閑話 いつだって仲良し
夜。りゅーちゃんを寝かしつけた、今日はこのあとの仕事なし。洗濯は昼間に片付けたし、あとはのんびりするだけ。
そういうわけで寝室からリビングに戻って、座椅子に座って一息ついていると、テーブルで組紐を作ってた千歳が聞いてきた。
『今日はもう予定ないか?』
「ない、のんびりできる」
『じゃあ、ちょっといいか?』
「ん? うん」
なんだろう?
千歳は組紐を片付け、そして俺に抱きついてきた。
『ぎゅーしろ!』
「えっ、はい」
千歳は俺の肩口に顔を擦り付けながら言った。
『りゅーちゃんがいるからずっと我慢してたけど! ワシだってお前に甘えたいんだからな!』
「そ、そうだったんだ……」
俺は千歳を抱きしめて、頭をなでた。
どうしよう、千歳が求めているのは甘えでありスキンシップなのは分かるが、最近千歳との仲良しがご無沙汰で、千歳にくっつかれるとそういう事をしたくなってしまう。でも、変に色気出して嫌われたくもないし……。
そう言うわけで、俺は千歳が抱きつくままにさせていた。千歳は、しばらく俺にすりすりしてから顔を上げた。
『うん、満足した』
「そっか、よかった」
『満足したからさ、今度はお前に甘えさせてやる』
「えっ」
『ほらほら』
千歳は膝立ちになり、なんと胸を俺の顔に押し当ててきた。俺の頭を抱く感じで、ふわふわぽよぽよが俺の頬に鼻に唇に当たる! いい匂いがする!!
「!? えっえっ……」
上から、千歳が微笑む気配がした。
『最後手でいいなら、付き合ってやれるぞ?どうする?』
「お、お願いしたいです……」
そういう訳で、俺たちは抱きしめ合い、久々に深くて長いキスをした。それから、りゅーちゃんを起こさないように細心の注意を払いながら、でもたっぷり仲良しをした。




