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子々孫々まで祟りたい 〜転んで祠を壊しちゃったら怨霊が子々孫々まで祟りに来たけど「俺で末代」と言ったら怨霊が困り始めて子孫を残させようと奮闘しだした件について〜  作者: zingibercolor・種・がくじゅつてきあかげ
26シーズン

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番外編 金谷千歳と買い物と2歳児

 りゅーちゃんを外に連れ出せない間は、ネットスーパーやUberで買い物してた。でもりゅーちゃんが3時間限定で人と触れ合えるようになったし、スーパーの方が生鮮食品たくさんあるし、星野さんにも会いたいしで、ワシはりゅーちゃんをスーパーの買物に連れ出そうと思った。暑いから、星野さんが車で迎えに来てくれるって。

 来てくれた星野さんは、りゅーちゃんを見て「あらあらまあまあ」と孫を持つおばあちゃんの顔になった。


「かわいい盛りじゃない!」

『うん。ほーら、星野おばちゃんにこんにちはしような』

「こんにちは!」


 りゅーちゃんはにぱっと笑った。人見知りしなくて助かる。


『でもさ、いろいろあってりゅーちゃんはまだ3時間しか人のいるところに出せないんだ、急いで買い物しないと』

「あらそうなの? 帰りも車で送るわよ?」

『本当? ありがとう!』


 りゅーちゃんは星野さんの黄色い車に「ぶーぶー!」とはしゃいで、スーパーでは見慣れない建物と見慣れない品々を見て「きゃー!」と大はしゃぎして。そうか、スーパーに来るのなんて初めてだよな、品物に手を出させないようにしなきゃ。

 ワシはりゅーちゃんの手をしっかり握り、言い聞かせた。


『スーパーでお買い物っていうのをするぞー、いろんな物がいっぱいあるけど、レジってところを通るまで食べちゃダメだぞ?』

「ええー?」


 りゅーちゃんは不服そうな顔をした。


『ダメだからな、食べちゃったらお巡りさんに捕まるぞ!』

「おまわりしゃん!? おまわりしゃんみゆ!」


 りゅーちゃんは大興奮。


『あっ、まずい注意の仕方しちゃった……』


 星野さんが苦笑した。


「スーパーの子供乗せられるカートに座らせとけば、そんなにあちこち行かないわよ」

『あちこちは行かないだろうけどさあ……』


 ワシが買おうとする物の周りの物が危ないよな……。

 いや、りゅーちゃんをブロックしながらかごに品物を入れるより、りゅーちゃんを誘導して買うものを取らせれば、りゅーちゃんは満足でワシも楽かも。りゅーちゃんをカートに乗せて、ワシは早速スーパーを回り始めた。


『ちーちゃんが買うものなら触っていいぞー、ちーちゃんはこれ買うぞー、これ取ってほしいなー』

「こえね!」


 りゅーちゃんはワシが指さしたブロッコリーを両手で抱え上げた。

 3人分の食事になったから、買うものが増えた。チビの食事は大人よりもカルシウムと鉄分がいるから、献立もより考えないといけないし……。

 でも、今の忙しい暮らしは嫌いじゃない。なんだかんだで、りゅーちゃんはかわいい。りゅーちゃんと遊んでやってる和泉を見るのも好き。いつまでりゅーちゃんが家にいるかわからないけど、なるべく長くいてくれるといいな。

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