番外編 金谷千歳とお守り
和束ハルが来て、りゅーちゃんの霊障を6時間抑えるお守りをくれた。将来的にはずっと霊障を抑えられる術式を作るつもりだけど、まだかかるそうだ。和束ハルは、ワシが抱っこしたりゅーちゃんの頭をなでながら言った。
「これ、絶対首にかけとくんやで、いい子やからな」
「こえなーに?」
「りゅーちゃんもみんなも守るお守りやで」
和泉が和束ハルに聞いた。
「りゅーちゃん、一生こういうお守りを身に着けないといけないんですかね?」
「いや、大人になれば、ところかまわず霊力まき散らすのは治まる思うで」
『でも、大人になるまで相当かかるぞ?』
まだ2歳なんだもん。
和束ハルは言った。
「保育園か幼稚園行くやろ? 次は8時間目指すわ」
和泉がお守りをいじって、「これ、霊力を抑える感じなんですか?」と聞いた。
「せやな、りゅーちゃんのは多いにもほどがあるから大変やけど」
「抑えるのは大変そうですから、霊力をなんかに消費させるとかできないですかね? りゅーちゃんの霊力を狙う人多そうだから、私みたいに守護力全振りのお守りとか」
「おっ、それや!」
和束ハルはポンと手を叩いた。
「防御に消費させればええ! 待っとき怨霊、次は恒久的に大丈夫なやつ作ってくるで」
『いいのか?』
「まかせとき」
和束ハルはドンと胸を叩いた。味方に回るとこんなに頼もしいんだな、こいつ……。




