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子々孫々まで祟りたい 〜転んで祠を壊しちゃったら怨霊が子々孫々まで祟りに来たけど「俺で末代」と言ったら怨霊が困り始めて子孫を残させようと奮闘しだした件について〜  作者: zingibercolor・種・がくじゅつてきあかげ
第25シーズン

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愛とも義務とも言えなくない

 ことが無事解決したので、俺はVRChatに入って、俺のファンに顛末を話した。


[そうか、うまく行ったか]

「教えてくれて本当に助かったよ」


 俺がそう言うと、俺のファンは微笑んだ。


[あなたは何も得していないのに、助かったと言ってくれるところが好きでファンになったんだ]

「そんなこと言われると照れるけども」

[しかし、その霊が西尾大和を守っていたのか]

「引きこもりだった人の霊らしいけど、やるべきことはちゃんとやれる人だよね」

[そうか、彼も得はないのに子供を守ったのだな]

「ましろくんって子も守るつもりらしいしね。いい人だよ」

[なるほど]


 俺のファンは首を傾げ、考え込むようにしていたが、やがて言った。


[彼のあの子たちに対する気持ちは、義務なのだろうか? それとも、愛なのだろうか?]


 あ、話がそこに来るのか。誰かを助けて最後まで面倒を見ること、それは義務感ゆえなのか愛ゆえなのか。

 義務はあるだろう。だけど、俺は義務だけとは思えない。なので、こう言った。


「義務がないとは言わないけど、やっぱり、愛だね」

[なるほど、少し学んだ]


 俺のファンは頷いた。


[私の今後に大いに役立ちそうだ。義務感があっても、そこに愛がないというわけではないのだな]

「そりゃそう。ていうか、切り分けられないことのほうが多い気がする」

[つまり、私が彼女に対して持つ気持ちは、義務感であり、愛?]

「そう思えるなら、そうだろうね」

[そうか……]


 俺のファンは納得したようだった。


[私が知る彼女については、義務感と愛を持ってあたることにするよ]

「そっか、頑張ってね。話せるときが来たら、どんな人か教えてほしいな」

[もちろん]


 俺のファンは笑った。

 彼(あるいは彼女)は危なっかしいところはあるものの、悪いことをする気持ちは持っていない。困っているというその女性について、できるだけ助けるだろう。俺のファンが、それを通じてやりがいを感じて、幸せを得てくれたらと思う。

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