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子々孫々まで祟りたい 〜転んで祠を壊しちゃったら怨霊が子々孫々まで祟りに来たけど「俺で末代」と言ったら怨霊が困り始めて子孫を残させようと奮闘しだした件について〜  作者: zingibercolor・種・がくじゅつてきあかげ
26シーズン

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ホッとしたけど油断できない

 今日は再発してないかの検査の結果を聞きに行く日。ドキドキしながら病院に行ったが、結論から言うと異常なしだった。CTも血液検査もOK!

 千歳も診察室に来て検査結果を聞いていたのだが、俺たちは思わず2人で手を取り合って喜んだ。


「やったよ!」

『やったな!』


 主治医の白髪交じりのお医者さんは微笑んで言った。


「白血球も、まだ少ないですが順調に回復していますね。でも、引き続き感染症には注意してください」

「はい!」


 そうか、やっぱり人混みではマスクが欠かせないな。

 久々に晴れやかな気持ちで病院を後にした。千歳はうきうきとステップを踏みそうな足どりである。


『今日お祝いな! ケーキ買おう! いいやつ!』

「いいねえ」


 駅ビルの食品フロアのケーキ屋で、オレンジとキャラメルのケーキを買う。評判のケーキ屋らしくて、割とお客が並んでた。

 帰ってお昼を食べて、仕事して、おやつに買ってきたケーキを2人で食べた。オレンジ風味のキャラメルムースの甘さと、チョコ味のスポンジのほろ苦さがたまらない。


「これおいしいねえ」

『いいの選んだなあ』


 食べ終わってから、さて仕事に戻ろうかとするとスマホが震えた。この震えはLINEだな。


「なんだろ?」

『あ、ワシにも来てる。あかりさんからだ』


 それは和束みやび事変の進展だった。吸血鬼軍団がコウモリを使って各地の運輸営業所に張り込み、和束美枝さんがAmazonその他で買ったものを受け取りに来ている人がいないか調べていること。吸血鬼軍団と俺のファンの連携で、荷物が来てる運輸営業所の全てに訪れている人物を、特定したこと。

 それはまだ10代の少女。霊的な攻撃手段を持った子かもしれないとのことで、まず吸血鬼軍団がその子を確保して、それから警察に連れてって事情を聞くとのこと。で、念のため、確保の場所に千歳と俺も来てほしいとのことだった。

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