお守りと似た感じです?」

「ほとんど同じやな、あんたの参考にしたから」

「そうなんですか、なら安心です」


 そう言うわけで和束ハルは帰って行って、ワシはりゅーちゃんが普通の暮らしできるようになって嬉しかったんだけど、和泉はふと顔を曇らせた。


「りゅーちゃん、これで、俺たち以外のところでも暮らせるようになっちゃったね……」

『それは……そうだな』


 りゅーちゃんの引き取り先は、まだ決まってない。でもりゅーちゃんの霊力の強さなら、どこでだって引っ張りだこ。りゅーちゃんは……いつまでうちにいてくれるんだろう?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ